シアトル・フィニーリッジのハーキマー・コーヒー。
ロースタリー併設です。
コーヒーおいしいです。
いつのまにか、バラードの人気ベーカリー、Cafe Besalu のペストリーを置くようになっていた。前からだっけ?
Besaluは平日午後2時に閉まってしまうので、わたしとしてはとても難易度の高いカフェである。というわけでまた甘いパンをつい買ってしまうのだった。
先日NPRのShort Waveというポッドキャストで
「ビートルジュースの光が弱くなっている」
というニュースをききました。
え?
Beetlejuice?
ティム・バートンのこのカルト映画、わたくし名前は知ってたけどあえて観たことなかった。
しかしどうやら映画じゃなくてオリオン座の星のことを話しているらしい → ビートルジュース=ベテルギウス?? ええっ?
このポッドキャストを聴いた瞬間まで、「ビートルジュース」が「ベテルギウス」の英語読みの音に「かぶとむし+ジュース」という単語をあてはめたものだったということを知りませんでした。
ていうか、「 Beetle Juice」にしかまじ聞こえないんですよ!
ちょっとここで聞いてみて! 「ビートルジュース」って言ってますよね?
ベテルギウスはいうまでもなく、オリオン座の左肩にある明るい星。
そうか、あなたがビートルジュースだったのか。
それはともかく、このベテルギウスがいまだかつてなく暗くなっているという話です。
きのうの朝日新聞ウェブ版にも出てた。
そういえば、いつだったか珍しく晴れた日にオリオン座を見て「ん?なにか違う」と思ったのだった。
ベテルギウスは誕生から800万年で太陽よりはずっと若い星だけど、質量がものすごく大きいので(太陽の1,000倍あるそうです)、いつ爆発して超新星になってもおかしくない星なんだそうだ。
えっじゃあもうすぐ超新星が見られる? と、天文ファン界隈がざわついているものの、実はこういう目にみえる明るさはあんまり関係ないんだそうです。
上記記事に引用されてた天文学者は、もともとこの星は二つの周期で膨らんだり縮んだりして明るさが周期的に変わるのだが、今回はその周期が二つ重なったために非常に暗くなった、またすぐ明るくなるでしょう、と答えてます。なーんだ。
ビートルジュースが超新星として爆発したら、半年くらいの間、月とおなじくらいの明るさで見えるそうですよ!
生きてるうちに見てみたい〜!と思うのは天文学者だけではないですよね。
ちなみに藤原定家が『明月記』にかに星雲になった1054年の超新星を記録していたのが有名ですが、定家は自分が実際に見た彗星に刺激されて、こんな不思議な星(ふだんの空になく急にあらわれた大きな星は「客星」と呼ばれたそうです)が出たことはなかったか、と陰陽寮に昔の記録を問い合わせて、200年ほど昔の超新星記録を教えてもらって日記にいれておいたんだそうです。
京都学園大学の先生が書かれた面白い記事がありました。
だいたいこういう「客星」が出ると不吉とされていたそうなので、超新星が出現したとき、陰陽師さんたちは大騒ぎだったでしょうねー。
もともと膨らんだり縮んだりして、6年と14カ月の二つの周期で明るさが変わっているという。
もともと膨らんだり縮んだりして、6年と14カ月の二つの周期で明るさが変わっているという。
あれ?と思ったら、私はペテルギウスと覚えてました。一つお勉強になりました。
返信削除“天文書以外では、しばしば「ペテルギウス」と誤記されることもある。他にも「ベデルギウス」、「ベテルギウズ」といった表記も見られる。”
Google検索:ペテルギウス 438,000件; ベテルギウス 1,640,000件と、結構多いねと思えば、「ペテルギウス」というアニメキャラがいるんだとか!?
「ぺ」テルギウスですか。ちょっとかわいくなる感じ。
削除ほんとだ、「ペテルギウスロマネコンティ」ってキャラがある…安直というか、すごい名前ですね。このキャラはぜんぜんかわいくないし。
「異音」の記事、書きかけで2年くらい塩漬けにしてあるやつのこと思い出しました。あれアップしよう。
外来語の濁音が清音に変わるのって、日本語だけでなくて全世界的にみられる現象らしいです。
「ニューズ」「ブルーズ」が「ニュース」「ブルース」になるというやつです。
「べ」→「ペ」も、清音じゃないけど濁音が半濁音に「軽減される」現象なんでしょうねー。
おもしろーい。