2012/04/15

給水塔


レイクビュー墓地の次には、すぐ近くのボランティアパークにある古い給水塔にも行ってみました。

1906年建造。外壁の煉瓦がとても素敵な色合いです。


まるでラプンツェルの塔のようなディテール。

ここは入場無料です。


細い階段を上ると、上階はわりあいに広々としています。


スペースニードルも見える。



お城に幽閉されたごっこが楽しめます。



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2012/04/14

レイクビュー墓地にて


先週の木曜日、舞踏家の薫さんとご一緒に、Lake View Cemetery に写真を撮りに行ってきました。

ボランティア・パークの隣にある、ブルース・リーと息子のブランドン・リーのお墓があるのでとっても有名な墓地です。


 ブルースのお墓の写真は撮ってこなかったけれど、シアトル発のデパートの創業者、ノードストロームさんのお墓もありました。


 19世紀後半に作られた墓地で、シアトル初期の有力者たちのお墓がたくさん。
これはどなたのかわからないけど、Mother とFather と大きく彫られている。お父さんは1827年生まれ。お母さんは1835年生まれ。南北戦争を経験した世代です。戦争後に中西部あたりから移住してきて、財産を築いたのかもしれませんね。


 墓地の真ん中に、大きな枝垂れ桜がありました。満開を少し過ぎたあたり。

 桜の樹の下にて。

 歩き出したと思うと、舞踏家はあっというまに舞踏の世界に入ってしまいました。
少し肌寒い4月の墓地が、物語の舞台に。


 椿の花がちょうど素晴らしいじゅうたんを作ってくれていました。

 遠くに満開の桜。

実に撮りがいのあるモデルさんで、ほんとに楽しい撮影でした!!



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2012/04/13

桜の並木

バラードの家のすぐご近所にある、桜並木。

この1ブロックは日本でもあまり住宅街では見ないような立派な桜が並んでいて、最初に見た時にはとってもびっくりしました。


幹の太さからすると、樹齢40年か50年にはなっていそうな樹もあります。この住宅街の家が建ったのは第二次大戦の前、1930年代の後半から40年代はじめにかけてですから、そのころに植えられた木も、もしかしたらあるのかも。
煉瓦の家との組み合わせが素敵です。

根っこが歩道や車道のアスファルトを持ち上げてぽっこり山になってるとこもあります。


先週、うちのCTちゃんたち夫婦が日本に行っている間、CT3号のお散歩係を承っていたときに撮ったものですので、ビーグルの断片↑が写っております。

今日バラードのほうに用事があってここを通ったら、もうほとんど葉桜になってました。

急に温かくなったらコブシもモクレンも石楠花も椿も菜の花も一気に咲いて、木の芽も出てきて、世界が賑やかです。
こういう時にしっかり写真を撮りにいけないのは、うーむ残念。



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2012/04/12

ナショナル・リコリス・デー


本日(四月十二日)は、「National Licorice Day」だそうです。

リコリスについては以前にもお菓子としての存在意義に疑問を呈したことがありますが、アメリカ人には本当リコリス・ファンが多いんですねえ。

Molly Moon も「ソルテド・リコリス・アイスクリーム」を期間限定で提供中だそうですよ。ご興味ある方はぜひ!

…わたしは「ソルテドキャラメル」か「バルサミック・ストロベリー」のほうが良いや。 


月曜日から、また猫ねこシッターに来ています。
3週間ほどカークランド在住。
カークランドって物価が高い。
いつも買ってるパンが、バラードよりも1ドルも高い。 ていうかメトロポリタンマーケットが高いのか。


おフランス、リヨン産のチョコレートを頂きました。サムネイルサイズで、ひとつひとつがハーブや花やナッツやフルーツのフレーバー。
リコリス・フレーバーも1個ありました!

リヨンてどこだろう。とぐぐってみましたら、パリから南東へ4時間。シアトルからポートランドとあまり変わらないですね。

今読んでいる本で、ゴーギャンのお祖母ちゃんが19世紀はじめ頃労働組合を作る運動でフランス中を回っている中にも出て来ています。毎日12時間も穴倉のような狭苦しい場所で仕事をする絹織物の労働者たち。

ゴーギャン展が終わる前に1)さっさと仕事を仕上げて2)本を読み終えて、観にいかなくては!


