2012/04/08
黒い太陽
先日、8ビットのシアトルでもフィーチャーされていた、ボランティア・パークのイサム・ノグチの彫刻&背後にスペースニードルです。
彫刻のタイトルは「Black Sun」。ドーナツ型ですが黒い太陽。
この真ん中の穴は、子どもが座るのにちょうど良い大きさ。
そういえば。アラモアナ・ショッピングセンターの白木屋の前にも、これのちっちゃい版みたいな彫刻があって、うちの息子が幼稚園くらいの時によくすっぽりはまってました。
あれは誰の彫刻なんだろう。
木曜日の桜です。
近所のソメイヨシノも、まだまだ満開中。
去年は1ヶ月くらい楽しめましたが、今年はどうかな。
ちょっと大きな仕事の案件を頂いて、のらりくらりとやっていたら、オフィスのお仕事の方からも打診を頂いた。有り難いことですが、降れば土砂降りです。スピードアップしないと終わらない〜〜。加速器がほしい〜。
これから2週間くらいはめたくた忙しくなりそう。
お弁当持ってお花見は今年もかなわず!
2012/04/07
スミスタワー その2 チャイニーズルームとペントハウス
11月〜3月は土日のみ、4月〜10月は毎日あいてます。
なぜChinese Roomかというと、このビルを建てたスミスさんは崩壊前の清国に貿易でよく出入りしていて(拳銃屋さんだったから武器商人だったんじゃないかという話もあるけど、ウラはなし)、西太后がこのお部屋の装飾一式をぽーんと贈呈したのだそうです。
天井には一枚ずつ違う模様の手描きの陶器の皿が埋め込まれていて、梁は黒檀?の総透かし彫りです。
調度品は、今はぽつぽつと置かれているだけですが、20世紀初頭のビルの完成当初は、部屋中がこんなゴージャスな彫り物だらけの家具でいっぱいだったそうです。
これは有名な、西太后の Wishing Chair。
Tさん(独身)談:2年前にも来たけど、効き目なかったのよねー。
心がけにもよるようです。
周りを一周できるようになっていて、ダウンタウン方面の眺めはこんな感じ。
この道(2nd Ave)の奥にスペースニードルが小さく見えるのがわかるでしょうか。
スペースニードルの展望台は19ドルだけど、こちらは7ドル50セントで、眺めはどっちかっていうとこちらのほうが海にも近いし、ダウンタウンの中なのでダイナミックで面白いです。
シアトルを高いところから見たい方には、
コロンビアセンター40階のスタバ(無料、ただし北面のみ、月〜金)
>コロンビアセンター73階の展望台(9ドル)
>スミスタワー
>スペースニードル
の順でお得です。
裁判所ビルと市役所方面。
このビル、実は3月に競売にかけられて3700万ドルで落札されたばかり。
シカゴの不動産会社が何年か前に買って、高級コンドミニアムと貸オフィスとして貸し出すはずだったのだけど、運営もマーケティングも全然上手くいかなくて、7割か8割がいまだ空き家という惨状。
テナントは10社そこそこくらいしか入ってないようで、以前に来たときは1階に入ってたスターバックスも撤退してしまって、空き家になってました。
このへん、人通りないしねえ…。
ダウンタウン中心からは少し遠いけど、高速インターネットも完備、耐震補強もしてあるし、エレベーターもカッコ良いですよ、とこれから売り出すと思われます。
どんな会社が入ってるのかな?と案内板を見てみたら、PIXAR のオフィスが入ってた!
いかにもって感じで良いですね。
これはYesler の坂の上からみたスミスタワー。ちなみにこの三角屋根の部分は吹き抜けのペントハウスになっていて、今現在、このタワーにたった1家族だけの住人が住んでます。
シアトルで一番眺めの良い部屋に住むのは、40 代女性と小さな娘さん2人の3人家族。
素敵すぎるおうちはこちらで見られます。うらやましいー。
2012/04/05
スミスタワー その1
アンダーグラウンド・ツアーに行った土曜日、すぐ近くにあるもうひとつのランドマークにも行ってきました。 ↑↑↑ Smith Tower (スミス・タワー)です。
1914年(大正3年)落成。
当時は世界で4番目に高いビルだった、42階建て。
今ではダウンタウンのはずれにちょこんと立ってますが、当時はラグジュアリーな最先端高層ビルで、町の中心になるはずでした。
白い外壁は、2階までがワシントン州産の花崗岩、3階以上は白いテラコッタ。
内装にはアラスカ産の大理石も。
建てたのは、拳銃とタイプライター製造で財をなしたスミスさん。(スミス&ウェッソンのスミスさんとは別人)
ぴかぴかのゴージャスな郵便ばこ。
インディアンの首がならぶ天井。植民地的なテイストだこと…。
中華料理店みたいなオリエンタル風な模様も、西部の新興都市に建つビルらしい個性です。
当時のままの美しいエレベーターが現役で、35階の展望室まで、制服を着たおじさんが運転して連れて行ってくれます。
展望室のなかは次回!
