2021/07/14

旅立ったいぬ、独立記念日


ずっと家族同様だったCTファミリーのCT3号チップくんが、先月、犬の天国にかえってしまいました。


とてもよい犬でした。

うちの息子とは兄弟のように育った。どちらも一人っ子だったし。

オアフ島のカイルアに住んでいたとき、家出して庭の植木の陰に隠れていた(幼稚園じゃなくて小学4年生とかのときww)うちの息子を探し出してくれたこともあった。

 


ラニカイビーチの入り口。
ほんとに毎回見るたびに呆れるほどきれいな色の海だったなー。こんな場所の近くに住んでいたなんてねぇ。

この↑↑写真は、いままで自分で撮ったなかで一番気に入ってる写真のひとつです。ちょっと傾いているが。

どこから見ても100%「島の少年」だった少年。これはシアトルに来る前の年でした。



 

こどもにも犬にもフレンドリーで、本当にいい環境でした。


チップくんは、ハワイからシアトル、さらにそのあと1年半東京生活も経験してシアトルに戻るという、海をこえた引っ越しを何度もしたビーグル犬でした。




 息子の髪型は今とよく似ている。ミニ反抗期だったころねww。

不安そうなチップくん。ハワイ犬だったのに水泳は苦手だった。



犬も猫も、喋らない存在なのに、または喋らない存在だからなのか、とてつもなく大きな存在感で、人の中のなにか大切なものを機能させるためのとても重要な役割をいつの間にかどんどん担ってくれるようになる。知らないうちに。

 きみがいてくれて本当によかった。うちの息子の良いブラザーでいてくれてありがとう。

子どもにとって仲良しの動物をもつことがどれだけ大きな宝か、計り知れないです。

もちろん大人にとっても。
私も、どれだけいろんなことをチップくんに教わったことか。

充実した犬生だったとおもう。
犬らしい気苦労は絶えないながら、幸せな日々だったと思います。



そしてやってきた、チートくん。



これはいわゆる、キュン死ってやつか。


かわいすぎる。反則です。



CTちゃんが気を落としすぎたらどうしようってひそかに心配だったので、チートくんが来てくれてほんとによかった。この子はかなり落ち着いた性格みたい。



新たな冒険のはじまりなのだ。



マリーナに来ていた、2本マストの美しい船。これはスクーナー船ってやつなのかな。

独立記念日の日曜日は、CTファミリーのボートでちょろっとセーリングにつれていってもらいました。ていうか、わたしはかなり本格的に昼寝をしていたのであまりよく覚えていないのです。化学療法のあと3日目くらいから数日間絶大な眠気に襲われて、とてもとても気持ちよく眠ってしまいます。

快晴の午後、海の上で新鮮な空気を吸いながらの昼寝でぐっすり安眠できたためか、今週は前回よりもずっと体調がよかったです。

 


日没がまだ午後9時すぎなので、ずっと明るくて、気づくと食事時になっている。

なんとなく持ち寄ったデリフードでなんとなく独立記念日のお夕飯。


 

例年なら湖畔で花火が上がるので、ユニオン湖は前日から船でいっぱいになるのだけど、今年は去年に続いて花火なし。だからマリーナも静かでした。



船のキッチンで使う食器とグラスも、やはりCTちゃんのセレクション。ぴしりとミニマルに。




残照のマリーナは風情がありますが。

ここの船には定住している人も多く、本当はもちろんご法度なのですがトイレをそのまま流しちゃってる船もたまにあるらしいので!!マリーナの中の水には入らないがよろし、との大変重要な情報をCTちゃんからききました。



午後9時すぎの日没です。

世界はいろいろ大変だけど、腹立たしいことも悲しいこともあるけれど、とりあえず今年もまた平和に独立記念日が過ぎて夏がやってきます。

諸方面のすべての神様、すべての皆様、いろいろありがとう。よく眠ろう。そして起きよう。

 

 

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4 件のコメント:

  1. 何年も前からブログを拝読しているにもかかわらず、今までROM専門でしたが、今回はコメントせずにはいられず初コメさせて頂きます。
    ラニカイビーチ入口でのご子息とチップ君のお写真、あまりにも素晴らしくて思わずため息が出ます。まるで映画のワンシーンかと思わせるような美しいビーチとその主人公みたいな息子さんの後ろ姿、その彼を見上げるチップ君、全てが完璧で巨大ポスターにでもして飾っておきたいほどです。

    Tomozo様は写真を専門に勉強されたこともあるのでしょうか?実は以前から、ブログに掲載されている何気ない日常やご近所での写真も素晴らしいものが多く、こちらのブログのたくさんある魅力の中の一つだなぁと感心していました。
    当方、日本在住ですが、日米ミックスの息子を持つ母であり、ハワイとシアトルに親しい友人や家族が住んでいることもあって、ローカルな話題などにも一方的に親近感を感じてTomozo様のブログをいつも楽しみに拝読してます。これからも、末永く楽しませていただけたら幸いです。

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    1. コメントありがとうございます!自分でもお気に入りのラニカイ写真、お褒めいただき嬉しいです。このころはデジタル一眼レフにとても凝っておりました。とくにきちんと勉強したことはないアマチュアですが、写真がとても楽しくて、副業にでもできないかと思ったこともありましたが、翻訳業のほうもフリーになったばかりでまだまだ腰が座っていなかったのでそちらに集中しなくては、と、よけいな欲を出さずにブログで楽しむことにしました。インスタグラムが出てくる直前のころです。

      日常をほそぼそと綴っているこんなブログを楽しんでいただけて、嬉しいです。
      ハワイとシアトルはなぜか縁が深く、実はよく似ていますよね。どちらも、人がのんびりしていて気候が穏やかで、自然が身近で、ゆったりしているけれどとても個性的。暮らしやすい土地で、きっと自分に合っているのだなと思います。どの土地にもそれぞれの個性がありますね。
      ふたつの国の文化をもつお子さんを日本で育てるのは、またこちらとは違うご苦労があることと思いますが、楽しい毎日でありますように!

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    2. お忙しい中、ご返信をありがとうございます。
      副業にとまで考えられたことがあるとのこと、やはり写真への思い入れはかなりのものだったのですね~。実はステキな写真に感心させられたのは今回が初めてでなく、これまで何度もあったので、どうりで!と納得です。

      おっしゃるように、二つの文化をバックグラウンドに持つ息子の子育ては大変な点もありますが、理想としては、Tomozo様の息子さんのように(いつもブログで『うちの青年』と呼んでいらっしゃる呼び方も好きです)料理でも何でもこなす優しくて生活力ある大人に育ってくれたらと願いつつ、何とか頑張っています。

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    3. ありがとうございます。写真は、最近はすっかりiPhone一択になってしまってますが、それでも楽しいです。インスタの登場で、ちまたに溢れる写真の量も質も飛躍的に上がりましたね。

      わたしはヘタレなので、日本でだったらとてもとてもワンオペで子育てをこんなにのんびりできなかったと思います。とてつもなく素晴らしい友人たちに恵まれて、のほほんと過ごせてきました。うちの青年も真面目ではあるけれど、かなりのんびりしています。ふたつの国の文化をアイデンティティの中に持っていることは、プレッシャーや苦労もあるに違いないけれど、それだけに大きな財産ですよね。日本にもとても意欲に溢れた視野の広い若い人たちがたくさんいるので、彼らを見ていると元気がでます。息子さんも、きっと日々貴重な経験をされて、世界を広げていることでしょう。楽しみですね。

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