2016/03/18

ギフトショップ化が進行中


あっと言う間に3月なかばです。今学期もあとペーパー1つでなんとか終わりー。

今回はオンラインで「Theories In the Studies of Religion」という講座をとってました。最後まで講座の名前が覚えられなかった。ダメすぎる。いろんな人が19世紀以降現在まで宗教についていろいろ考えたことをざっと学ぶという、そういう講座でした。大変面白かったけど大変疲れました。

毎週のペーパーを書こうとしているときの有様は、このような、画像検索で「乱雑 混乱 テーブル」と入れたら出てきそうな状況。頭のなかもだいたいこんなです(そして真ん中にチョコレート)。

このダンスクの青いライン入りカップ&ソーサーと、ポルトガル製のやわらかい陶器で目つきの悪い鳥が描かれてる三日月形オードブル皿はGoodwillの獲物。

友人のCTちゃんがあそびにきたときに自慢したら
「tomozoの部屋、だんだん土産もの屋さんみたくなってきてるよ知ってると思うけど」と冷たく言われてしまいました。

ぎくぅーーーーー。

CTちゃんは私がじかに知っている人間の中で、たぶん一番のミニマリストです。

彼女のおうちのリビングもキッチンも、まるで禅寺のよう。
クロゼットを見せてもらったら、10枚か15枚くらいの色のトーンが揃った洋服が、美しくかかっていた。これだけか!

家具屋さんのカタログ以外であれほどスキマのあるクロゼットを私は見たことがありません。シーズンが終わるとヘビーローテションで着ていた服もいさぎよく処分しちゃう、捨てる名人。

気に入ったものだけをギリギリ必要な数だけしか置かないという生活が絵にかいたモチやグラビア写真用のセッティングだけではなくて、リアルに可能なのだということを、私は彼女から学んだのでした。

そんな厳しい美意識をもつCTちゃんが、何を間違ったかこんなガラクタを溜めこむ習性のあるゆるゆるな性格の私と、よく7年間も我慢して住んでくれたものだ。さぞ辛かったことでありましょう。

断捨離という言葉が発明されるずっと前から断捨離な暮らしを実践しているCTちゃん。

その昔ホノルルにいたころパートで働いていた某社で、会社宛に来ていたクリスマスカードをクリスマスの翌日に全部捨てたという伝説の持ち主でもあります。もちろん、12月26日にCT家にクリスマスツリーはありません。

うちの亡くなった母はその真逆でした。

とにかくモノが捨てられず、家中にモノがあふれかえって収拾がつかなくなっていた中で私は育ったので、CT家に同居するようになって、モノが積み上がっていない空間で暮らすという感覚、家の中に置くもののすべてをコントロール下に置くという感覚が、数年かけてじわじわと日常生活の中にしみとおっていったのだと思う。

そして7年後には、水回りが汚れていたり、デスクやテーブルの上にモノがありすぎるのが気になって気になってつい拭いてしまうまでに。

人は変わるものだ!

慣れってすごい。

もしかして、自分の性格だと思っている考え方や癖って、習慣が90%くらいなのかもしれないですよ。

しかし、CT家を去りこのアパートに入居して2年半。だんだんとカオスが再び忍び寄っている予感。

とくにこの非常時にも食べることのできない植物たちが増える一方で、日当たりの良いダイニングテーブルは半分占拠されてしまってます。どうするんだ〜。


去年のクリスマスに息子ガールフレンドからコーヒーいれるやつ(ケメックス)をもらって愛用中。
ほかの器は流しに出しっぱなしなのにこれだけはいつも使ったらきれいにゆすいで干してある。息子よ…。

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10 件のコメント:

  1. 読者Sより
    TOMOZOさん、こんにちは。私は終戦の翌年にできた古い家に住んでます。とっても小さい家。アメリカにもこんなに小さな家があったのねってびっくりしました。まさにミニマリストの家という感じです。昔の家にはクロゼットが少なくて、こんな小さなクロゼットだけで過ごせたのかーって引っ越してきたときには驚きました。収納場所が本当に小さいので物を買わなくなりました。自分の性質ってほとんどは習慣からきているのかもってお話は本当そうだと思った。大きいことはいいことだ!のアメリカでも、スモールハウスムーブメントですが、光熱費少なくていいかも〜。断捨離したかったらスモールハウスをオススメしまーす。 TOMOZOさん、ペーパーがんばって〜! 

