なにはなくともうちの台所に欠かせない調味料のひとつ、Alaea ハワイアンソルト。
天日干し塩にアラエアというハワイの火山質の赤土を混ぜた塩です。
ハワイアンの昔ながらの製法は、もちろん戸外でゆっくりと蒸発させるもので、この記事によると今でもカウアイ島のハナペペで古代のままの塩づくりをしている人(会社?)があるそうですが、もちろんこのスーパーで売ってるアラエアソルトはそんなナショナルジオグラフィック的な作物ではなくて、カリフォルニアかどこかで作っているらしい。土地が高いハワイで作ったら多分3倍以上の値段になるんでしょう。
うちがいつも使ってるこの赤塩を売ってるのはPa'akai という会社で、オアフ島のカリヒにあり、そこで「packed (袋に詰めた)」と書かれてます。詰めただけか!
ウェブサイトもないので、一体中身はどこで作っているのか秘密のままです。
ずっと前に行ったWoodinvilleのソルト屋さんでもアラエアソルトを作っていて、そこの屋内の工場で海水を天日干しと同じような条件で蒸発させ、アラエアを混ぜるのだと説明してくれました。
うすら寒いノースウェストのグレーな空の下、田園地帯の工場の中でハワイの塩が作られていると思うと面白いですね。
アラエアソルトには、海水と赤土とにたっぷりミネラルが含まれていて、とにかく味がまろやかでおいしいです。
ヒマラヤソルトなども試してみましたが、 やっぱりこの赤土ソルトが最高だと思う。
レモンとオリーブ油とこの塩だけで、極上ドレッシングができます。上のずさんなサラダはバルサミコとオリーブ油をかけてアラエア塩をぱらぱらとふりかけただけのトマト&アボカド。こんな素朴なものが、最近はいちばんおいしく感じます。