サンディエゴのダウンタウンからクルマで30分ほど南に行くと、メキシコ国境です。
国境のすぐ手前に、トラムの駅があります。このトラムは前回サンディエゴに行ったときに乗りました。トラムだと1時間弱でダウンタウンから国境に着くようです。ほんとに通勤圏ですね。
国境の向こう側の町、ティファナにちょっとだけ行ってみました。
ホテルのシャトルドライバーのお兄ちゃんの「クルマだと帰ってくるのに国境で3時間くらいかかるから、絶対歩いて行ったほうが良いよ。徒歩なら20分くらいで帰ってこれるよ」という口コミに従い、レンタカーは国境近くのパーキングに停めて、徒歩で国境横断をしました。
でもこのお兄ちゃん、あのリトルイタリーのPhilipsをすげーうめー店だと勧めた前科があったんでした。
ちょっと割り引いて聞けば良かった、ていうか情報源それだけだったわたしこそどうかと思いますが、いずれにしても後で大変なことになるのでした。
国境近くには同じように徒歩で国境越えする人のためにパーキングがたくさんあります。
料金は8時間まで7ドルとか、そのくらい。私は都合4時間くらい停めて、6ドル支払いました。
駐車場のおっちゃんに「メキシコどっち?」と聞くと、「あの横断舗道をわたって、マクドナルドの後ろ」という答え。
そしてマクドナルドの後ろに、ほんとにメヒコへの道が、ありました。
「メキシコこっち」の看板に従って歩くこと1分。
じゃーん!ここがメキシコ入り口だ!
国境というよりは、駅の改札口のよう。この先、狭いコンクリートの通路をちょっと行くと、紺色の服を来た女性の係員が立っていて、それが国境のすべて。
改札と違うところは、出口に自動小銃を持った兵隊さん2人が立っていることだけ。
パスポートのチェックも所持品検査も一切なんにもなし。
切符も定期もスイカも見せないで良いぶん、改札を通るのよりも簡単!
じゃーん!そしてこれが(右上の派手な電話番号の看板の下から人が出て来ているところ)、国境出口。メキシコへの入り口です。
このでっかい派手な看板がベタベタ貼ってあるところといい、まるで新大久保あたりの改札出口のよう。
ここにも自動小銃を持った兵隊さんが背中を向けて立ってますが、まったく緊迫感はなし。
底抜けにウェルカムな国境でした。 同じ壁なのに、米国に戻る時とは大違い。
あまりに簡単だったので、この出口を出て階段を降りてもまだ状況がつかめず、この先に何かチェックポイントがあるのかと思ってしまいました。
入国時にパスポートをチェックしないので、万が一忘れたりして来ようものなら米国に簡単に戻れなくなってしまいます(怖)。
こちらは歩道橋から見た、メキシコから米国に戻るクルマの列。
待っているクルマ相手に、飲み物やスナックから毛布までいろいろなものを売って歩く売り子さんが炎天下の中商売をしてました。
つづく。