2021/07/26

ほうじ茶わらび餅パフェとブルースさん、シアトルのNYラーメン


オリンピックが始まりましたね。でもまったく見ていません。

開会式とスケボーは、あとからニュース記事で読んで、ちょっと見てみたくなった。 


先週末は大事な友人がふたり、テキサスとカリフォルニアからそれぞれシアトルに遊びにきてくれました。

ふたりともとても愉快で聡明で、それぞれ長年別々の分野で仕事をしていて、プロフェッショナルとして頼りにされているだけでなく、夫婦円満のかしこい奥様でもあり楽しいファミリーのお母さんでもある。ふたりともわたしよりもひと回り年下だけれど昔からわたしよりもずっとしっかりしてて頼もしい。会うのは5年以上ぶりで、ふたりともますます態度が大きくなっていたw、良い意味で。

短い3日間だったけれど、食べてはおしゃべりして、町を歩いて、また食べてまったりおしゃべりして、楽しゅうございました。

 

レイクビュー墓地に、ブルース・リーさんとブランドンさんのお墓を訪問。

日本の墓地みたいにお花をいける花受けがないので、綺麗なブーケがいくつも雑然と積み上げられてました。やはり毎日、ひきもきらず人びとが訪ねていくんですね。愛されているヒーローで哲学者。ブルースさんがワシントン大学の先輩であったとは、知らなかったです。

 


アマゾンの本拠地であり、残りの「GAF」もみな揃って新しいビルで肩を並べているキラキラ地区、サウスレイクユニオンにあるNana's Greentea。抹茶パフェがおいしいと聞いて、行かねば行かねばと思ってたので行けて嬉しい。 

わらび餅入り「ほうじ茶パフェ」にしました。

ソフトクリームがふんわりでおいしかった。アメリカの「SOFT SERVE」とは違うのよ。



 ここもぜひ行きたくて皆を引き連れて行ってしまった、インターナショナル・ディストリクトの「Momosan」。アイアンシェフのラーメン屋さんということで期待大だったのだけど。

豚骨ラーメンはおいしかったけど、驚くようなところはひとつもなくて、これが16ドルなのだと聞けばやはり普通に高いラーメンというしか。

そして、油そばのような、汁気のない斬新な「スパイシー担々麺」を頼んだうちの青年は、なんと、半分以上を残した……。

ここは日本のラーメン屋ではなく、やはりNY式ファンシーラーメンの店なのでした。



土曜日の夕方は、Ivar's Salmon Houseのユニオン湖に面したデッキでまったり。

スペースニードルやダウンタウンのビルも見える、水辺の特等席でした。

ここはレストランだけでなく、テイクアウトのカウンターもあって、ボートで来たひとたちがボートを横づけにして買いにくるんですね。知らなかった。

天気もよく、まっとうな夏のシアトルの爽やかさを楽しんでもらえてよかった。 


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2021/07/16

しそとオリーブ


ちょっと前の近所のポピー。もうポピーは終わり、いまはあじさいが綺麗な色になってきています。


猫シッターに行って、DOMさんちのガーデンにインスパイアされ、園芸センターへ。

今年は、青じそも赤じそもワサワサと繁った苗がたくさんありました!! ひとつ3ドル99セント。



シアトルでたぶん初めて見た、ムラサキツユクサ。(買わなかった)。懐かしい。

苗木もたくさんあって、見ているだけで楽しい。




青じそをひとつ買ってきました。去年の種ののこりも撒いてみたけど、出るかな。


うちのアパートの階下のお部屋は、ベランダのかわりに小さな庭があります。
下の住人が「ワシントン州の原生種」という花の種をいっぱい撒いたので、毎年夏になるとワイルドなミニ花畑に。なかなか素敵な借景。




ワイルドといえば、うちのベランダの植木鉢を掘り返して新しい苗をいくつか植えていたら、(死んでしまった植木たちがかつて植わっていた)土のなかから、植えた覚えのない(植えるはずがない)ピーナツがでてきました。こんなにたくさん。

どうやらブルージェイが、あとで食べようと隠しておいて忘れたものらしいです。
カラスかと思ったのですが、よく鳥を観察しているうちの青年によると、ブルージェイだそうです。

カラスはよく向かいの家の雨樋になにか隠して、ときどき掘り返していますが、たしかにベランダで遭遇したことはない。ジェイはときどきベランダの中にいるのをわたしも目撃したことがある。

