2012/06/17

グリーンレイク一周、カナダガンの落としもの


快晴の金曜日、久しぶりにグリーンレイク一周の散歩をしました。


一周2.8マイル(約5.2キロ)。歩道は「車輪付き」用と「徒歩」用にわかれてます。

ビーグルと一緒だと、道路の右左の匂いを全部嗅がなければいけないらしく、決して真っすぐ歩かないからその1.5倍は歩いた気がする。したがって約1時間半くらいかかります。




天気が良いからリスもたくさんちょろちょろしています。



ハナミズキは引き続き満開。鴨のみなさんがお昼寝中でした。


「ビーチ」の飛び込み台はまだ無人。鴨とアオサギの昼寝台になっていました。
活躍し始めるのは独立記念日以降かな。


 水面にはカナダガン(Canada Goose)の団体が。以前はグリーンレイクでカナダガン、あまり見なかった気がする。

「ビーチ」 のあたりの草地でふと足もとを見ると、カナダガンの団体さんが落としていったらしい大量の緑のウンチがー!! あまりの多さに思わずうわああー!と叫んでしまいました。
体が大きいだけに落とし物もヘビー級。一瞬、小さな犬の落としものかと思ったくらい。それが芝生一面に。

芝生にピクニック用毛布を敷いてひなたぼっこをしている人もいたけど、いいんですか?お気づきですか? 鳥だけに感染症もやや心配。

グリーンレイクでピクニックの際には、芝生の周りをよーーく確認されるようお勧めいたします。


History Link によると、10年くらい前にシアトル市内の公園でカナダガンが増え過ぎて、やっぱり公園でのフン害と感染症を防ぐために2000羽以上を捕らえてアイダホに送ったけれど効果がなくて、3500羽ほどを殺処分したのだそうです。

シンクロナイズド・スイマーズ
シアトル近辺のカナダガンは渡り鳥ではなく、シアトル市のサイトによると1960年代に州の南部から数を増やすために持ち込まれた、定住民(Resident)。

ワイルドライフが減ったり増えたりするたびに、都会の人間は大騒ぎです。
シアトルの人はエコ派だとはいっても、都会生活の快適さが保証される範囲内であって、公園を鳥に明け渡す用意は当然ありません。人間にとってちょうど良い数にしておくために移動されたり殺されたり、鳥にとっては勝手といえばあまりに勝手な話ですが。

これだけ身近に「野生」が見られる、人間にとって素晴らしい環境のコストは、ひそかに鳥たちが支払っていたりするんですね。


久しぶりに日光に当たって歩いたせいか、帰ってから頭痛がして寝込んでしまいました。
ひ弱っ。最近とても風邪を引きやすくなったようです。


こちらにも↓お寄りいただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/06/15

Fu Man Dumpling House の餃子と刺客サーバー


台湾人のEさんに教えてもらった、ノースシアトル(Bitter Lake /ビターレイク)の餃子やさん、『Fu Man Dumpling House』。

グリーンウッド・アベニューを北に向って行って、145 St.のちょっと手前の右側、しっかり見ていないと通りすぎてしまうくらい小さなお店です。
店の前は狭いけど、お店の後ろに広い砂利のパーキングがありますよ。


いつも注文するのは、まず酸辣湯! 具がたっぷりで辛酸っぱくて、お店で食べると仕上げに親のカタキのように白コショウをたくさんふりかけてくれるので、喉にごほごほむせるほどの刺激が。でもおいしい。写真を見てるとまたつばが出てくるー。



メインの餃子は焼き餃子ではなく水餃子。(ゆで餃子?)
にらたっぷりのぷりぷり餃子です。これに、にんにくたーーっぷりの甘みの強いタレをつけるのがデフォルトですが、お酢にしょうゆでさっぱり頂いても。持ち帰りにするときはポン酢と芥子で頂くほうが多いかな。

炒飯もさすがに中華やさんのおいしさです。うちで真似のできないパラパラ炒飯。

メニューもインテリアも(笑)ソフィスティケイテドではありませんけど、香港の食堂に食べにいったみたいで楽しいです。


うちではここを「真一ぎょうざ店」とよんでいる。

いつも黒いエプロンをつけてお店にいるおっちゃんが、身のこなしがキビキビしていて背筋がぴーんとしてて軍隊的で、なんとなくかもし出す「ノー・ナンセンス」な空気が堤真一を彷彿とさせるので。

