ずっと家族同様だったCTファミリーのCT3号チップくんが、先月、犬の天国にかえってしまいました。
とてもよい犬でした。
うちの息子とは兄弟のように育った。どちらも一人っ子だったし。
オアフ島のカイルアに住んでいたとき、家出して庭の植木の陰に隠れていた(幼稚園じゃなくて小学4年生とかのときww)うちの息子を探し出してくれたこともあった。
ラニカイビーチの入り口。
ほんとに毎回見るたびに呆れるほどきれいな色の海だったなー。こんな場所の近くに住んでいたなんてねぇ。
この↑↑写真は、いままで自分で撮ったなかで一番気に入ってる写真のひとつです。ちょっと傾いているが。
どこから見ても100%「島の少年」だった少年。これはシアトルに来る前の年でした。
こどもにも犬にもフレンドリーで、本当にいい環境でした。
チップくんは、ハワイからシアトル、さらにそのあと1年半東京生活も経験してシアトルに戻るという、海をこえた引っ越しを何度もしたビーグル犬でした。
息子の髪型は今とよく似ている。ミニ反抗期だったころねww。
不安そうなチップくん。ハワイ犬だったのに水泳は苦手だった。
犬も猫も、喋らない存在なのに、または喋らない存在だからなのか、とてつもなく大きな存在感で、人の中のなにか大切なものを機能させるためのとても重要な役割をいつの間にかどんどん担ってくれるようになる。知らないうちに。
きみがいてくれて本当によかった。うちの息子の良いブラザーでいてくれてありがとう。
子どもにとって仲良しの動物をもつことがどれだけ大きな宝か、計り知れないです。
もちろん大人にとっても。
私も、どれだけいろんなことをチップくんに教わったことか。
充実した犬生だったとおもう。
犬らしい気苦労は絶えないながら、幸せな日々だったと思います。
そしてやってきた、チートくん。
これはいわゆる、キュン死ってやつか。
かわいすぎる。反則です。
CTちゃんが気を落としすぎたらどうしようってひそかに心配だったので、チートくんが来てくれてほんとによかった。この子はかなり落ち着いた性格みたい。
新たな冒険のはじまりなのだ。
マリーナに来ていた、2本マストの美しい船。これはスクーナー船ってやつなのかな。
独立記念日の日曜日は、CTファミリーのボートでちょろっとセーリングにつれていってもらいました。ていうか、わたしはかなり本格的に昼寝をしていたのであまりよく覚えていないのです。化学療法のあと3日目くらいから数日間絶大な眠気に襲われて、とてもとても気持ちよく眠ってしまいます。
快晴の午後、海の上で新鮮な空気を吸いながらの昼寝でぐっすり安眠できたためか、今週は前回よりもずっと体調がよかったです。
日没がまだ午後9時すぎなので、ずっと明るくて、気づくと食事時になっている。
なんとなく持ち寄ったデリフードでなんとなく独立記念日のお夕飯。
例年なら湖畔で花火が上がるので、ユニオン湖は前日から船でいっぱいになるのだけど、今年は去年に続いて花火なし。だからマリーナも静かでした。
船のキッチンで使う食器とグラスも、やはりCTちゃんのセレクション。ぴしりとミニマルに。
残照のマリーナは風情がありますが。
ここの船には定住している人も多く、本当はもちろんご法度なのですがトイレをそのまま流しちゃってる船もたまにあるらしいので!!マリーナの中の水には入らないがよろし、との大変重要な情報をCTちゃんからききました。
午後9時すぎの日没です。
世界はいろいろ大変だけど、腹立たしいことも悲しいこともあるけれど、とりあえず今年もまた平和に独立記念日が過ぎて夏がやってきます。
諸方面のすべての神様、すべての皆様、いろいろありがとう。よく眠ろう。そして起きよう。