2020/12/28

霜の朝


 うわー、今週はもう年末年始なんですか! なんてこった!

冬至も過ぎて、すこしずつ日が長くなってきたとはいえ、日の出は7時57分。


きょうは日の出前に起きて、やっべーすげー早起き!と思ったけどぜんぜん早くありませんでした。


朝、日の出のすこしあとに散歩に行ったら、霜がおりていました。

 


朝の空気は新鮮で気持ちがよいなー。早起きは三文の得ですねー。きょうは快晴。

スターリングやロビンが大騒ぎ。鳥がぜんぜん啼かない日もあり、ありとあらゆる鳥が近所中で啼いている日もあり、不思議です。


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2020/12/27

ハムの謎


メリークリスマスでした。

今年は不思議なクリスマスで。

コロナにつき、いつものように友人たちと集まることもできず、家で息子と2人だけなのでとてもシンプルつまり質素。

クリスマスツリーの下に青年がならべてくれたプレゼント。数はたくさん、だけどナカミはレモンだったりザクロだったり(笑)。なぜザクロ。
そしてお気にいり紅茶やさんの紅茶や、チョコレート。包装紙も手作りで。

わたしからは本2冊。質素きわまりないけど気分は充実です。


 

ことしはハムを焼いてみよう。という計画で、23日の夕方に青年がスーパーで買ってきたのは9ポンド(4キロ)のハムのかたまり。なぜだ。

3分の1は冷凍し、1ポンドくらいはCTちゃんちに押しつけ、そしてクリスマス明けてから3日間、いまだにハムを食べ続けています。

もう火がとおっているはずなのに、さらにオーブンで1時間半焼くというのがよくわからない。ブラウンシュガーと蜂蜜とシナモンやナツメグを混ぜたソースをかけて焼いたので、きれいなグレイズができました。



 あとはマカロニチーズといんげんと、ヤムのサラダだけの、シンプルなディナーでした。

マカロニチーズはホワイトソースの中にチーズをしこたま入れてチーズソースを作り、マカロニに混ぜ込むレシピで、クリーミーでおいしかった。

今年はコロナ禍のために、ホリデーにも義理の家族と義理で集まらなくて済んで嬉しい、という声をあちこちで聞きましたww

コロナのおかげで、結局一番必要で大切なものが何かをよくよく見つめることができた1年だった、と思います。もちろん、のんきにそんなこと言えること自体が、とても恵まれているのだけど。

食べるものがあるだけでなくしょっぱいハムだとか文句をいうことさえでき、住む場所があって、ツリーさえ飾れて、心から楽しく一緒に祝える大切な家族がいるって、ほんとうにメリーメリークリスマスでした。

これであと、こたつと猫と温泉があったら言うことなしだけどな。そしてオーシャンビューでねww

 


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2020/12/20

今年もアグリーに。



近所のスーパー、TARGETに行ったら、今年もアグリーなセーターやスウェットシャツが並んでました。


みんな、バーチャルのクリスマスパーティーで着るのかしら、これ?

そういう需要はけっこうあるのかも。

 



うちのわりと近くに、近所一帯が派手にクリスマスの飾りつけをするので有名な一画があります。前から聞いてはいたけど、はじめて行ってみました。

日曜の夜だったこともあり、見物の車で住宅街の道路が大変な渋滞になっていた。





家のデザインからすると、1950年代に宅地開発された住宅街のようです。

ミッドセンチュリー風のすっきりした2階建てや平屋のお宅が多く、市内にしては前庭も広々していて、敷地が広い。いいなあ。ディスプレイもクラシックな感じが多かった。





 「ここには住めない。クリスマスの圧が強すぎて無理」とCTちゃんが言ってましたが、知らずに家を買ってクリスマスになったらびっくり、ていう人もいるのかなw

でも中には、まったくディスプレイをしていないお宅もいくつかありました。反骨精神w

 ぜんぜんディスプレイをしていない家の、日本風だけれどかなり思い切って刈り込んだ植木が面白かった。

うちの近所でも、巨大なサンタや赤鼻のルドルフがあちこちに出現してます。

もう明日は冬至なんですね。はやっ。


ネットのニュースを見るとただちに気持ちが荒むので、なにか圧倒されるような美しいものが見たいなあ。
美術館とか映画館とか大聖堂とか、人工の美しい空間に少し飢えてきています。
自然の中にいるのはもちろん一番の贅沢なのだけど、今は街の複雑さと建築物が懐かしい。

