11月4日の日曜日、シアトルのインターナショナル・ディストリクトにあるジャパニーズ・カルチュラル・コミュニティ・センター・オブ・ワシントン(JCCCW)で開催された「文化の日イベント」に行ってきました。
わたくし、はずかしながらこの団体のことも建物のこともまったく知りませんでした。
ここは以前、日本町の日本語学校だった建物だそうです。
今でも日本語学校や各種の文化行事を精力的におこなっているそうです。
この日は、昔ながらの木造校舎の中で、日本風のカレーを売ってたり、「にほんへの旅」の発表があったり、生け花展があったり、第二次大戦中に強制収容所に送られた経験を中心に綴った二世の女性による自伝をもとにした展示がありました。
このあたりの日本町の住民が、戦争中根こそぎ内陸の収容所に送られたということはもちろん知ってたしいろいろ読んではいたものの、実際にかつての日本人コミュニティの中心だった日本語学校という建物のなかでその展示を見ると、なんともいえない実感をあじわうことができます。
ここの「武道館」という名の板張りの道場で、舞踏家、薫さん、あふひさん、ショウコさんとジョアンさんのパフォーマンスがありました。
しずしずと登場する舞踏家たち。
床に置かれたライトがこちらを直撃していたため、全体にちょっとおもしろい写真になりました。この日もiPhoneで撮影です。
ピンク色の紗で自らを覆う女たち。
この日の演目は「Sleeping Beauty」。川端康成の「眠れる美女」を下敷きにしているそうです。
「眠れる美女」読んだことないや。
あとで読んでみよう、と思ってまだ未読です。
なんでも、もう性的に不能となったじいちゃんたちが前後不覚に眠る全裸の少女を鑑賞するという筋だそうだ。
最前列で見ていた幼い姉妹。
「スリーピングビューティー」と聞いて、この子たちが「えっ♡」と嬉しそうに顔を見合わせていたのをわたしは見た。
そしてこの、すけすけのピンクのスリップに身を包んだ謎のスリーピングビューティーたちを見て、彼女らはなにを思ったことか。
引率してきた品のよいお祖母様らしい女性がたいへん困惑した笑顔で去っていったのが印象的でした。
ところで、チャイナタウン/IDがずいぶんとキレイになりましたね!
もちろん、まだホームレスの方々はいらっしゃるものの、このフジベーカリーの前の小公園にも新しいゲートとガーデンテーブルセットが置かれてました。
夜遅くまでやっているデザート屋さんも賑わっているし、全体に小綺麗になってきたなーと思います。
以前は何十年も廃屋同然になってたビルも小綺麗なアパートホテルになってたり。
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