先週日曜日、近郊のBridal Vail Falls(ブライダルベール・フォールズ)という滝にいってきました。
前から行ってみたかった滝。
シアトルからは車で東へ小一時間です。
大人気のトレイルなので駐車場は満杯でしたが、なんとか路肩にスペースをみつけて停められました。トレイルヘッドのトイレはCOVIDのおかげで閉鎖されてました。悲しかった。
片道2マイル(3.2キロ)のかんたんコースですが、わたしは今体力がめっぽう落ちているため、上りは50メートル歩いてはゼエゼエして立ち止まり、すっかりおばあちゃんのペース。
うちの青年が根気よくつきあってくれました。
犬や小さな子どもを連れた家族とよくすれ違う、人の多い山道だったのに、なんと歩き始めてから数分で、トレイルの50メートルほど前方を黒いクマが横切ってびっくり。真っ昼間、午後1時頃です。
シェパードの倍くらい(…とわたしは思ったけど、うちの息子は3倍はあったといってます)の大きさで、まだ若いクマくんだったようです。山の上のほうから下りてきて、道を大急ぎで横切って、川のほうに駆けていきました。仲間やお母さんがいたら怖っ、としばらく固まってしまいました。でもどうやら、ひとり立ちした青年クマだったようです。
だいぶ登りきったあたりで、遠くの雪山が見えてきます。
3キロの山道を、約2時間かけてのぼりました。はー。
上のほうはこんなかんじの階段も整備されていて歩きやすかったです。赤ちゃんをかついで登ってるお父さんお母さんもいたし、3歳くらいの幼児を連れてる家族連れにも何組も遭遇しました。
滝に到着。
夏で、しばらく雨が降っていないので水量はおそらく普段よりも少ないのだろうけれど、それでも「花嫁のベール」というポエムな名前にふさわしくほんとに綺麗な、立派な滝でした。
大満足です。
谷のむこうに面白い形の山が見え、たった3キロ歩いただけなのに深山幽谷の気分が味わえます。
…とはいえ休日なのでこのくらいは混んでます。滝のまわりではなんとかかんとか2メートルのソーシャルディスタンスがかろうじて保てる感じでした。
中国人ファミリーとインド人ファミリーが多かった。
山から落ちてくる水は本当に綺麗で、見ていて飽きません。
やっぱり靴をぬいで足をひたしたくなります。
そんなに冷たくなくて、気持ちのよい清水でした。
シュワシュワ。なんだかんだ1時間以上、滝の下でのんびりしていました。
お弁当とおいしいお茶と本を持ってって一日過ごしたい。この日はお弁当作る気力はなくて、サラミとチーズとクラッカーと水だけを持っていきました。
滝の真下ちかくに立つとパワーがすごい。滝行というものをしたくなる人の気持ちがすこしわかる気がしました。しないけど。
ほんとに素敵な滝でした。
いつも思うけど、こんな場所にさくっと小一時間でアクセスできるなんて、シアトルって恵まれた環境ですよね。
帰りは来た道を下るだけなのでさくさくと、半分の時間で。下りはたのしい。
しかし、引率の青年にいろいろとたしなめられました。
ちゃんとマスクをしろとか、むやみに道ばたの葉っぱとかきのこに触るなとか。
(ウルシ科のポイズン・アイビーとかポイズン・オークとかの、かぶれる草もいろいろあるので。)
完全に、保護者の役をもっていかれた。
波乗り翻訳者えりぴょんに報告したら大爆笑されたうえ、幼稚園生のような遠足帽子だけでなくて「このつぎはスモックも着てってください」と言われた。失礼な!スモックはたぶん似合いすぎるような気がして怖い。