この数か月ですっかり文明が劣化してしまったような気がしているので、建築物や芸術の分厚い知性に目のアカを洗い流してもらいたいのです。



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2020/12/18

信じてしまう人たちとトランプの魔術パワー

 


きのうは久しぶりに晴れ。うちの青年が自転車に乗ってでかけていったガスワークス公園の写真です。


きれいな夕空だった。

また週末はずっと雨のようです。冬至には木星と土星の超接近がピークになるのにー、見られるかなー。
夕方、西空のかなり低いところに見えるそうです。

 


またもや、和製トランピアンが思わぬところに出現したのに出くわしてしまい、がっくりしました。

ときどき見るブログ的な場所で、それまで普通に常識を共有していたと思っていた人が、急に「あの人は中共に対して自由世界を守る戦士なのに、アメリカ在住の日本人は堕落したメディアに騙されていて無知なので、何もわかっていない」「わたしは信頼のおける筋からの情報をダイレクトに得ている」とか書いていて、目が点になったー。

ダイレクトに、というのは、「堕落したメディア」のいうことなど聞かずに、てことなんでしょうね。

海の向こうで読んだQアノン系の記事とトランプ側近のツイートで「武装」して、この国にじっさい住んでいるわたしたちを「無知」と言い放つ、その自信に恐れ入ってしまう。

なぜ、陰謀論をかくも簡単に信じてしまう人が多いのでしょう。

陰謀論って、引きつける力が強いんですね。 ジャンクフードのように。シンプルでカラフルで熱があって、陶酔できる。

Qアノンの日本での広がりについては先日、ブルームバーグの日本語版でも紹介されてました。

最近、えええっ、あなたまで?と思うような人がトランプ礼賛をはじめててびっくり〜、という話をあっちこっちで聞くし、頻度が上がってきたな。

と思っていたら『トランプ時代の魔術とオカルトパワ』という書籍のことを知りました。
日本語版は紙版しかないし、高いからたぶん買わないけど。この一条さんのブログでかなり詳しく説明されていて、これだけでお腹がかなりいっぱいになる。

なんと「ブロンディ」のベーシストだった人が作家に転向して書いたもの。


 

トランプは「ポジティブシンキング」の始祖ともいわれるノーマン・ヴィンセント・ピールに心酔していたというエピソードにはじまり、クロウリーやシュタイナーから、現代の「魔術」師たち、ヒトラー、ムッソリーニ、20世紀後半にブームとなった自己啓発、引き寄せの法則なども一堂に並べて、「思考を現実化させる」というテーマが心をあやつる「魔術」に発展し、政治の舞台に影響を与えてきたという説が述べられています。

トンデモ本ではなく、かなり精緻に史料にあたった労作のようです。

なるほどー。

先日、森本あんりさん(ちなみにわたしは、この人女性だと思ってましたww)の『反知性主義 アメリカが生んだ熱病の正体』を読んですこしひっかかっていたのが、 なんとなく腑に落ちたような。

信仰についてちょっとまとめてnoteに書いたばかりなのですけれど(もしよろしければご笑覧ください。こちらです) 、いまようやく「魔術」と「信仰」の違いがわかった気がする。

すこし前に、尊敬するある方が、「魔術的な思考は信仰とは相容れない」と指摘されていたのですが、ようやくそれが実感として納得できた。

スピリチュアル系がふたつに分かれるのはここなのかも!

以前に『The Work』のバイロン・ケイティさんも同じようなことを例の『ザ・シークレット』について言っていて、そのときはよく理解できなかったのだけど。

祈りを、自分に力を引き寄せるためのツールとして考えるか、祈りが天に(神に)向かっているか、っていうことなんですね。これってすごーーーく微妙だけれど、決定的な違い。

やはり、動機がたいせつ。自分のすべての言動、すべての思考が、なにを動機としているのか、そしてその後ろに何が働いているか、常にチェックするのは何よりも重要だな、と、ひしひし感じます。もうほんとにそれだけです。

 


 

今週水曜日は治療の日で、クリニックから帰ってきて爆睡していたら、青年がごはんをつくってくれました。油揚げと豆腐山盛りのダイナミック味噌汁www おいしかった。

奥にみえているマンガのような大盛りごはんは、青年の通常量(1杯目)です。お米がすごい勢いでなくなるー。

 

 

