2017/12/13
天気のせいじゃありませんでした。
師走ですねえ。
暗くてやる気がでねえ!と叫んだら、先週はずっと雲ひとつない快晴だった…。
しかし、だからはかどったかというと…。もうしわけございません。天気のせいじゃありませんでした。
日が暮れるのが早いです。午後2時を過ぎればもう夕方の気配。
この上の写真は午後3時半くらいです。イーストサイド某所。水はワシントン湖。
シアトルにきて8年以上たつのに、まだこの冬の日暮れの早いことには毎年びっくりしちゃう。冬時間だととくに。
夜の「レッドスクエア」とスザロ図書館。 これで5時半頃だよー!
てくてくと、期末レポートを提出にいってまいりました。
なんかTAが80人以上をひとりで担当しててそれは気の毒なんだけど、アサインメントのグレードをなっかなか返してくれなくて、ちょっとイラッときておった。
でもそれより1200ワードのペーパーを書くのに死ぬほど時間がかかる自分の能なしさ加減がもっと無念。
もうひとつの試験のほうが点数配分も高いし単位数も多いのでもっと時間を投資すべきなんだけど。
でもそうやって冷静に計算どおりに動けるようなら今頃こんなところでのこのこ学校に行ったりしていないのだった。
「アメリカの60年代」は試験のみ。
シラバスをよく見たら、中間試験の2倍の配点だった(号泣)。当然多いのよね、範囲も。
講義ノートが役に立たんし!
センテンスの途中で書くの止めるな!と自分に言いたい。
「このために:」「この結果影響を受けたのは:」で止めるなよ!
ジョンソン大統領の似顔絵だけはちょっと良く出来てた気がする。しかし役にたたーん。
高校生か!
試験は木曜朝です。落第しないように、念を送ってくださいね。
2017/12/11
日本人初のハリウッド大スター
今回のソイソース「たてもの物語」は、シアトル・ダウンタウンのバナリパを紹介してます。
写真は夏に撮ったもので、季節感がなくてすみません。
ソイソース、Issuuを使ってオンラインでも見やすくなってます。
よろしければぜひご覧くださいませ。
コラムで紹介しているとおり、このビル、「ザ・コロシアム・シアター」というサイレント映画時代の豪華絢爛な映画館だったのですが、1916年1月のオープニングを飾ったのは、セシル・B・デミル監督の『The Cheat』。
早川雪洲が悪役の日本人を演じて大人気スターになった映画で、サイレント映画の傑作といわれてるそうです。
愛人にしようとした白人女性に、自分の所有物というしるしに焼きゴテをあてるという、もう実に悪辣で残虐非道な金持ちの役です。
しかもその焼きごてが「鳥居」のマーク!(「トリ」という謎のファミリーネームで、どうやら鳥居が家紋らしい)
白人の財産や女性を食い物にする黄色人種という、20世紀初頭の人種偏見をそのまんま反映したステレオタイプなキャラクターだったのですが(ユダヤ人のステレオタイプでもありますよね)、このクールなマスクとセクシーさが白人女性の間で人気爆発、ルドルフ・ヴァレンティノと並ぶエキゾチックな大スターになったそうです。(バイ・ウィキペディア情報)
ちょうど、アジア人の移住を実質禁止する移民法が制定されていく頃だというのは皮肉ですが、とにかくものすごい人気で、アメリカ中でセッシュウ・ハヤカワを知らない人はいないくらいの勢いだったらしい。
雪洲が出る映画は、白人女性のファンはそわそわとおめかしして観に行ったという話もあります。
ちょっと気味悪いけどエロっぽくて目が離せない感じは、『パイレーツ・オブ・カリビアン』のジョニデみたいな存在だったのかしら?ちょっと違うか。
むしろアニメの美形悪役キャラのようでもある!
イロモノぎりぎりの色男。
やばい人。異世界の人。というアンタッチャブルな存在だから、ますますゾクゾクしたのかも。
早川雪洲って名前くらいはさすがに聞いたことあったけど、どんな人だか、ほとんど知らなかった。
20世紀初頭にこんな超弩級の日本人スターがいたんですねー。実生活の女性問題でもいろいろ大変だったみたいですが。
アメリカ映画界を追われてパリに移住するきっかけになったのが、白人女優との間の不倫で子どもができたことだったというのがなんともいえん。
後年、パリに移住し、長いブランクのあと『戦場にかける橋』に出演したときにはハリウッドの大御所たちが大歓迎したんだとか。
雪州は1907年にシアトルからアメリカに入国してるんですね。シアトルってなにげに、アジアからの移民にとっては太平洋の玄関だったのね。
2017/12/08
邪悪なようで役に立つケモノを手に入れる
寒そうな空だと思って外に出たら、霜がおりてました。
朝早く外に出る習慣のないぐうたらな生活をしているので、いつから霜が降っているのか知らない。
ところで! この間大学のブックストアのレジのところで見つけたこの子!