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  2. Sさんありがとうございます。なんとか提出終わりました。
    CTちゃんのお家がまさしく、1941年建造。クロゼットもキッチンも、バスルームも今のアメリカンサイズと比べるとほんとにミニサイズ。このあたりの1930〜40年代に建てられたかわいらしい家は、みんなそんな感じ。普通の家にも車2台ぶんのガレージとバスルームが2個ずつ、ガレージには巨大冷凍庫、がデフォルトになってきたのは70年代以降なんですね。『MADMEN』のベティがいたキッチンなんかも、裕福な家なのに割合にこぢんまりしてて、この頃の家はまだ小さいのが普通だったんだよなー、と思いました。わたしも掃除するのが嫌なのでちっちゃい家がいいです。

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  3. また読者Sです。あの〜、ひとつ質問が。CTちゃんのお家の冷蔵庫はやはりミニですか? 昔買った小さな冷蔵庫、もうどこにも売ってなくて、血眼になって探してるんです。IKEAのキッチンもアメリカ風で小さくないし。スモールハウスに住んでる人のキッチンの冷蔵庫はみんなどこで買ってるんだろう? アメリカサイズは家具もシンクも何もかもがでかすぎるのが悩みの種です。

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    1. CT家はアメリカ製にしてはちょっと小さめだけどフルサイズの冷蔵庫です。先日、韓国スーパーで、日本製みたいなスリムで引き出しつきの冷蔵庫をみかけました。
      アメリカってほんとに家電に関しては驚くほどチョイスが少ないですよね〜。掃除機も巨大だし!

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  4. お久しぶりです!やっと春休みですね〜!私も土曜日に期末試験が終わって春休み突入です。また来学期も頑張りましょうね!

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    1. りょうこさん、お疲れ様でした!春休み短いですよね(涙)。うちの息子のガールフレンドも遠方の大学から帰省中で大忙しみたいです。
      息子さんたちポケモン時代なんですねー。なつかしいなー。
      春休みゆっくりできますように!

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  5. TOMOZOさん、返答ありがとうございます! 韓国の店にあったのですか! 考えなかったわ〜 ネットショッピングで見つかるかもしれませんね。こちらのコリアンの店には炊飯器しかありませんが。ミニマリストに憧れるけど、アンティックな小物があちこちに置いてあるお家も素敵だなーと思います。TOMOZOさんのカオスなテーブルの上も素敵です。私も翻訳ばかりでずっと机で過ごしているので小物をあちこち置いて楽しくしたいですね〜。何度もお邪魔いたしました。あ、読者Sでした。

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    1. 郊外の韓国スーパー(H Mart)、家電コーナーちっちゃい割にけっこう充実。韓国にも600ドルもする炊飯器があるとは、びっくりでした。600ドルで謎の巨大壺がついてくるというお得なセット。やはりお米の国の民はこだわりますね。
      そうそう、ずっと家に座っているのでちょこっとした小物に癒されるのですよね。
      わたしのデスクの上には秘密の石がころころと乗ってます。勝手に命名したパワーストーンです。拾ってきたものですけど。

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  6. こんにちは〜。エミです。ワハハ。土産モノ屋って私の過去世です〜。私も鍼灸師目指す前までは、大好きだったボロ服の端切れから、スパイスガールズのグッズ、プリンセス天功や草間彌生関連、1980年代からの雑誌オリーブ、イースターの狂ったサンリオテイストなグッズ、ボタン、、ありとあらゆる宝物に囲まれた幸せな土産モノ屋生活でした〜。でも、自分の許容範囲を優に超えた勉強で頭の中がグッちゃグチャになり、さらに幾度に渡るカリフォルニア横断引っ越しジプシー生活で、パッキングも面倒、あとモノがあると余計にものすご〜く淋しいという心境に達し数度に分けてグッズを日本に持ち帰り、まんだらけで売りましたです。今回の引っ越しが終わったら、最後のグッズであるプリンセス天功の大脱出ディナーショーの直筆サイン入りポスターを持ち帰り、まんだらけでさばきます。私の場合、モノがないのはミニマルとか格好いいものじゃなくて、はじめ人間ゴゴンゴーン的な要素が多分大きいです。何にもないとなんでもあるみたいな。最近意図せずに新しいiPhoneにしたら写真全消え、これうぃ機にアルバムもほとんど捨ててしまいました。いまだたくさんあるのは本だけデスね。
    おっと、長くなりました。わたくし、実は引っ越し先がシアトルではなく、ベイエリアになりました。シアトルはとても魅力的なのでこちらに頻繁にお邪魔して住んでる気になろうと思います。私もブログやるので是非いらしてください。ブログやるってもう何年の言ってるんですけどね。まあそのうちやる。かもです。

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    1. エミさん、こんにちは。わたしも引っ越しを何度もしているうちにだんだんと荷物が減っていきました。ほとんどガレージセール。あっあれはとっておけばよかったかな、と思ったのは息子の木の機関車セット。でも友だちのところに行ったのだし良かったです。
      ものを手放すと風通しがよくなりますよね。まだまだ執着はたくさんありますけど。
      お引越し先、ベイエリアなんですね。時々行きますが、シアトルと空気がすこし似ていて、もっといろいろ強烈な感じがします。ブログ楽しみにしています! 

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