今住んでいるバラード(Ballard)は、シアトル市内の北西部にある、わりあいに古い住宅街。もともとスカンジナビア系の人が多かった地域だ。
バラードのダウンタウンは、昔は漁師町で釣具とかボートの索具とかの店ばかり並んでいたそうだけど、今はすっかりオサレな町になってしまい、イタリアンレストランやカフェや個性的なブティックやワインショップやベーカリーが並ぶ。
これは新しいジェラート屋さん。そのとなりは、子ども用品の専門ブティックClover。
大量生産でない玩具やオーガニック素材のベビー服などを扱う店で、うちの子どもにはもう全然関係ない領域になってしまったにもかかわらず、用もないのに覗いてしまう。
友人に赤ちゃんでも生まれた日には、この時とばかりにプレゼントを買いに走る。この犬ボウリングはずいぶん前に友人の出産祝い詰め合わせに購入したもの。あんまり可愛いので写真だけ撮っておいた。
あの危険なカニ漁船リアリティTV『Deadliest Catch』にフィーチャーされているカニ漁船のひとつも、実はこの界隈の波止場が本拠地。祖父の代からバラードの漁師だというカニ漁船長は、この間新聞のインタビューで、オサレになってしまった今のバラードは「何売ってんだかわかんない店ばっかり」と嘆いていた。
シアトルはどこもそうだけど、この町にも犬の姿が多い。
このブティックのディスプレイは、乳がん啓蒙活動のピンクリボンでした。
犬も多いし、小さい子ども連れの若いお父さんお母さんも多い。 オサレな町並みにもベビーカーを押したママや赤ちゃんを背負ったパパが無理なく溶けこんでいる。シアトルはキッズにも、というか、子連れにフレンドリーな町だと思う。