イエローストーン国立公園の、「Old Faithful Inn」。間欠泉のOld Faithfulの目の前に、ビジターセンターと並んで建っている。
1903年建造、世界で一番大きな丸太の建造物なのだそうです。
アメリカの国立公園内の建物が大きいのは、最初からだったんですね。
2階にはこういう展望台があって、Old Faithfulが眺められるようになってます。奥のほうの煙が上がってるところがオールド・フェイスフル。
ここは宿泊者じゃなくても、誰でも早いもの勝ちで座って鑑賞できます。「湯柱」が出てくる予定の時間になると、もちろん満席。ここでもみんな30分以上前から辛抱強く待ってます。
ロビーは吹き抜けになっていて、なんというか、バイキングの城みたいな、指輪物語に出てきそうな壮大な雰囲気。
石組みの暖炉も木材もこの近辺で調達して建てたものだそうです。
この正面扉も建設当時からのオリジナルのもの。
内側はこんな仕様。
この正面玄関には60代のラテン系おじさんがウェルカム係として立っていて、楽しそうにいろいろウンチクを披露してくれました。 夏の間3ヶ月、若者たちに混じって合宿のようにしてここで働いて、冬はメキシコで過ごすのだといってました。
このオールド・フェイスフル・インは丸太造りとはいえ、ちょっとしたホテル並みのお値段です。普通の部屋でも250ドルとかで、スイートは500ドル以上。それでもシーズン前にもう予約は一杯です。
このほかにもイエローストーン公園の中に、公園内ですよ!9軒も大型ロッジがあって、どこもかなり一杯。
わたしたちはこの時、公園のすぐ外に1泊、公園内のキャンプ場でテントを張って1泊、それから公園内の湖のそばのロッジに1泊しました。
最終日に泊まった公園内のロッジは2012年夏のこの時で150ドルくらいだったと思う。ホリデイ・インみたいな感じの別にとりたてて面白くもなく愛想もないけれど広くて清潔な部屋で、シャワーも水洗トイレもごく普通にアメリカンでした。さすがにバスタブはなかったけど。
公園内にはあちこちにギフトショップやスーパーマーケット並みの大きさのピカピカの日用品店、さらには大型アウトドア用品店もあり、キャンプ用品を一切持ってこなくても多分ここですべて揃えられそうな感じ。
この上の写真のブックストアは中でも一番小さくて、アウトドア感が漂っていて、唯一ほっとできたストアでした。ほかの店やレストランはとにかくみんなアメリカンサイズで、郊外のショッピングモールにいるような気がしてきます。
体育館サイズのギフトショップとバーガーショップ。
せっかくアメリカに住んでる以上、イエローストーンには一度は行っておこうかなと思って息子が高校生のうちに連れてったのですけど、ホテルやショップの多さに驚いてしまって、感動はいまいちでした。
春先とか冬季とか、シーズンオフに行ける機会あれば行ってみたいけど、夏場にもう一度行きたいとは思わない。
帰りはグランドティトンを抜けてジャクソンホールに出たのですが、グランドティトンのほうが広々してて、人や建物も少なくて、「ああやっと天然の場所に来た」という気がしました。
この写真ではよくわかりませんが、目の前に迫ってくるギザギザの山が迫力でした。
イエローストーン国立公園は四国の半分の大きさだそうです。とにかく公園といっても車で一周するだけで一日かかるくらい広いので、スケール感は途方もなかったです。