2016/10/12

ハッピーアワー

先週の木曜日。
ベルビューのMonsoonのハッピーアワー。

烈しく仕事をしながらも食べることに飽くなき情熱を傾け、探求してやまない、バイタリティあふれる女傑のみなさま3名と、ひさしぶりのお茶会。

話題はやはり、猫。そして食べものの方面へ。舞踏家薫さんに、水キムチっていうのを教えてもらった!
発酵食品はやはり時代を制しているようです。 


このモンスーン、何年か前にSeattle Restaurant Weekのときにランチで行ったら1時間も待たされて、もう2度と行かんと思ったのだけど、ハッピーアワーのサービスはとても行き届いておりました。

隣のテーブルに、一人で来て、本を読みながら手羽の唐揚げをつまみにワインを飲んでいる女性がいた。酒飲みはかっこいいな。ハッピーアワーに一人できてお茶と唐揚げ。では致命的に間がぬけてしまうのよね。

手前はディープフライの大根ケーキ。

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2016/10/07

使って喜ばれる鎌


だんだんとジャングル化が進みつつある、うちのリビング/仕事場。

日あたりのよい場所はすべて植物に占領されてしまった。しかも、いざという時にも食べられないものばっかり!!(アロエをのぞく)。

ミントとかタイムとか、ローズマリーとかラベンダーとか、近所の家ではわさわさとヤブになっているものがなぜかうちの窓辺やベランダでは育たない。

ゴムの木は、この夏、うちの息子が、バラードにあった知り合いのショウルームが閉店する時にもらってきたもの。

最初は自分の部屋に置いていたのに、出張でちょっと留守にして帰ってきたら、わたしの机の横に勝手に移転していた!おい!

横に張り出していた枝があまりにも邪魔なので切断しようと、CTちゃんに「ノコギリ貸して」と頼んだら貸してくれたのが、これ。


最高級小鎌。

…これは……ノコギリではなく、草刈り鎌では…?

ちょっと大変だったけど、なんとかこれで切断に成功しました。



メイド・イン・ジャパンの味わい深い鎌は、CTちゃんが富山の実家から持って帰ってきたのかと思ったら、ホーム・デポでお求めだったそうです。

 ところで

「使って喜ばれる」

というコピーの主体はだれなのか。ゴムの木には喜んでいただけたのか。
いまのところは元気そうです。
命名、ガルダちゃん。インドだから。

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2016/10/06

ファンの仕業


Seahawks 、Ramsに負けたけど、そのあとは気持ち良く勝ってますね。最初のゲームでウィルソン君が負傷した時にはひーこれで今シーズンは終わりか!と一瞬思ってしまいましたが。(最初の試合は苦しかった!)

近所を歩いてたら、こんな消火栓が! 
だれかがシーホークスカラーに勝手に塗っちゃってますよ!
この消火栓の半径20メートルくらいにでっかい「12」の旗を出している家があるので誰がやったかバレバレなんだけど。

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2016/10/05

わたしの欲望タワー


平和に散歩をしていたら、突然ガンをつけられた。

なぜにそんなところに座っておられたのか、まるでフクロウのように眼光するどい方である。そしてやにわに、
わたしの頭を掻け
と想念で命令されたので、素直に従いました。あーこわいこわい。

ところで先日、メルマガのデジタルクリエイターズとぽんず単語帳のほうに「Desire」と「Greed」についての記事を書きました。

「Desire」をうまく感じの良い、ポジティブなニュアンスの日本語に訳せないなあ、と思っていたのと、そういえばdesireとgreedの違いっていったいなんだっけ?とつらつら考えながら散歩をしていたら、あの『ウォール街』のゲッコーの「Greedは正しいんだ!」という演説を思い出したというわけです。


(マイケル・ダグラス、若い!このとき43歳。)

ゲッコー氏に共感する人がこの国にはとても多いんですよー。

結局「デザイア」と「グリード」の違いは、そこにリソースを取り合う人がいるかいないか、ということにつきる、とも思ってそう書いたたんだけど、もいっかいよく考えてみると、相手がなくても、greedになることはあるね。


 食べても食べても満たされないとか。
いくら財宝を積んでも幸せにならないとか。

 「これでよし」というラインが崩壊しているときがgreedになってるといえるのだろうか。

でも必要かどうかは主観なので、greed(強欲)なのかdesire(熱望)なのかは結局見方の問題ということでしょうね。

結局は、誰か(自分を含む)を傷つけたり、害になってるかどうかで呼び方が違うということでしょうか。

それも主観と立場によって違うけどねー。




ところでこちらは、6月〜7月に日本に帰ったときに買ってスーツケースに詰めて持って帰って来た本のタワーです。
このほかにキンドル版でも10冊くらい(コミック含む)。

本は10冊までにしよう。とか、行く前には思ってるのに、東京で書店を見つけるとふらふらと引き寄せられ、必ずそこには1冊か2冊の書籍が
あなたとここでめぐり会ったのは運命!」とか「わたしを読むとあなたの人生は変わる!」とわたしに話しかけている。とくに古本屋はやばい。

「そうですか、こんなところで待っていてくださったとは(感涙)」と、すぐ話にのせられてしまう人。



そしてこちらは、先週土曜日、ベルビューの日本語学校PTAが開催してる大古本市で購入したタワー。

仕事がけっこうテンパッていたのだけど、寄付したい本もエコバッグに1袋くらいあったので無理やり時間を作って橋をわたって(湖のむこう岸で開催なので家から20分くらい)開始時間の11時ちょうどに行ったら、なんと入り口に4重のとぐろをまいた行列ができていた!

