2018/07/14
台形
国立にある不思議なダイニング「台形」。
とても意味ありげなこの名前ですが、 台形の土地にたっているから台形。なのだそうです。
ご主人が世界各地や日本各地であつめているという、不思議な骨董品にかこまれたお店。
壁には、古い護符や異国の家族の古い写真。
ところで大黒天というのはシヴァ神の化身だったんですねー。
印度では憤怒の神が、日本へ来ると打ち出の小槌を持った微笑みの神になるふしぎ。
マダムMが以前からとても気になっていたお店だそうです。
飾ってあるものも、食事に使ううつわもすべて骨董品で、売りもの。
江戸時代のものが多いようです。
七品のコースをいただきました。このディナーは金曜と土曜のみの営業。
食事はすべて奥様が一人で作っていらっしゃる。
『舟を編む』にでてくる、宮崎あおいちゃん演じる美人板前の香具矢さんみたい。白いシャツの似合う、すきとおった感じのかわいいシェフさんでした。
本日は貸し切り。小さな店なので、予約は一度にひと組かふた組しか取らないそうです。
ドアの内側に、なにか生えている。
古い染め付けの、修理してあるお皿ででてくる、「美生柑」、りんご、ズッキーニ、生ハムのサラダ。
銅のおなべで登場、海老のグラタン仕立て。
ヨーグルトと酒粕のデザート。ふんわりした優しい味でした。
紅茶のカップは、向付のための器だそうです!これも江戸のもの。
どこかの小さなお大名のお食事に使われたのかもしれませんね。
最初に目についてとても気になったステキな不動明王。これは江戸時代の版木だそうで、きっと護符を刷るためのもの。
ちょっと棟方志功ふうの、素朴で温かい明王さんです。
こんなに優しい顔のお不動さんは見たことないと思う。
マダムMは悩んでいました。買っちゃいなよ!
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