99セントでした。
一見すると、まるで天使がラッパを吹くと封印が解かれて地の底から出てくる黙示録のケモノのちょっと残念な親戚みたいな、邪悪なんだか間抜けなんだかわからない生きもの(長い)のようですが、実は、とても役に立つ子なんです!
ほらっ!
この間から、ちょっとこうやってデンワを傾けておいておくための簡単でコンパクトなグッズがないかな。とずっと探していたんですよ。
ただ問題はこの子をいつも持って歩くのかってことだ…。
「簡単でコンパクト」ではあるんだが…。
2017/12/07
快晴と10ミリオン
快晴です!
昨日も今日も、雲ひとつない空。
シアトルに住むまで、日の光がこんなに大事なものだと実感したことはなかったです。
とくにハワイ生活では、日よけのことばかり考えていたなあ。
何日もじめじめした曇りと雨が続いたあとでスカッと晴れた朝、久しぶりにさえぎるもののないストレートな日光を浴びると、映画『Wall-E』で、Wall-Eちゃんが日光でチャージして生き返るシーンを思い浮かべて、マックの再起動音が頭のなかに響きます。いい映画だったなあー。
太陽光パワーすごい。ビタミンDかなにかが知らないけど、何かができてる気がする。
今日はタコマ山AKAレーニア山も見えてました。
「アメリカの60年代」のクラスは右のレンガの建物、Mary Gates Hallというところに行ってました。
古いビルだけど改装されてまんなかが吹き抜けのスペースになってて、けっこう快適でした。
メアリー・ゲイツさんは、ビル・ゲイツさんのお母さん。
ワシントン大学の卒業生で、長年理事をつとめていたんだそうです。メアリーさんが亡くなったあとでゲイツ家から大学に10ミリオンの寄付を受けたのを記念して、この建物に名前をつけたそうです。
さらっと10億円。
ちなみにロースクールの建物はビルさんのお父さんの名前がついてます。お父さんもここのロースクールの卒業生で、やっぱり長年理事だったそうです。
やっぱりシアトルでは、ゲイツ家の存在って大きいですねー。
今日で秋学期の授業は最後!
ほんとに早いなあ。あっという間だったー。あらゆる意味でついてけてない。
あとはペーパーと期末試験。
しかし快晴だからといってやる気は出ないのだった。いかーん。
明日からほんとうに心を入れ替えよう。明日から。
そして町はすっかりクリスマス仕様ですっかり舞い上がっていやがるのである。
2017/12/05
天然こけダマと、たぶん迷惑なクリスマスプレゼント
きのう、辛気くさい天気の中散歩に出たら、近所の家の郵便受けの屋根に、こんなラブリーな天然の苔玉ができてました。直径は3センチくらい。
苔玉って一時期流行ったけど、室内でキレイに保つのはなかなか大変そうです。
シアトル近辺なら頼まなくても自然にできちゃうのねー。ぽこぽこしてて可愛い。
動き出しそう。
これは植えたものじゃなくて勝手に生えてきたものだと思う。
そしてBartell Drugsに行ったらこんなものが……。
「キャットボンネット」。
「Cats Love It!」って、うそこけ。
でもちょっと試してみたい…。
「うちの猫はラブしませんでした」っていったら返金に応じてくれるのだろうか。しかしその前にボロボロにされそうである。
東京都に猫3匹とお住いのにゃおみちゃんに無理やり送りつけてみようかと、2分くらいちょっと悩んだけど、やめておきました。
誰か試してみた人がいたら、Cats Love it だったかどうか教えてねー。
2017/12/03
今週のトレーダージョーズさん:エコバッグ最高傑作
今日は雨月夜。パラパラ音をたてて降ってるのに、雲の切れ間から月がときどき見えてます。
ファイナルの週だというのに、何もすすまない。脳みその半分くらいが活動をやめてしまった気がします。いや単にそれがデフォルトなのか最初から。
ところでこちらはTrader Joe's さんの新作エコバッグです。
エコバッグはもう売るほどあるんだけど、これはちょっと見逃すわけにはまいりませんでした。
蛍光ピンクのティーポットと、メガネザル?
