2015/10/09

アトランタ再訪 グリッツLOVEと牛からのメッセージ


9月末にアトランタに行ってきました。展示会に出展する日本企業さんのお手伝いの仕事で、観光の時間はぜんぜんなかったのですが、1日前に現地入りして、アトランタ在住の友人に再会できました。

国内便だから1時間ちょっと前に空港に着いてればいいねー、なんてノンビリしてたら、到着時間を計算し間違っていて、なんと、生まれて初めて飛行機に乗り遅れてしまいました。

「この便にはもうチェックインできません」といわれた時にはさーっと体が軽くなった気が。

幸い同日の便に席があって、振り替えてもらえました(差額は手数料の25ドルで済んだ!)が、空港で6時間待ち、夕方到着の予定が真夜中着に。

クライアントさんより1日前の到着にしておいてよかったーーーー。

おかげで友人たちと予定してた夕ごはんをキャンセルしたあげく、心優しいYちゃんに真夜中に空港まで迎えにこさせるという大迷惑をかけてしまいました。でも、空港での待ち時間が6時間くらいあったので、その間に終わっていなくてうわーどうしようと思っていた仕事をほぼ片付けることができました。

Yちゃんちはアトランタの北側のアルファレッタという落ち着いた住宅街にあります。

Yちゃんは私と同じくシングルママで、高校生の頭が良くて超かわいいお嬢さんAちゃんとふたりぐらしですが、行くたびに(って2回めだけど)四つ足の家族が増えている。

前回訪ねたときは中型犬セイント君と、いつもすごく機嫌の悪い猫シナモンちゃんだけだったのですが、今回は、手足を伸ばしたら全長6フィートはあり、私よりも頭一つ分は確実にでかい、そしてものすごくハイパーなチャチャちゃん、そしてこの写真↑のフレンドリーな美形ねこ、シマちゃんが増えてました。

この次行ったら何人家族になっているのか、楽しみですw

Yちゃんちはタウンハウスで、うちのアパートと同じ2ベッドルームなんだけど、フルサイズの浴槽つきバスルームが2つあって、さらにリビングルームは2倍は広い。

大型犬と中型犬と猫2匹が駆け回るスペースが充分あるのです。

そしてその真中でお嬢さんが優雅にビオラを弾いているという、かなりカオスだけど楽しいリビングで短くも楽しいひとときを過ごすことができました。


Yちゃんたちと日曜の遅めのランチを一緒に。
住宅地の真ん中にぽつんとあるソウルフードのレストラン、Greenwoods on Green Streetという店を探して行ってみました。

トマトソースとワケギつきのフライド・グリーントマト。


ボリュームは1人前が3食分くらい。トリ1/2羽分のフライドチキンには、蜂蜜のソースがかかってて、ちょっと中華風なテイスト。
つけあわせのカラードグリーン、スイートポテト、マカロニチーズ、ブロッコリーキャセロールなどは正統派ですが、メインディッシュは独自のツイストをかけてるっぽい感じです。

揚げ物類はさすがにパーフェクト。

Aちゃんは「海老入りグリッツ」というこれまた強烈な南部ならではのメニューを注文してました。


ソウルフードの店なのに、マントルピースに七福神が飾ってあるという不思議な店。
天井にはもちろん、ゆるゆると回る扇風機。
店の前にはピースサインが立ててある。全体に「折衷」を通り越してもはやアナーキーな感じです。

その中で教会帰りの正装した黒人カップルが食事の前のお祈りをしているという、とても不思議な店でした。またぜひ行きたい!


シアトルにはグリッツがあまり見つからないという話は以前にも書きました。挽き割りとうもろこしのおかゆであるこのドロリとしたグリッツが、私は大好き。

これを塩気の強いソーセージとかベーコンとかと一緒に食べるのが定番の南部の朝食メニュー。
泊まったホテルの朝食ブッフェにも当然グリッツがついていて、ほんとに嬉しかった。

日本から来て南部は初めてのクライアントさんは、「味はないけど微妙においしい、障子用の糊のようなたべもの」と不思議なコメントをされていました。

アトランタのスーパーにズラリと並んでいる数々のグリッツ! Yちゃんがお土産にと買ってくれました(TдT)。
なくなったらまたアトランタに買いに行かなくっちゃー!


日本企業の皆さんはタイトなスケジュールでめいっぱい働かれます。

商談を兼ねた気のはるビジネスディナーの翌日は、Yelpで見つけた居酒屋に行ってみました。
その名も「MISO」。

ダウンタウンからクルマで10分くらいのところにあるいま風居酒屋で、天井からは流木をアレンジしたアートが飾ってある。
寿司バーで寿司を握っているのはヒスパニックの板前さん。注文をとりにきたサーバーはアジア系だけど日本語は話せない青年。スタッフにもお客さんにも日本人は一人も見当たらない。
でも味噌汁も揚げ出し豆腐もかなりちゃんとした、普通の和食でした。

平日の夜にもかかわらず、アトランタのヒップな方々(30代くらいのお洒落カップルが多かった)で店内はいっぱい。
皆さん、箸を器用につかってクリエイティブな巻きずしを食べ、バーで日本酒を飲んでました。

和食の文化はほんとに米国の(少なくとも都市圏には)浸透したんだなあ、としみじみ。



アトランタのダウンタウンに滞在したのですが、ずっと雨降りだったし、落ち着いて写真を撮る時間もありませんでした。展示会場前で空港に行く前に撮ったこの1枚が唯一の観光写真。

左の建設中のは「メルセデス・ベンツ・スタジアム」。
アトランタ・ファルコンズの本拠地になる、8万人収容の開閉型ドームなんだそうです。

それより気になるのは、黄色い看板に「DISTANZ YERSELF FRUM BEEF」と、おもいっきり間違ったスペルで書かれた不気味なメッセージ。

これは最近シアトル近郊にも出店したチキンサンドイッチのチェーン店Chick-fil-Aの広告。
「ギウ肉に、ちかづくな」という牛たちの訴えです。

本社がジョージア州なので、アトランタ内にはこのアグレッシブな牛たちを主役にした広告がとても多いです。


帰りの飛行機に乗る前に、わざわざいっこ手前のターミナルにあるここの店に行って、レモネードとチキンサンドイッチを買いました。
国内線エコノミーはご飯が有料だし特別美味しいものはなさそうだし、腹ごしらえをしておくに限ります。


行きの飛行機で見えた、ブロッケンの影。いつもチョイスがあればかならず窓際、なんだけど、帰りの飛行機はMiddie Seat(3列の真ん中席)でした(´;ω;`)。


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2 件のコメント:

  1. お疲れ様でした。グリッツ私も大好きです!南部(本場)で食べるのは格別に美味しいのでしょうね。
    羨ましい限りです。お友達の四つ足の家族がどんどんと増えてきているなんて、なんとも微笑ましいです。
    アトランタは、暑かったのでしょうか?それにしても、同日の便に席が空いていて、良かったですね。
    普段の行いが良いからでしょう!

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    1. May Yさま、グリッツファン仲間ですね!グリッツの魅力はなかなかわかってもらえないことが多いんですよね。
      アトランタは暑いというほどではないのですが、低気圧で蒸し蒸ししてました。日本の梅雨を思わせるような湿気で、シアトルに帰ってきたら少し肌寒かったのですがさっぱりした空気にほっとしました。
      同日便が取れてほんとによかったーーー。いつもの行いは決してよくないのですが、感謝感謝です。

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