今年は少し風邪気味だったのでお正月はのんびり過ごしてしまったのですが、お天気が良かったらまた去年同様、レーニア山に行ってみようかなと思っていました。
写真は去年の元日のもの。
去年の元旦は山麓まで行ったのですが、車にタイヤ用チェーンを装備していなかったので国立公園の入り口で追い返されてしまい、仕方なく河原で遊んで帰ってきたのでした。悔しかったのですぐにチェーンを買いに行ったものの、まだ一度も使い道がなくて、箱から出していません。
1日2日はろくにネットのニュースもチェックしないでいたら、そのレーニア山国立公園で、元旦に悲惨な事件が起こっていました。
ちょうど1年前にわたしたちが追い返されたチェーン装着のチェックポイントで、公園のレンジャーが射殺されたというのです。
シアトル・タイムスによると、犯人は大晦日のパーティで銃を乱射し、4人に怪我を負わせて逃走し、元日の未明に国立公園のチェックポイントを車で突破、その先の道をブロックしていた車に発砲して、車に乗っていたレンジャーが撃たれて亡くなりました。
犯人は車から公園の深い雪の中に徒歩で逃走して、翌日、Tシャツとジーンズ姿で川にはまって凍死しているのが発見されたそうです。
撃たれて亡くなったレンジャーは34歳の女性で、小さな子ども2人のいるお母さん。
犯人の方も24歳の、小さな子どものお父さんでした。この犯人はイラクに派遣されていた元陸軍兵士で、一説ではPTSDに罹っていたともいう、本当にやりきれない事件です。
みんなが平和と静けさを求めて行く山の上で公園のレンジャーが撃たれて亡くなるというのはさすがにアメリカでもショッキングな話で、元日の全国ニュースになっていたようです。自分が行こうと思っていた日に同じ場所でそんな事件が起こっていたのはショックでした。
PTSDであったかどうかは早速議論になっているようですが、どちらにしても犯人は精神的に不安定で自殺傾向があり、自宅に銃やナイフをいくつも所持していたのは事実。
アメリカが相変わらず銃の国だということを新年早々に再確認させられるニュースでした。
交差点で停まっている隣の車にも、かなりの確率で銃が積まれている国なんですよね。