注:顔が似ているわけじゃありませんよ。

『クライマーズ・ハイ』あたりの堤真一があの鋭い目つきで店の奥に立っているのを想像していただければ。念を押しますが、顔は似ていません。

とにかく動きが早い早い、メニューを置いてオーダーする雰囲気を察知するともう背後に立っている(笑)。 なんとなく刺客っぽいサーバーです。


Fu Man Dumpling House

14314 Greenwood Ave N
(206) 364-0681
11 am - 3 pm & 4:30 pm - 9 pm
月曜日休み


にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ
にほんブログ村

2012/06/13

コミュニティカレッジ

火曜日に期末試験が終わりましたーー。

今学期はNSCC(ノースシアトル・コミュニティカレッジ)でアメリカ現代史を受講しました。

面白かった。

第一次世界大戦、1920年代のフラッパー、大恐慌、ニューディール、第二次大戦、冷戦、ミサイル危機、ベトナム、公民権運動、レーガノミックスまで。
知ってるようなつもりで良くわかっていないことがどれだけ多いか毎回思い知らされます。

コミュニティカレッジは7年前、ハワイにいたときに卒業して、ワシントン大学のイブニングディグリーのプログラムに去年編入したのですが、まだ3クラス分くらいの単位をトランスファーできることがわかったので、速攻コミュニティカレッジで取ることにしました。

UWだと1クラスの授業料プラス各種手数料が1765ドル。コミュニティカレッジだと500ドル(テキストは別)。3分の1以下です。

でもハワイの時はもっと安かった。2005年当時、3単位のクラス(ワシントン州の5単位相当)で1単位50ドルくらいだったから、1クラス約150ドルでした。(今は2倍に上がっているけど、それでも州民だと300ドルくらいのはず。)

カルチャーセンターと同じような値段で大学の単位が取れてしまうって、アメリカってすごい国だ、と本当に感動しました。敷居が本当に、低い。

日本にいた時は貧乏だった上に頭も素行も悪く、大学どころか高校もきちんと行かなかった私のような人間にもポストセカンダリー教育への道が簡単に開けてしまうって、なんと風通しが良いのでしょう。

日本にも同じような制度があったら良いのに。



今回の授業は「HIST148 」で大学1年次相当のクラスだからちょろいかなと思ったら、講師がとても熱心で、ペーパーもけっこう大変だった。

講師はワシントン大学でも教えている先生で、ディスカッションの運び方や視聴覚素材の選択が優れていて、少しも退屈しませんでした。 

今回はうちの息子と同じクラスを取りました。といっても時間帯は別で講師も別。わたしは夜間の6時のクラスで、息子は朝8時からの。

テキストは同じでした。
がーー、ファイナルのペーパーの内容が全然違う〜。こっちのクラスは別にまる1冊本を読んでブックレビューを書くという、読むのも書くのもスローなノンネイティブには辛い課題でございました。UWで春に取った400番台のクラスより、むしろクライテリアも課題の量も厳しかった気がします。
 
息子はいま高校3年生(日本でいう高2)ですが、今学期からコミュニティカレッジの教養課程を使って高校の必須科目を取るのと同時に大学の単位も取れるというシアトル市のRunning Start という制度を利用しています。

午前中はコミュニティカレッジで2コマとって、午後は高校で2コマ授業を受けるという生活。
結果良いのか悪いのかまだ終わってみないとわかりませんが、コミュニティカレッジの授業のほうが、高校のよりも面白いようです。

 高校の歴史の授業は、割合に愛国的なアメリカ万歳な内容を教えているそうなのです。インディアン迫害の歴史とか、なにも教わっていないらしい。
ワシントン州のようなリベラルな州で?というのは驚きだったのですが、そういう傾向の先生が多いということなのか。確かめた訳でないので又聞きの範囲を出ませんが。

コミュニティカレッジっていろいろな意味ですごく柔軟に高校と大学の間のニーズを満たしています。

大学の授業料はここ10年間というもの半端なく高騰し続けていますが、ウチのような貧乏家庭のためにコミュニティカレッジが頑張り続けてくれることを祈ります。




こちらにもクリックいただけたら嬉しいです。
ブログランキング・にほんブログ村へ

2012/06/12

6月の寒い浜 エドモンズのマリーナビーチパーク


Edmonds (エドモンズ)のMarina Beach Parkに行ってみました。
ピュージェット湾に面したビーチパーク。湾の向こう岸にオリンピック半島の山が見えます。