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2012/04/08

黒い太陽


先日、8ビットのシアトルでもフィーチャーされていた、ボランティア・パークのイサム・ノグチの彫刻&背後にスペースニードルです。

彫刻のタイトルは「Black Sun」。ドーナツ型ですが黒い太陽。

この真ん中の穴は、子どもが座るのにちょうど良い大きさ。

そういえば。アラモアナ・ショッピングセンターの白木屋の前にも、これのちっちゃい版みたいな彫刻があって、うちの息子が幼稚園くらいの時によくすっぽりはまってました。
あれは誰の彫刻なんだろう。

木曜日の桜です。
近所のソメイヨシノも、まだまだ満開中。

去年は1ヶ月くらい楽しめましたが、今年はどうかな。



ちょっと大きな仕事の案件を頂いて、のらりくらりとやっていたら、オフィスのお仕事の方からも打診を頂いた。有り難いことですが、降れば土砂降りです。スピードアップしないと終わらない〜〜。加速器がほしい〜。

これから2週間くらいはめたくた忙しくなりそう。
お弁当持ってお花見は今年もかなわず! 



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2012/04/07

スミスタワー その2 チャイニーズルームとペントハウス

スミスタワーの35階は展望室、「チャイニーズルーム」。

11月〜3月は土日のみ、4月〜10月は毎日あいてます。

なぜChinese Roomかというと、このビルを建てたスミスさんは崩壊前の清国に貿易でよく出入りしていて(拳銃屋さんだったから武器商人だったんじゃないかという話もあるけど、ウラはなし)、西太后がこのお部屋の装飾一式をぽーんと贈呈したのだそうです。

 天井には一枚ずつ違う模様の手描きの陶器の皿が埋め込まれていて、梁は黒檀?の総透かし彫りです。


調度品は、今はぽつぽつと置かれているだけですが、20世紀初頭のビルの完成当初は、部屋中がこんなゴージャスな彫り物だらけの家具でいっぱいだったそうです。



これは有名な、西太后の Wishing Chair。 

独身の女性が真摯な願いをこめて座ると1年以内に結婚できるという伝説の椅子です。

Tさん(独身)談:2年前にも来たけど、効き目なかったのよねー。

心がけにもよるようです。

周りを一周できるようになっていて、ダウンタウン方面の眺めはこんな感じ。
この道(2nd Ave)の奥にスペースニードルが小さく見えるのがわかるでしょうか。

スペースニードルの展望台は19ドルだけど、こちらは7ドル50セントで、眺めはどっちかっていうとこちらのほうが海にも近いし、ダウンタウンの中なのでダイナミックで面白いです。

シアトルを高いところから見たい方には、

コロンビアセンター40階のスタバ(無料、ただし北面のみ、月〜金)
>コロンビアセンター73階の展望台(9ドル)
>スミスタワー
>スペースニードル 

 の順でお得です。


裁判所ビルと市役所方面。


このビル、実は3月に競売にかけられて3700万ドルで落札されたばかり。 
シカゴの不動産会社が何年か前に買って、高級コンドミニアムと貸オフィスとして貸し出すはずだったのだけど、運営もマーケティングも全然上手くいかなくて、7割か8割がいまだ空き家という惨状。

テナントは10社そこそこくらいしか入ってないようで、以前に来たときは1階に入ってたスターバックスも撤退してしまって、空き家になってました。
このへん、人通りないしねえ…。

ダウンタウン中心からは少し遠いけど、高速インターネットも完備、耐震補強もしてあるし、エレベーターもカッコ良いですよ、とこれから売り出すと思われます。

どんな会社が入ってるのかな?と案内板を見てみたら、PIXAR のオフィスが入ってた!
いかにもって感じで良いですね。


 これはYesler の坂の上からみたスミスタワー。ちなみにこの三角屋根の部分は吹き抜けのペントハウスになっていて、今現在、このタワーにたった1家族だけの住人が住んでます。

シアトルで一番眺めの良い部屋に住むのは、40 代女性と小さな娘さん2人の3人家族。
 素敵すぎるおうちはこちらで見られます。うらやましいー。


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2012/04/05

スミスタワー その1


アンダーグラウンド・ツアーに行った土曜日、すぐ近くにあるもうひとつのランドマークにも行ってきました。    ↑↑↑ Smith Tower (スミス・タワー)です。

1914年(大正3年)落成。

当時は世界で4番目に高いビルだった、42階建て。

今ではダウンタウンのはずれにちょこんと立ってますが、当時はラグジュアリーな最先端高層ビルで、町の中心になるはずでした。


白い外壁は、2階までがワシントン州産の花崗岩、3階以上は白いテラコッタ。
内装にはアラスカ産の大理石も。


建てたのは、拳銃とタイプライター製造で財をなしたスミスさん。(スミス&ウェッソンのスミスさんとは別人)

ぴかぴかのゴージャスな郵便ばこ。



インディアンの首がならぶ天井。植民地的なテイストだこと…。

中華料理店みたいなオリエンタル風な模様も、西部の新興都市に建つビルらしい個性です。

当時のままの美しいエレベーターが現役で、35階の展望室まで、制服を着たおじさんが運転して連れて行ってくれます。

展望室のなかは次回!


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