全長100メートルはある(推定)行列でしたよ!当たり前だけど日本人ばっかり!
ふだんシアトルでは日本の人にあまり会わないので、こんなに大量の日本人が一堂に会しているのを見るのはちょっと新鮮だった。

ここの古本市は本当に量・質とも誠にすばらしい。日本でもこんなイベントにはめったにおめにかかれないですよ。

 今回は、夏に買った本が机の近くに積んであるのがいちおう気にはなっているので、コミックが何冊か買えればいいや、という心づもりでした。んが、やはり欲が出て、つい文庫本やハードカバーの箱もチェックしてしまう。これはgreedでしょうか。

値段が値段なのでもう目についたら即お買上げ。
で、戦果はマンガ18冊、それ以外の本11冊、雑誌3冊。


戦果のマンガその他。すべて美品!これがすべて1冊50セントから1ドルでした。

すばらしい。日本語学校PTA様、ありがとうございます。
なるべく次回までにすべて読み切って、また寄付したいと思います。

「ダーリンもの」の元祖『ダーリンは外国人』も、初めてちゃんと読んだ!面白かった〜。


神保町の「神田にゃんこ堂」で買ったバッグ。

「本がいっぱいありすぎ、時間は少なすぎ」。わたくしの人生を代弁しています。

今、うちにある積読タワーをすべて読みきることができる日は来るのか。
欲望は積み上がるばかり…。

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2016/10/03

ゴジラが来るよ


アメリカ組のみなさん、ゴジラがきますよー!!来週!

シン・ゴジラがあまりにもあまりにも話題になっていてつらいので、いっそ日本に観に行こうかと半分本気で考えるほど思い詰めていたら、ゴジラのほうから来てくれたよ!これを引き寄せの法則っていうんだね(違う)。

どういうわけか、全米数都市で、来週の火曜・水曜・木曜のしかも1日1回ずつの上映という、単館ロードショウですらない単発イベント。

これで反応をみて、ロードショウの規模を決めるのかもしれませんね。

シアトルではRegal Meridian 16とかlandmark guild 45thとかで上映。なぜかベルビューは入ってないみたいです。

英語タイトルは「 Godzilla Resurgence」。蘇るゴジラですね。

「Shin Godzilla」 で検索しても、Google先生はお近くの劇場の上映時間を教えてくれますよ。

わくわく。できれば東京で観たかったけど、でも嬉しいなあ。
まさか英語吹き替えじゃないよね。

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2016/10/02

奴らがたむろする場所



ノースゲートのほうに行く途中で、息子にカラスのたまり場を教えてもらった。

 ノースシアトル・コミュニティ・カレッジがあるすぐ近くに今、小学校と中学校(たしか)が建設中で、かなり広い敷地が工事現場になっている。

そこに、奴らがおりました!ほんとにすんげーいっぱい!

ちょうど時刻は日暮れどき。

ゆうに1000羽くらいのカラスがこの工事現場に大集合して思い思いにくつろいでいる。

建設中のビルの屋根の上にも、 砂利山の上にも。
水たまりのまわりで水を飲んだり、砂利の上でなにかついばんだり、ただ高いところに止まって眺めていたり。

この写真ではあまりその多さが伝わらないかもしれないけど、ちょっとよく見てみてください。
地面にうようよいるだけじゃなくて、建築中のビルの上にもずらっと並んでるし、少し離れた砂利山の上にも、まるでアリのようにうじゃうじゃ。

イエローストーン国立公園のバッファローの群れよりもむしろ、野生の王国的な感銘を受けた。

カラスのほうがバッファローより観ていて面白いかも。バッファローは主に寝てるだけだったし。

カラス観察家の息子によると、ここから小グループにわかれてねぐらに向かうのだそうです。
(息子は大学の構内でもよくカラスを観察しているらしく、ときどき謎の大きな袋入りの殻付きピーナツを持ち歩いていてあやしい。
家のまわりでは絶対に餌付けをするなと厳重に言ってあるけど、ときどきバス停から帰る途中でこっそりやってるっぽい)

つまりここは、シアトル中のカラスが就寝前に集まる社交の場なんですねー。

集まってくるカラスたちは、クラブにいくワカモノたちみたいに、あるいは巣鴨にいくおばちゃんたちみたいに、わくわくしてるのかも。

カラスにもスクールカーストみたいなのがあるのかな。  イケてるカラスと、そうでもないカラスがいたりするんでしょうか。



電線にもびっしり。

シアトルにいるカラスは、東京にいっぱいいるハシブトガラスより小柄でほっそりしてます。

カラスのコミュニケーションを見ていると、ほんとうに面白い。
カラスの啼き声って何種類もあって、すごく表情に富んでいる。

奴らはリスより頭が良いことはたしか。ていうかリスの世間は狭そうだけど、カラスの社会はすごく広いし、いろんな決まりがあるようだ。

共同体がいくつも集まって大集団を作ったり、散ったりするって。いったいどういうコミュニケーションが成り立ってるんだろう。
特にサル山みたいにボスみたいなのがいるのでもなさそう。


でも、死んだ仲間をとむらう習慣はあるそうです。

人間の作り出した環境に一番よく適応してるのはカラスなのかもしれませんね。
ていうか、人間の社会といっしょに進化してるっていっていいのかな。

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2016/10/01

近所にお墓が…!


9月30日。
近所の庭が突然、墓場になっていた。

ハロウィーンまで、まだまる一ヶ月あるんですけど。やる気まんまんである。

こういうお墓のディスプレイを戸口の前にするなんて、日本だったら「縁起でもない」って多方面から怒られそう。そんなことない?


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