2018/03/06

祝・半魚人


祝・半魚人映画オスカー受賞!というわけで、たまご。

ゆで卵がとっても印象的な映画でした。

近頃は午前中から午後まで仕事して、その日により午後か夕方から家事やら勉強をして、食後にまた夜7時か8時頃から数時間仕事、というのが通常運転になってます。

なのでアカデミー賞もチラチラと仕事を片付けながら音を出したり消したりしつつ、ながら見。

またもやデイヴ・シャペル出てました。

顧問じゃなくてコモンのプレゼンターとして登場。
25秒くらいの出演なのに存在感ありすぎ、シャペル。


コモンとアンドラ・デイのパフォーマンス。いつまでこれYouTubeにアップされてるかわかりませんが。

今年のアカデミー賞はいまだかつてないほどまっすぐにビバ多様性ビバ移民ビバ男女同権を押し出していました。

そしてそのなかでも、ダメ押し的にこれでもか!というのがこのコモンのパフォーマンス。

最後にステージに出てきた普通の人々10人は市民活動家なんだそうです。
サンディ・フック小学校で息子を亡くした銃規制活動家、シリア難民の8歳の女の子、キリスト教右派に悪魔のように嫌われているプランド・ペアレントフッドの人など。
 
「白すぎるアカデミー賞」が批判されたのが2年前。去年は『ムーンライト』が受賞。今年は黒人俳優や監督による受賞はなかったけど、監督賞と作品賞を取ったのはなにしろ超マイノリティが権力者の白人男性をやっつける半魚人映画。

トランプが大統領になっていなかったら、きっとここまでハリウッドは「左に」振れなかったんじゃないかななんて思いました。
危機感は人を動かす。

その中で軍人さんへの賛歌コーナーがとってつけたようで少し浮いてたと思ったのは私だけ?

昨年大混乱を巻き起こしたウォーレン・ベイティとフェイ・ダナウェイがセカンド・チャンスで昨年と同じ、大トリの作品賞のプレゼンターで出てきたのにはほっこりしました。アメリカのこういうところが好き。

日本で同じような間違いがあったとしたら、翌年同じコンビを出そうという発想は誰も考えつかないんじゃないかな。「視聴者からのお叱り」が殺到しそうな気がする。そうでもない?

#MeTooへのレスポンス、白すぎ批判へのレスポンス、トランペッターたちへのレスポンス、去年の大騒動のレスポンス。「Night of redemption」てLAタイムズが書いてたけどいいえて妙だと思います。

気づけばアメリカっていま、またカルチャー戦争の真っ最中だ。

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2 件のコメント:

  1. 私なんと、最後録画が切れてて観られませんでした…Σ(゚∇゚*)!!
    そんなわけで作品賞などはあとでネットで知っただけ。
    オンデマンドで観ようと思いつつ、まだ観てないのですが。

    半魚人映画が受賞するとは予想外でした!!!
    あれ系のファンタジー?が作品賞ってすごいですよね。

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    1. あらー、最後だけ切れてるって悲しいですよね。
      半魚人は本命だったらしいですが、ほかも今年は全体に地味だったような。
      まだほかの候補だった作品はほとんど観てないのですが、Three Billboards Outside Ebbing Missouriは観たいな。フランシス・マクドーマンド好きです。『ファーゴ』はお気に入り映画。

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