発掘したピーナツはエアコンの室外機のうえにお皿に乗せておいておいたら、1日でほとんどなくなっていました。



近所のオリーブの木。

ここ数年、オリーブの若い木が植えられているのをよく見ます。流行りなのかな。
これはかなり大きなほう。
葉っぱが綺麗です。



 立派な実がなっていました。収獲するのかな。

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2021/07/14

旅立ったいぬ、独立記念日


ずっと家族同様だったCTファミリーのCT3号チップくんが、先月、犬の天国にかえってしまいました。


とてもよい犬でした。

うちの息子とは兄弟のように育った。どちらも一人っ子だったし。

オアフ島のカイルアに住んでいたとき、家出して庭の植木の陰に隠れていた(幼稚園じゃなくて小学4年生とかのときww)うちの息子を探し出してくれたこともあった。

 


ラニカイビーチの入り口。
ほんとに毎回見るたびに呆れるほどきれいな色の海だったなー。こんな場所の近くに住んでいたなんてねぇ。

この↑↑写真は、いままで自分で撮ったなかで一番気に入ってる写真のひとつです。ちょっと傾いているが。

どこから見ても100%「島の少年」だった少年。これはシアトルに来る前の年でした。



 

こどもにも犬にもフレンドリーで、本当にいい環境でした。


チップくんは、ハワイからシアトル、さらにそのあと1年半東京生活も経験してシアトルに戻るという、海をこえた引っ越しを何度もしたビーグル犬でした。




 息子の髪型は今とよく似ている。ミニ反抗期だったころねww。

不安そうなチップくん。ハワイ犬だったのに水泳は苦手だった。



犬も猫も、喋らない存在なのに、または喋らない存在だからなのか、とてつもなく大きな存在感で、人の中のなにか大切なものを機能させるためのとても重要な役割をいつの間にかどんどん担ってくれるようになる。知らないうちに。

 きみがいてくれて本当によかった。うちの息子の良いブラザーでいてくれてありがとう。

子どもにとって仲良しの動物をもつことがどれだけ大きな宝か、計り知れないです。

もちろん大人にとっても。
私も、どれだけいろんなことをチップくんに教わったことか。

充実した犬生だったとおもう。
犬らしい気苦労は絶えないながら、幸せな日々だったと思います。



そしてやってきた、チートくん。



これはいわゆる、キュン死ってやつか。


かわいすぎる。反則です。



CTちゃんが気を落としすぎたらどうしようってひそかに心配だったので、チートくんが来てくれてほんとによかった。この子はかなり落ち着いた性格みたい。



新たな冒険のはじまりなのだ。



マリーナに来ていた、2本マストの美しい船。これはスクーナー船ってやつなのかな。

独立記念日の日曜日は、CTファミリーのボートでちょろっとセーリングにつれていってもらいました。ていうか、わたしはかなり本格的に昼寝をしていたのであまりよく覚えていないのです。化学療法のあと3日目くらいから数日間絶大な眠気に襲われて、とてもとても気持ちよく眠ってしまいます。

快晴の午後、海の上で新鮮な空気を吸いながらの昼寝でぐっすり安眠できたためか、今週は前回よりもずっと体調がよかったです。

 


日没がまだ午後9時すぎなので、ずっと明るくて、気づくと食事時になっている。

なんとなく持ち寄ったデリフードでなんとなく独立記念日のお夕飯。


 

例年なら湖畔で花火が上がるので、ユニオン湖は前日から船でいっぱいになるのだけど、今年は去年に続いて花火なし。だからマリーナも静かでした。



船のキッチンで使う食器とグラスも、やはりCTちゃんのセレクション。ぴしりとミニマルに。




残照のマリーナは風情がありますが。

ここの船には定住している人も多く、本当はもちろんご法度なのですがトイレをそのまま流しちゃってる船もたまにあるらしいので!!マリーナの中の水には入らないがよろし、との大変重要な情報をCTちゃんからききました。



午後9時すぎの日没です。

世界はいろいろ大変だけど、腹立たしいことも悲しいこともあるけれど、とりあえず今年もまた平和に独立記念日が過ぎて夏がやってきます。

諸方面のすべての神様、すべての皆様、いろいろありがとう。よく眠ろう。そして起きよう。

 

 

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2021/07/03

冷やし中華と神々しい海


近所に来るラーメン屋さん、midnite ramenで冷やし中華をはじめたというので、さっそく行ってきました。

トラディショナルな冷やし中華とはちょっと違う、トマトと牛肉とルッコラの、オシャレ冷やし中華。大阪・鶴橋風、と書いてありましたが、そうなん?




