キリコちゃんがニューハンプシャーからのおみやげに買ってきてくれた、フェルト製のブルーバード。
「ブルーバード」って、青い鳥。
西海岸にはいないけど、こういう子らしいです。せなかが青で、おなかがオレンジ。
この正面顔は…。
綾波レイの朝ごはんかよ!と自分でつっこんだ、今週の「おめざ」セット。
ほとんどがサプリ、マグネシウム、ビタミンですが、青くてちっちゃい子が、じつはいちばん強力なステロイド剤です。こんなちっちゃいなかに、すごい成分がギューッと入ってて、体が睡眠に向かなくなるの、すごい。
ミクロな世界で体は変わり、それがすぐに思考や意思や行動にピキーンと反映される。できることとできないこと、感じ方がすぐに変わる。
て、このあいだも『バカの壁』を読んであらためて思ったけれど、 「自分」というのは、そう思いたいほどしっかりしたシステムではなくて、わりとすぐ書き換わっちゃうものなんですよね。
ステロイド剤の服用は、とりあえず、昨日、10回をもって終了しました。
こんなに小さいのにすんごくはたらいてくれているおかげで、1日24時間のうち、2〜3時間くらいずつ合計5時間くらいしか眠れない。
ステロイドがいったい体の何をどうしているのかわたしには理解できていませんが(『はたらく細胞』のステロイドを思い出すのみ↑↑↑)、こんな強力なものはさすがにあまり長期にわたって入れてよいものではないということだけは、わかる。
こちらは、まっとうなアボカドトースト。
退院してきた日にたまたまご依頼頂いたちいさな仕事を、先週末かけて1件だけお引き受けしました。
健康時ならば1日半くらいでやるものを、ぼーっとする時間を考慮して、3日分相当の時間を割り当てておいて、ちょうどよかったです。
内容が新しいテクノロジーとビジネスに関するもので、ちょうど興味のある分野の記事だったし、原文がすっきりわかりやすく書かれていたので、かなり楽しかった。
やっぱりわたしは翻訳が好きだなあ、と思いました。
原文に出てくる、知らないコンセプトや、きちんと理解していないコンセプトをまずリサーチして理解する。それを、日本の読者層にあたる方がどのような言葉で表現しているか、日本の媒体でリサーチする。まだ日本語のサイトがヒットしない場合には検索語を変えて周辺からいろいろ読んでみる。
詳しくない分野の(それがほとんどですが)翻訳は、そんなことをしているので、けっこう時間がかかります。
(わたしが翻訳の仕事を始めたのはインターネット時代になってからなので、前世紀のプロの方たちはいったいどんな知識を蓄えていたのだろうか、と思います)。
ひとつの単語について1時間くらいあれこれリサーチして、考え込んでしまうこともあります。
でも、自分が理解した内容を、すっきり読みやすい日本語に置き換えられた、と思えたときは、達成感があってうれしいです。
その出来上がりに、クライアントさんや読者さんがどのくらい同意していただけるかは、わかりませんが。
いまのところ、体力的にフルタイム相当での稼働はちょっと無理で、ピーク時の半分以下の仕事量になっていますが、それでも、こうやってぽつぽつご依頼いただくものに対応できるのはほんとうに嬉しいことです。
朝日新聞デジタル版に安藤忠雄さんのインタビュー記事がでてました。いま80歳で、なんと、8年前に、胆囊、胆管、十二指腸、膵臓、脾臓をがんで全摘したんだそうです。
まさに「五臓のないからだ」。
それなのに「五臓がないなら、ないように生きる――。こう決めて、退院後は1日1万歩歩き、昼食は1時間かけて食べ、その直後は休憩するように生活リズムを整え」て、いまのところ、特に目立った不調がない、という。
それで、五臓がないのに元気なのは奇跡だといって、むしろ縁起が良いからと、中国から仕事の依頼が増えたんだとかwwww 神様化している!
「ないなら、ないように」生きる、という姿勢。希望を自分で作り出すこと。
希望とは「生きる誇り」であり、それは安藤さんの場合、建築の仕事を通して社会とつながること、スタッフの生計を支えること、大阪人としての誇り、だといいます。
幸せとか希望とか、生きがいとか、いろいろ言い方はあるけど、自分が充実することって、やっぱり、自分の思いと行いを通して社会/ほかの人、世界、とつながること、でしかないのだな、と思います。
ほんのすこしでも人の役に立てたっていう実感は、うれしいものですねー。
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