もしかしたらこの国って、内戦が始まっているのかもしれない。
ポートランドに大統領令で連邦の兵が投入されて、迷彩服の兵隊がいきなり市民を拘束して連行しているというニュースを見て、背筋が寒くなりました。
Twitterに投稿された動画はこちら。
どこの組織なのか説明もなしに拘束して、ごく普通の車に押し込まれて連れ去られるので、これが本当の軍なのか、それとも私兵なのかもわからないという恐ろしさ。
ニューヨーク・タイムズの記事によると、連邦の資産をプロテスターから守るという名目で国境警備隊やTSAなどが動員されているらしいです。
市長も知事も、こういうやり方は対立をエスカレートさせるだけだから連邦に手を引いてほしいと言っています。ワシントン・ポストの記事にもタイムラインの動画がありました。
トランプはこのところ着実に支持率を下げていて、かなりのデスパレートなモードになっている。コロナ禍の失策から注意をそらすためにこのあたりで、「法と秩序」を守る強いリーダーという印象を支持層に印象づけておきたい、骨の髄までリベラルなポートランドに自分の支持者はほとんどいないので、ここの騒乱がどんなにエスカレートして収拾がつかなくなっても知ったことではないのでしょう。
支持率がいくら下がったといっても、共和党支持者の中ではまだ過半数に支持されてるわけです。
国の危機の真っ最中に政治家の多くが選挙の対策しか考えられないというのは本当にディストピアSFの上をいくプロットです。
トランプが11月に勝っても負けても、そのあとに相当ひどい混乱が待っているのは必至。
…というくらいは感じていたけれど、今日のニュースを見て、もしかしたらその前にもっとびっくりするようなことが起きてしまうのかもしれないなんて考えてしまいました。
トランプが選挙に負けたら、はしごを外されたコアな支持者がおとなしく引き下がるとも思えないので、ほんとに一部で内戦みたいなことが始まる可能性もあるのかもしれません。
コロナの感染者も死者もまだ、日本とは桁違いの勢いで増え続けてます。
テキサスでは死体安置所がいっぱいになりそうなので急遽新しい冷蔵トラックを追加しているというニュースもありました。
こちらはMediumの記事で、「アメリカのパスポートで、現在ビザなしで入国できる国」をビジュアル化した地図。タンザニアとトルコと、カリブ海の島国くらいですって。
わたしは日本国民なので日本に帰ろうと思えば入れてくれるわけですが、東京で感染者が増えていて(でもアメリカとは桁が二つ違うのですが)、ほかの地域からは都民は現在バイキン扱いされているという話を聞いて、アメリカから入国して東京に滞在するんじゃ、国内どこにも行けないよなー、と思いました。
もうもとの世界には戻れないのですねー。毎朝目覚めるたびに、わたしの知らない世界になっている。
青じそが順調に育ってくれたので、ごま油とにんにく醤油とラー油のピリ辛漬けをつくりました。CTちゃんが教えてくれたレシピ。