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2020/12/15

冬はおでん。


 うすら寒いシアトルです。 ということで、おでんを自慢します。

ウワジマヤで冷凍のおでん種を入手してきました。うほーい。
吉祥寺ダイヤ街のさつま揚げ屋さんに行きたいなー。枝豆はいったやつ食べたい。

実はうちでおでんを作ったのは、初めての試み。

むかし実家でおでんといえば茶飯だったので、ごはんも茶飯にしてみましたら、うめえぇ!(ちょっとおこげつき)
いただきものの茅乃舎だしはちょっと濃いので半分にうすめたやつと、醤油と塩少々だけで。
茶飯ってこんなにおいしかったか!と、翌日もリピートしてしまいました。

おでん種買ってきたけど、つゆ買って来なかった!とあわてて、白ごはん.comのレシピにしたがって、かつぶしと昆布で作ったんですよ。

 


鰹節40グラムってけっこうな量だ。こんもり。



鰹節も自慢しましょう。
子どもの頃、父方の祖母の家に行くと、祖母が毎朝必ず鰹節を削っていたのになんとなく憧れてました。

団地で一人暮らしの祖母でしたが、お風呂は小さい風呂場に木の浴槽を据えていて、庭に縁側があって、床下にぬか床があって、いま思うとかなり素敵な暮らしだ。
和室3間で2階建ての、いまでいうタウンハウス式の団地でした。

うちの鰹節削り器は、削り器ほしいほしいと言っていたのを覚えててくれて、中年過ぎた大学卒業のお祝いに、畏友にゃを美先生がおくってくれたモダンなやつです。

シャーシャー削るのがけっこう楽しくて、丁寧なくらしをしているような錯覚におちいることができる。



白ごはん.comの指示にしたがって、前日に大根と卵をさきに煮て、2日がかりのおでん制作作業でした。

大根を煮ると家じゅうがかなり大変なニオイにつつまれてしまうのだけど、おでんの場合には鰹出汁と醤油がかなり前に出てくるので、なんとなくおばあちゃんちっぽい感じのニオイにふんわりと仕上がって、なかなか悪くなかったです。

さてさてどうなることかと思ったけど、よ う や く共和党リーダーのミッチがバイデン勝利を認めて、ひとまずほっとした。

先週末、ワシントンDCなど各地で暴れていた極右団体を見て、いくらなんでもこのままではまずいと思ったのかどうか。もちろんめでたしめでたしとはいきませんが、ひとつ山を越えたかな。

日本でトランプ応援している人、はやく目を覚まして!あの人は救世主じゃありませんよー。 そんなものに期待しないで〜。


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2020/12/12

肉を焼く。


うちの青年が、たしかプリスクールくらいのときにつくって持って帰ってきた「ジンジャーブレッドマン」です。

先日、ひさしぶりにダウンタウンのウワジマヤまで車で行ってみて、クリスマスのディスプレイがキラキラしている街にほとんど人がいないのに、またあらためてショックを受けてしまいました。

Macy'sも板張りされているし。でも例年どおりのクリスマスツリーの電飾が壁にあっただけ、ほっとしたけど。

人が出入りしていないオフィスビルにも、大きなツリーやクリスマスライトが飾られてましたが。

ニュースを見れば、ま だ あ い か わ ら ず、「オレが勝ったんだ」「不正選挙だ」とウソをつきつづける大統領とジュリアーニが毎日登場し、もう本当にいい加減にしてほしいんですけど、共和党の人たちがこのごにおよんでまだそれを積極的にしろ消極的にしろ支持しているの、笑い事で済まされないです。

先週登場したジュリアーニの「スター証言者」 がネットやテレビで笑いものになっていましたが、日本のとあるブロガーさんが、彼女の証言を100%信じて憤懣やるかたないって記事を書いてるのを偶然読んでしまって即死しそうになりました。ほんとうに、そういう人が、けっこういるのね、日本に!

