2016/07/21
パワースポットで桃を買う
吉祥寺ハモニカ横丁。吉祥寺は癒されるパワースポット。(個人的に)
吉祥寺は10代のほとんどを過ごした町なので、故郷のようなもの。
用がなくても気づくとふらふらと行ってしまう。
今の拠点(弟Sんち)からは決して出やすくはないんだけど、買い物があると吉祥寺へ。
そしてやっぱり、買い物しやすい。完全に条件づけされている。
反対に、渋谷に行くとなんだか無駄にぐったり疲れる。
ハチ公前交差点は写真を撮る外国人観光客だらけでした。
とにかく白桃が食べられて嬉しかったです。これだけで今回の旅の目的は果たしたようなもの。
中央線沿線の方、桃を買うなら吉祥寺ですよw。
ハモニカ横丁わきの果物やさんが山梨の桃園から産直のを売ってます。ここのはほんとに安くて美味しかった!大きいのが4個で1000円とか。
東京滞在中のある日の夕飯。スーパー買い出しに行って弟ハウスで作った日。
しじみ味噌汁、鯵たたき、鮭、厚揚げ、ほくほくの山芋に青じそと梅。野菜売り場で野菜たちの美しさと安さに興奮して買いすぎる。
ミョウガもオクラもなすもピカピカだ!
山芋もシアトルで買うのより、水分が多くて食感がふんわり。そして安い。
京王ストアに毎週買い物に行きたい。
新宿ビックロにも観光客むけに「TAX FREE」の看板でてた。
四万六千日とホウズキ猫
東京滞在の最後、めたくそ暑い日曜日に浅草寺に行きました。
浅草駅を降りると、異常な人混み。
そして激混みの雷門には、さらになにやら人だかりが。
ををを!?
仁王門でみんなの注目を浴びているのは!
ほうずき猫…!!
ぴくりともにせずに仁王門に座りつづけてました。
周囲に飼い主らしき人もなし。なんなんだ君は。
とにかく混んでました。
コスプレっぽい不思議なコーディネートで浴衣を着ている若者が多かった。
まるで初詣のような人出!
なんとこの日はたまたま、「四万六千日」のほうずき市の日だったのでした。
この日に参拝すると四万六千日参拝したのと同じ功徳があるというのです。
一体誰がそんなことを言い出したんだ?
(ブリタニカ百科事典:引用)
もとは「千日詣り」といい,本来はこの日に参詣すると 1000日参詣したのと同じ功徳が得られるとされていたが,享保年間(1716~36)頃から 4万6000日参詣したのと同じ功徳があるとされ,「四万六千日」(しまんろくせんにち)と呼ぶようになった。
(ここまで)
だそうです。享保年間に1000日から46倍のインフレが起きたらしい。
年になおすと126年分です! 江戸時代の平均寿命からしたら人生2回分か!!
そしてなぜホウズキなのか。
巨大なホウズキも売ってました。でかい。これは一枝500円。
鉢植えは、たしか2500円均一でガラスの風鈴つき。
都内に家があったらうっかり買って帰るとこでしたが、さすがにホウズキは持って帰れない。
2016/07/19
チャイニーズ・イン・ギンザと高級レタス畑
銀座通りのシャネル。
壁がデジタル画面になっててメリー・ポピンズみたいなアニメーションの素敵ディスプレイ。
2年ぶりの東京でちょっと驚いたのは、もしかして日本の人口の7%くらいが中国人になったのかと思うくらいの、中国人観光客の多さ。
とくに夏休みの季節だったから格別だったのかもしれないけど、店でも駅でも街を歩いていても、ふっつーに中国語が聞こえてきてました。電車に乗ると同じ車両で必ず中国語会話が聞こえてきた。
友人Nちゃんによると、とくに銀座通りの四丁目から新橋寄りはチャイナタウンかと思うくらい中国人のほうが多いのが常態になっているのだそうで、大型観光バスで乗りつけた中国人観光客が道ばたにスーツケースを広げていたりするのを良くみるという。
東京でも京都でも、街の人はすっかりインバウンドに慣れたんだなあ、と思った。もちろん京都はもう筋金入りなのでしょうけど。
去年の外国人観光客入国数は前年比50%近い増加だったんですねー。日本人の出国数を上回ったのか!
松屋に併設のルイ・ヴィトンの素敵ビルの向かいはシャネルとブルガリ、斜向かいにはカルティエが建設中で、銀座通りはほんとにキラキラ度が増している。
チャイニーズ観光客にも何種類かいて、ハイブランドを完璧に着こなしてネイルもぴかぴかな銀座のお姉さんのような美女から、トトロのぬいぐるみを首にかけた少女たち、それから、大陸からだとひと目でわかる家族連れ。
とくに、ウキウキした感じの家族連れがたくさんいた。楽しそう。お母さんのファッションが特に、突拍子もなくて面白い。
ブルガリの隣りの伊東屋は、改装して文具売り場が減り、11階には畑ができていた!