いつものヴィクトリア朝イラストを使った妙なチラシをそのままバッグにしたようですね。これほど意味不明なデザインのバッグはあまり過去にも例がありません。
いままでのトレーダージョーズさんのバッグの中で、わたし的には最高傑作です。
反対側はコーンの缶詰つきのユニコーン。
なんといっても頭にスプーンを飾っている女性がいけてます。
カラーも完璧です。
底まで!「ケチャップって読むんだよ」と謎の猫が解説している。
トレジョバッグのコレクターはお早めに!99セントですよ。
トレジョが近くにない、しかしどうしてもこれが震えるほどほしいという方はメールください。先着3名様ね。
2017/12/02
教室でもの食うひとびと
もう12月ですってよ、奥様!なんということでしょう。
ということはあと1週間で今学期の授業はおわり。期末ペーパーの提出カウントダウン。
ひゃー早い!
しかしやる気がありません!
なんか暗いのよ、毎日暗いの。太陽が出ない。だってお昼からこんな↑ですよ。4時半にはもうどんより暗くなってるし。旅に出たい。砂漠とかに行きたい。
ところで私は日本の大学に行ったことがないんだけど、日本の大学生も授業中に出たり入ったり、ものを食べたり飲んだりするんでしょうか?
以前の夜間のクラスではそんなに目につかなかったんだけど、この昼間の2クラスではなんかよく出入りする人とか、食べてる人が多い。
ほぼ2時間ノンストップのクラスなので、途中で立ってトイレに行って帰ってくる人がいるのはまあ全然普通なんだけど、授業の途中、あと20分くらいのところとかでガサガサと荷物をまとめて帰ってしまう人がけっこういるのにはちょっと驚いた。
そして帰ってしまうのはほとんどがシニアの聴講生ではない、正規学生の子たち。
教授も全然気にせず授業を続けるのね。
息子に聴いてみたら他のクラスもだいたいそうだって。
「Yeah、みんな忙しいんだよ」
ってそういうものなのか?
前学期のクラスは超少人数だったのでそういうわけにはいかなかったし、夜間プログラムの人たちはそんなにワラワラ帰ってしまうことはなかったな。全体に人数少なかったからかな。
そしてみな、いろんなものを食べている。
前にとっていた夕方6時からの人類学の講義のときは、仕事からまっすぐ来て、夕ご飯をがっつり食べながら授業を聞いてる人も何人かいた。
今回の60年代歴史のクラスは、お昼すぎからなのでみんな満腹なのかそんなにもりもり食べてる人はあまりいないけど、一番まえの席の男の子は、ジップロックに入れたニンジンをぽりぽりかじりながら講義を聞いてたし、先週はすぐ前の列の男の子がCHOBANIのヨーグルトをおもむろに取り出し、フタをはがすと、フタのウラについていたヨーグルトを綺麗に舐めた。
思わず一部始終を観察してしまった。今週の月曜日にもこの子は席につくやいなや、CHOBANIをしかも2個(いちご味とブルーベリー味)取り出し、フェミニズムについての授業を聴きながらフタのウラをじっくりとなめていた。
となりの席の女の子がチラっと何度か見てたけど、まああまり誰も気にしない。
わたしの教室おやつはコレです。こないだ、とあるマーケットでみつけた小さいタッパーウェア。この色がラブリーでしょ。
タッパーウェアはやっぱりプラスチック容器のなかでは一番かわいいな。
ちょっと小さいんだけどおやつ入れにしてます。
なかみはココナツとペカンナッツ、チョコレートすこし。
トレジョのココナツストリップはおいしいよ!
わたくしとオフィスで仕事をした人はみんな知ってますね、わたくしが一日中ぽりぽりなにか食べていることを。たいてい隣に座った人には笑われるのです。
これはですね、単に集中力が続かないからなんです。何か口にいれてないと脳がだんだんスローダウンしてきて、ついに動かなくなるのですね。
同僚だった皆さんには絶対信じてもらえないんだけど、家でひとりで仕事しているときは、静まり返ったオフィスで人と机を並べて仕事をしているときほどものを食べないのよ。たぶん、しじゅう立ったり座ったり踊ったり、台所で片付けものをしてみたり、ねこの毛を漉いてみたり、好きなだけウロウロしているから。要するに集中してないってことですね。
登録:
投稿 (Atom)