 

 


 

この人ね。「わたしは見たの。同じ票が何度も何度も数えられてたわよ」と主張してる。

 法廷からは「あなたの言うことは信頼できません」と一言のもとにピシャリと拒絶されてるんだけど、それもディープステートだ、陰謀だって言うんだろうなあ。

このワシントン・ポスト紙の記事によれば(極右の人は頭からそんなの信じないのだろうけど)、この人、法廷に出した書類に学歴も職歴も詐称しているし、ボーイフレンドの元妻に自分たちのセックスビデオを送りつけて逮捕されたりもしている、かなりカラフルな人で、この州議会での証言でも「わたしの生活はこの証言をしたためにめちゃくちゃになった。SNSからも追い出された」とか言ってるのにFBは普通にアカウントが残ってて、トランプの熱烈サポーターとして集会に出たりしてる写真が出回ってます。

国を動かす(はずの)裁判に「スター証言者」としてこんな人しか探してこられなかったという時点で、もうどんな性格なのかがわかろうものなのに。

これまでの裁判がすべて始まる前に裁判所に却下されているのは、陰謀でもなんでもなくて、たんに「裁判として成り立つほどの証拠も弁論も提出できていない」からなのですが。どこの裁判所だか忘れたけど、「主張するだけじゃ立件できないんですよ」と裁判長が言っていた。主張だけで裁判になるなら、世の中たいへんなことになりますよね。そんなの小学生でもわかるのに。

 弁護士なら当然知っているはずの基本的な取り決め事項が守れてないということですよ。

今週は今週で、テキサス州の司法長官が、ほかの4州の選挙結果を無効にしろという前代未聞の珍裁判を起こそうとして、最高裁に秒速で却下されました。

なにより恐ろしいのが、その主張をかなりの数の共和党の議員が公式に支持したということ。これじゃ、支持者が信じてしまうのも当然ですよね。

この国は、本格的に2つに分かれてしまいました。主義主張ではなくて、なにを事実とするかで。

 もうしかたがないから、中西部だけ別国家にしてもらうしかないのではないかと。でもそうしたら軍隊をよこせというだろうしなあ。

いや真面目な話、この人たち、クーデターまで考えてる?て気もしてくるこの頃です。

鉄腕みぽりんが年末は日本に帰るというので、しばらく日本にいたほうが安全だと思うよって言っちゃいました。




うちの青年が、「肉が食べたい」と言ってステーキ肉を買ってきた。
YouTubeで焼き方を研究して、安い肉ではあるけれどかなりおいしく焼き上げてました。

すごいなYouTube。その気になればなんでも学べる。




わたしと違って運動していないとダメな人なので、ほぼ毎日、自転車に乗りに行ったり、階段トレーニングをしたりしているので、タンパク質と糖質の消費量半端ない。

どこにも行けないので、食料品の買い物とおうちごはんと映画のストリーミングがエンターテイメントのすべてですね。

 

 

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2020/12/07

トリイを買いに


 

「鳥居を買いに行こう」


と、うちの青年が言うので、びっくりしました。

クリスマスツリーの「Tree」を日本語の発音で言ってみようとしたらしい。

トリイじゃないよツリーだよ。

でもそういわれてみれば、treeは「トゥリー」であって「ツ」音ではないよな。
なぜ「ツリー」かと尋ねられてもちょっとこまる。

というわけで、近所のクリスマスツリー売り場へ。





八百屋さんの駐車場がこのシーズンはツリー売り場になります。
快晴になった日曜日、お店は盛況でした。



針葉樹の森林に来たような、クリスマスの匂い。





いちばん香りのよい「グランドファー」(グランディスモミ)にしました。
小さめのでも170センチくらい。

「これがいい」というと、売り場のお兄ちゃんがよっこらしょと持ち上げて運び、テキパキとネットで梱包してくれます。




プリウスちゃんの荷台にちょうどぴったり入った。リースもついでに買いました。



車の屋根に積まれていくトリイたち。

この風景を見ると、師走だなあ、と思う。




ツリーを自分ちで買ったのは、ホノルルのパンチボウルの近くの狭いアパートに住んでいたとき以来、初めて。以降はCTちゃんちだったし、ここのアパートにひっこしてからは、息子も大学生だったし、特に買おうともおもわなかった。

くまのオーナメントは、うちの青年が0歳のクリスマスに買ったもの。奇跡的に生き残っていました。


 
これは去年加わった、ナカユビ立てたノーム。CTちゃん手づくりの指カバーつき。



 

電飾は何年か前になぜかセールで買ったやつで、しかし箱から出してみたらライトの色が違ってて、上は暖色、下は寒色のLEDで、ちょっとトホホです。LEDよりやっぱり暖色がいいなー。

オーナメントも長年のあいだに割れてしまっていた。控えめな大人のトリイってことで。

リビングじゅうに、樹の匂いがいっぱいで心地良いです。

 

 

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