個展をしていた版画家のNちゃんが案内してくれました。
フロア全体が水耕栽培の畑で、サラダ用の野菜たちが作られている。
上の階のレストランで一皿1500円とかのサラダに使われています。
世界一地価の高い畑かも。
遠いところに連れていかれるコーヒー
銀座の裏通りにある小さな珈琲屋さん。
いっぱし珈琲スノッブ気取りのうちの息子が、東京の喫茶店文化を紹介しているオサレ雑誌でみつけたらしく、行ってみたいというのでたずねてみました。
普通の豆のほかに10年寝かせた豆を焙煎した珈琲を出している。
10年もののエチオピアをたのんでみました。1,200円なり。
使い込んだ木のカウンターの中で、生まれてこのかた休むことなく珈琲を淹れ続けているかのような寡黙な珈琲職人さんが、黙って小さなネルドリップで淹れてくれる。
薄い磁器のシンプルなデミタスカップに入って出てくるこのコーヒーは。
なんだか本当にすごかった。
脳がどうかしていると思われると何だけど、見たことのないどこか遠くの土地の風景が見える気がした。
これは単なる間抜けなたとえではなくて、本当にリアルな体験として、眼の前に知らない風景が見えた気がした。
繊細さと複雑さ、すっきりした明るさ、といった風味が、完璧な音楽を聞いたりすごい風景を見たり、といったようなときに脳が受け取るものと似た体験を創りだしたのかも。
音を聞くと色が見えてしまうとか、味に音がついてくるとか、そういう「共感覚」というのとちょっとだけ似ているかもしれない、と思ったりしました。
この次東京に行ったらまた必ず行きたい。1,000円でトリップできるなんて安いものw
2016/07/18
まぐろの市場
東京滞在時、 愉快なラブリー広尾マダム、Mちゃんのご友人、Sさんの案内で、築地の場内を見学させていただきました。
築地正門前4時半集合。蔵前に泊まっていたので4時発。日本の夏って4時前にはもう明るいのよね。
ばばーん!市場前です。長靴必要とのことで、Mちゃんにかっこいいレインブーツまで貸してもらった。至れりつくせり。
なんと、これが吉野家の歴史ある第1号店だそうです!
パイクプレイスマーケットにあるスタバ1号店よりオーセンティック。
とっても昭和な珈琲店で朝食。60代くらいのきりっとした素敵なママさんが切り盛りしていて、カウンターの中も外もピカピカでした。
ほかにも素敵すぎる店がたくさん。後日ゆっくり行こうと思っていて結局行けなかったのが残念。
そして場内へ。魚が詰まった発泡スチロール製の箱でいっぱい。
狭い通路をターレーという運搬カートがすごい勢いで行き来しているので、フラフラ歩いているとものすごく危ない。みんなキビキビと仕事をしていて、『スターウォーズ』の反乱軍の基地みたいでした。
穴子さんたちがいた!
今年の11月には市場がついに豊洲に移転してしまうので、築地市場はこれが見納めです(悲)。場外市場はここに残るそうだけど。
イチロー似のまぐろ屋さん。
この1ブロックで数十万円なり?
ヤバい長刀。
寡黙なプロフェッショナルの魚屋さんたちがテキパキとビジネスをしている市場を見て、息子はfeel humble と言ってました。
まずは生まぐろのセリをそっと見学。
生なのは、近海で水揚げされたぴちぴちのマグロたち。
なにマグロかは聞いたのに忘れた。
生マグロたちも捕れたてマグロではありますが、遠洋の船の上で捕れたら即冷凍加工されてカチンカチンになったまま日本へ運ばれる冷凍マグロのほうが、新鮮さではむしろ優るのだそうです。
その冷凍マグロたち。築地の主役。
尾っぽのところが少しめくってある。ここの脂の乗り方を見て、プロは数秒でマグロの値段を決める。
この鈎つき器具はマグロのプロ専用用具。
マグロの種類によりセリもいくつかに分かれている。複雑なサインランゲージと符丁だけで右から左にあっという間に売買成立、ビジネスが終了。
とほうもない数のマグロ。これがたったの1日分。
マグロ1本お買い上げ。
大事なマグロは、傷にならないように大切に荷車で引かれていきます。
凍ったままのマグロを切断する職人さん。ちょっと間違ったら指がなくなってしまう危険な仕事。ホンキのねじり鉢巻!
マグロを取り巻く環境も変わっていますが、築地のなかにもサステイナブルなマグロ漁を推進する人々がいるそうです。
マダムMちゃん、Sさん、どうもありがとう〜!
セリを見終わってもまだ7時とか8時とか。この後帰って寝直したのはいうまでもない。
築地の駅ですれ違った、買い出しのおじさま。板前さんか、寿司屋さんに魚を降ろす魚屋さんか。
長靴とバスケットがかっこええ。
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