2010/11/04

大雪の予報


シアトルの位置は北緯47.36度。実は稚内よりも北にある。

太平洋の海流のおかげで北国のわりには温暖で、11月の平均気温は昼間が摂氏10度、夜が摂氏7度。12月でも昼間が摂氏7度、夜が摂氏4度。 街中に雪が降ることはめったにない。

…のだけど、今年は「ラニーニャ」の影響で、米国北西部にもドカ雪が降るという予報。

2年前の12月には立て続けに記録的な吹雪が来て、町の中にも大雪が積もり、坂だらけのダウンタウンはもちろん、シアトル市中が完全に機能停止してしまったらしい。

東京もそうだけど、雪に慣れていない都市はちょっと雪が降ると完全麻痺してしまうのですよね。
 

そのときに道路に積もった雪を溶かすために塩や化学物質を使わず、砂6000トンをふりかけたのが、雪はぜんぜん溶けずに固い氷になってしまい、2週間後にも車が動けない状態で、市長や交通局には非難ごうごうだったという。


当時の市長が「次の雪には塩を使います」と約束したので、来る大雪に備えて500トンの塩が用意されているとか。


今週は青空が続き、昼間は半袖で充分なくらいの爽やかなお天気。
去年の冬はずっとこんな晴天だったけど、それもまた異常気象な年であったらしく、「去年の冬をシアトルの冬だと思っちゃダメよ〜〜」と、長くからの住人はみんな口を揃えて忠告してくれる。

さて本当に雪は降るのでしょうか。運転する身としては、出来れば降るのは山だけにしてほしい。

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