流木がたくさん。北の海って感じですねえ。曇天で水の色も鉄色です。
北陸の海みたい。


引き潮で岩がごろごろ。
お味噌汁にいれたらおいしそうな、綺麗な緑色の若布がたくさんありました。


ここはドッグパークが併設されてます。ドッグパークのフェンスは二辺あるだけで、海にむかって ひらけている、ビーチつきパーク。大きなわんこが元気よく海に飛び込んでいました。
シアトル市内のビーチは犬NGですが、ここはわんこ専用ビーチになってます。

いったいこの大木はどこから流れて来るのでしょう。

意外にワイルドなエドモンズのビーチパークでした。


こちらにも↓クリックいただけたら嬉しいです。
にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/06/11

dogwood


ハナミズキアメリカヤマボウシ(dogwood) が満開です。

萼の形が細長いのや真四角に近いのや波打っているのや、いろいろな種類があります。
今年は特にどの木も見事で、木全体が真っ白に輝くようです。


この花は雨上がりの青空が似合う。


清楚でエレガントな6月の白い花。




ヤマボウシ(山法師または山帽子。でも山帽子のほうがいいな) という名前はイーハトーブぽくて素敵です。賢治の童話に出てきそうな。


アメリカ東部の農家ではdogwood winter という言葉もあるそうです。
春も半ばになってから急に寒さが戻って雪が降ったり霜が下りたりする季節外れの気候のことで、dogwoodが咲いたらもう何を植えても蒔いても大丈夫、というしるしなのだそうです。


よかったらぽちりと寄っていってくださいね!

にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

2012/06/10

ゴールデンガーデン公園のビーチとビーバー池


土曜の朝のゴールデン・ガーデン公園(Golden Gardens Park)です。

まだ気温は低くて、ぜんぜん水に入りたくなんかなりません。 

ノースウェスト6月のビーチピクニックの装備は、レインブーツ、ビーニー、コットンの長袖にレインコート。みんなそんな格好です。


ビーチの後ろには芝生のピクニックエリアがあって、公園の端っこには小さな池が二つあります。


みたところ膝くらいの深さしかない、水たまりみたいな池なんだけど、ここにもビーバーが生息しているようです。

状況証拠。


本人はいませんでしたが、削り跡が新しいのでまだその辺にひそんでいると思われます。


今日(日曜日)は快晴でもっとあったかかったけれど、それでも最高気温20度。去年も6月ってこんなに寒かったかなー。と、毎日言ってます。


焚き火のピットで場所取り。こことアルカイビーチパークはビーチで焚き火ができる公園です。朝早くからごうごう火を焚いているグループがちらほらいました。焚き火いいな。





にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ

Cafe Besalu、海辺のカナダガン、パンを狙う者たち

土曜の朝。
バラードの24th Ave.NW にあるCafe Besalu に行ってみました。

ここは水曜から日曜の午後3時までしかやってないので、わりあいに近いのに、なんとはなしに行く機会があまりないベーカリー。




土曜の朝だけに大混雑でした。
カウンターの中では女の子4人くらいが働いていましたが、みんなアメリカンとは思えないほど(笑)きびきびと動いていて気持ちが良い。



ここはHonore やFresh Flours よりも若干お安い。アメリカーノ8ozが2ドル、ペストリーも3ドル以下でした。ペストリーのラインナップも気取りがなくて地に足がついた感じ(ブルーベリー、ストロベリー、ハム&スイスチーズ、パンオショコラ…)。

甘い系パンは若干甘さががっつり強くてアメリカン好みかなという気もしますが、生地はぱりぱり、バターたっぷりで間違いない真面目なおいしさです。
 
Cafe Besalu
 5909 24th Avenue Northwest Seattle, WA
98107 (206) 789-1463
水〜日 午前7時〜午後3時。



りんごとストロベリーのを買いました。あとクロワッサン。

Golden Gardens Park (ゴールデン・ガーデン公園)に行ってベンチの上でパンの写真を撮っていたら。


 何を勘違いしたのか、一目散にやってきた人が ↑。しかも夫婦で。
あげませんよー。何考えてるんですか。


そして勢い余って通りがかりの小さいわんこを威嚇! おじさんも困惑していました。

…そのあとセントバーナードが来たら、目も合わせずにそそくさと退場。プッ。


 鳥からは防御したのに、帰ってベッドの上にかばんを出しっ放しにしていたら、目を離た隙に侵入したビーグルにいちごパンをまるっと食べられてしまいました………。



にほんブログ村 海外生活ブログ シアトル・ポートランド情報へ