2012/04/02
ワシントン大学のお花見
きょうは、気温が15度を超えたぽかぽか日和でした。
やっと春らしい一日。
日曜の午後、ワシントン大学の桜を観に行ってきました。
あんまり時間がなくて、ささっと一周しただけの駆け足お花見でしたが、今年も満開の桜が見られて幸せです。
雨の予報が外れて午後からお天気になったので、やっぱり大賑わいでした。
ウェディング撮影をしているカップルも。
日曜はまだ少し肌寒かったからか、芝生に座っている人はあまりいませんでした。
わんことお散歩の人が多数。この↑右のおじさんと一緒に来てたチャウ君がかわいかった。
よく見ると、若木も何本か植えられていました。
世代交代要員ですね。
ZIZIさんがブログでご紹介されていたUW会報の記事によると、このQuadの桜はハイウェイの工事用地に植わっていて、根こぎにされる運命だったのを、60年代にここに移植したのだそうです。
最初に植えられたのは第二次大戦の直前で、推定樹齢73歳~だとか。
戦後すぐに植樹された多くの東京の桜の名所とおなじく、寿命が心配されています。
桜博士のprunusさんに教えていただいたところでは、次世代の桜は現在Mt. Vernonのあたりで育成されて、待機中だそうです!
2012/04/01
重箱ビル
パイオニア・スクエアの、ゴールドラッシュ国立公園の向かいあたりに素敵なビル発見。
1階はテラコッタ、2階〜3階はオレンジ煉瓦、4階はもう少し濃い色の煉瓦、5階と6階は暗いえび茶色の煉瓦。Wiki によると19世紀末の建築で、最上階2階はあとから積みたしたそうです。
昔の持ち主かテナントだった企業の名前がぼんやりと残っているのもチャームポイント。
Washinton Shoe Mfc. てどうやら靴製造工場だったのでしょう。
最近、FarmVille を開発したソーシャルゲームの開発会社が入居したそうです。
この辺は空きスペースが多くて寂しいゾーンなので、活気のある企業がどんどん入ってくれると良いですね。
2階〜3階の窓の間の釦みたいな模様も、4階のテクスチャーも可愛いお重ビルです。
8ビットシアトル
今朝、ダウンタウンの某所をグーグルマップで検索しようとしてたら、右上に見慣れないアイコンが。
「Quest」って何よ? とクリックしてみると、うわーなんだこれ!
シアトルがドラゴンクエストの世界になっているーーー。
なぜかスペースニードルとボランティアパークのイサム・ノグチの彫刻だけが、野原の真ん中にwww なぜこの彫刻?
ストリートビューのアイコンも勇者になってますw
世界全国くまなく8bitのドラクエ地図に変換した上、あっちこっちにモンスターもいるそうで、いったいこの開発に何時間かけたんですかーw!
もうすぐ、ファミコン用のグーグルマップソフトが発売になるよって告知つきの、1日早いエープリルフールでした。
日本発っていうところがうれしいですねー。
ちなみに、うちにこのカセット式のファミコン、まだあります。当時すでにもう骨董品だったけど、子どもが小さい時、このカクカクな画像のマリオで遊んでました。で、やっぱりカセットがバグった時は「ふっ」て息吹きかけて戻してた!
今日は懐かしくって8ビットワールドに旅に出ちゃう人がたくさんいるんでしょうね。
2012/03/30
パイオニア・スクエア界隈
パイオニア・スクエア(なぜかいつも、ユニオン・スクエアと言ってしまう)界隈は、今でこそ観光名所になっているけれど、70年代までは忘れられた地区だったそうです。
町が手狭になったり古くなると、さっさと別の場所に新しい町を作ってしまう国アメリカ。
アラスカのゴールドラッシュが終わると、ビジネスの中心街は今のダウンタウンがある北の方に徐々に移って行き、 風紀のよろしくない商売がはびこっていたこのエリアはだんだんさびれてしまったようです。
ランドマークになってる、「ROOMS 75セント」の看板。
1泊75セントだったのは20世紀初頭のことのようですが、本当に物持ちが良いというか、建物に関しては古いものをとっておくのが好きなシアトルの人。
煉瓦のビルたちを解体してさら地にしてパーキング用地にしようという動きに反発して、70年代に保存運動が起こり、めでたく地域ごとまるまるNational Register of Historic Places(歴史登録財)に指定されました。
道ばたにトーテムもあるし。
いろいろ見飽きない界隈です。
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