こちらは猛暑とともに波乗り翻訳者えりぴょんが去った翌日、水曜日のピュージェット湾。

平和な海に神々しい光がさしていた。


なんだか、ベンチに座ってるおじさんに啓示が下りたみたいな図になっている。




 青年がパーティーグッズ店で買ってきたクマムシ人形。

えりぴょんは、クマムシの存在を知らなかったそうです。どこにでもいるのよ、このひとたちは。英語の名前はwater bear。水くまです。

 

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フルオープンの7月


近所の猫さん。するするすると平べったくなって忍び寄り、茂みのなかの何かをみつめておられました。猫はハンター。

猫シッターしてたミンクスちゃんも、狩人猫でした。
ある朝、庭で、うちの青年がねずみのバラバラ死体を見つけたそうです。わたしは見なかったけど、見事な「フィレ」になっていたとか…。



6月30日から、ワシントン州はようやくようやく、「fully reopened」に!
レストランも100%の客席営業が許可され、バーやクラブも開店。小規模なコンサートやライブも復活しています。

近所のブリュワリーの前を通ったら、どこも大賑わいでした。

スーパーのトレーダージョーズに行ったら、入り口に「ワクチン接種が完了した方は、マスクはしなくてもOKです」という主旨の張り紙が。

今週から、マスク着用を必須とするかどうかはお店の判断に任されています。

もちろん自己申告なのですが、マスクを着用しないで買い物するのはなんだか落ち着かない。1年と3か月ほどのあいだに、すっかり刷り込まれるものですね。

シアトルは全米で初めてワクチン接種率が7割を超えた都市。買い物に来てる人ももうほとんどが接種済みだと思うけど、さすがに意識高い系揃いというか、トレジョの中でもマスクをつけてる買い物客のほうが多かったです。

どのくらいでマスクが消えていくのか。(山の向う、内陸部ではマスクもワクチン接種もしてない人が多いのだろうけど)

新型株がまた流行しませんように…。



こちらは近くのバラ園。みごとに満開です。
とても手入れが行き届いていて、小さいけれどとても見ごたえがあるローズガーデンです。




あまり人が多くなくて、ゆったりくつろげるのも良いところ。
なにしろ日が長いので(日没は9時すぎ)、暑さが和らいだ夕方に行ってまったりするのに良いスペースです。



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2021/07/01

ご近所アトリエに波の絵を買いに

2日前の猛暑などまるでなかったかのように涼しい一日でした。朝の気温は21度C。

フットワークのかるい波乗り翻訳者えりぴょんは、よりによって猛暑の3日間だけシアトルに滞在して、ホノルルに帰っていきました。


一番の猛暑であった月曜日、えりぴょんのお気に入りアーティスト、 John Holmさんのアトリエを訪問しました。

えりぴょんがカウアイ島のギャラリーで見た絵が気に入り、アーティストとFacebookでやりとりを始めたら、なんと、その方がわたしのご近所さんだったという不思議なご縁。

うちのアパートから車で5分もかからない(iPhoneの地図によると「徒歩24分」)町内の、小さな古くてかわいいおうちで、裏庭の小さなガレージをアトリエにしていらっしゃる。




海軍でパイロットを務めたあとニューヨークで広告の仕事をしていたというジョンさんは、おそらく70代。近くに孫が11人いて、かわるがわる遊びにくるそうです。

いい人生ですね。

大胆な筆づかいとニュアンスのある色彩で、水や空気と光の表情をとらえた画面が素敵。
明るいだけではない詩情があって、わたしも好きです。

 


ハワイやカリフォルニアの波の絵のほかに、サウスウェストの風景を描いたシリーズもあって、濃紺の夜の空と、オレンジ色の明かりをともした建物の絵も、とても素敵でした。



素敵な古い薪ストーブのあるアトリエですが、暑さ対策はまったくされていないため、煮えるように暑かった。ジョンさんの奥様が冷たいお水を持ってきてくださった。

ジョンさんは大柄で、物静かで知的なアーティストの風情と、職人的な気質と、いかにもアメリカ人らしいDIYなバイタリティの感じられる素敵な方でした。

フレームも自分で作っているそうで、庭の一角にテーブルソーが据えつけられていて、えりぴょんにフレームのつくりかたを説明していました。






えりぴょんはこのサーファーの絵をお買い上げ。

ターコイズ色のペイントをラフに削って擦りきれた風情にした自作のフレームも絵にぴったりで素晴らしい。

画面まんなか、盛り上がって「バレル」をつくっている波の腹に陽の光が透けて、すこしくぐもった緑になっている、この色が見事。巻き上がった砂の金色、深みのある緑、澄んだエメラルドグリーン、ターコイズ、白い泡。こういう色になるんですよねー、ハワイの波って。

とくにノースのワイメアあたり。わたしは10年以上ハワイに住んでてもったいないことにサーフィンを一度しかしたことなかったけれど、ただ波を見に浜に行くのは大好きでした。


ちょっとサイズが大きめだったけれど、無事、機内持ち込み手荷物として持ち帰れたそうです。よかった。


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