2012/10/25

峡谷にて<イエローストーン5>


イエローストーンには峡谷もあります。

その名も「イエローストーンのグランドキャニオン」 て、それはやっぱりちょっと言いすぎではないだろうか。


滝もあって滝壺の近くまで(真下ではない)階段で下りていくこともできます。


この階段、降りるのはいいのだけど帰り道に登ってくるのは、けっこうきつかった。



グランドキャニオンはちょっと言い過ぎだと思うけれど、でもグランドな峡谷ではあります。
コロラド川がゆっくり削って作ったグランドキャニオンとは違って、イエローストーンの谷はまだ若い。60万年前の大噴火の堆積が削られて出来たそうです。

鮮やかなピンクのグラデーションは、マグマが急に冷えて固まった「流紋岩」。かたくてざらざらした岩でした。いろいろな色が混ざっているのは、岩になった後もここで火山活動があった証拠なのだそうだ。


夕陽があたる時間は、格別に素敵な色になります。


この時、公園の真ん中へんで山火事が燃え盛っていて、キャニオンのあたりは煙が流れて来て不気味な光景になっていました。 空は晴れているのに夕方のような光の加減。

山火事も自然のサイクルの一部なので、すっかり消してしまわずに、あまり燃え広がらないようにコントロールをするのだそうです。


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2 件のコメント:

  1. すごいね。山火事を全部消してしまわないでコントロール?
    そうなんだね。きっと日本では アメリカの広大さは、皮膚感覚では、わからない。

    いろんなところの景色みてあるくにも 体力いるね。

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    1. りょんさん、そうですよねー、日本だったらすぐに民家のエリアに近接しちゃいますよね。北海道は別として…。山火事も以前は全部消していたのだけれど、そうすると森が世代交代することができないんだそうです。すっかり燃えて焼け野原になった後に新しい木が生えてくるというサイクルで針葉樹林が生きているんだそうで、火にさらされて温度が上がるとはじけて出て来る針葉樹の種もあるんだそうです。壮大な話ですよね。 

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