2017/10/26

スザロにスタバができていた!


スタバ好きの「うーすか」ちゃんに特報です。

うちの学校の目玉物件、スザロ図書館です。この図書館については前にも何度もご紹介いたしました。うーすかちゃんもシアトルに来たときに、当然行ったよね。

ホグワーツな読書室と、結婚式場のような美しい階段のある建物です。

なんとこの中に、ピカピカのスタバができていたのを今週月曜日に発見いたしましたよ!


じゃじゃーん。

図書館のあの意外に狭い入り口を入ってすぐ右、以前カフェテリアがあったところが、100%のスターバックスになっていました。「スタバのコーヒーを出すカフェテリア」じゃなくて、完全にスターバックスによる設計&運営のスターバックス。

そういえば春から工事していたな。

Googleマップでどうしてキャンパスの真ん中にスタバが表示されるんだろう?と思っていたら、本当にあった。

この入り口両脇のクラシックなランプは、以前からあったものか?

扉とロートアイアンの細工(このドアの上の装飾部分、これ何ていうんだろう?)は、既存のものだそうです。


スターバックスのサイトに、記事がありました
オープンは今年9月12日。新学期と共にオープンしたのね。

奥の壁の白い造形は、UW卒業生の地元アーティスト、Matthew Oldsさんの作品だそうです。


スザロ図書館の歴史も、ちゃんと展示されている。


真ん中のアイランドにレジとサービスカウンターを置いて、まわりにぐるりと客席を配置するレイアウト。

席もカウンターあり、相席用の大きなテーブルあり、ゆったり座れるラウンジチェアあり、とバラエティーに富んでいる。

このレイアウトといい、天井の高い広々した空間といい、ダウンタウンのロースタリーに感じがよく似てる。

モダンだけど、この古い建物にしっくり溶け込んでます。
既存のステンドグラスもよく活かされてる。自然光を取り入れた居心地良い明るさ。

コミュニティー向けのミーティング含め、学校側と細かい調整をしながら計画を進めたそうです。
これだけ有名な、大学のタマシイ的なランドマークに入居するのだから、建物や環境と調和するように相当な気をつかうのは当然だけど、さすがにぬかりない。
見事な仕上がりだと思って感心してしまいました。

以前の、古いリノリウムの床に既製の安いテーブルと椅子がバンバンバンと置いてある薄暗いカフェテリアよりも、このスタバのほうがこの建物の品格にはるかに合ってるし、環境も良い。

画一的な「ディス・イズ・スタバ」なデザインを持ってくる以前のやり方だったら多分猛反発が上がったところだと思うけど、スタバもローカルに溶け込むことを強調するように方向転換したし、時代が変わったんだなーと思う。



まだオープン後まもないせいか、観光地なせいか、レジには常に行列ができてましたが、席がたくさんあるのですごく混雑という感じでもない。

しかしMBPの割合が多いですね。Apple Storeみたいw

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2017/10/25

平和な町のモンスター


おかげ様で、風邪はほぼ治りかかり、無事に試験も受けてまいりました!
上の写真は月曜日、教室の窓から。
今日は雨まじりの曇り空です。

酒粕甘酒、キムチ、レモンと生姜、そしてネギと生姜を大量投下した鶏スープという連合軍を揃えて迎撃しました。そしてよく寝る!

精鋭甘酒部隊が特に利いたと思う。もう1年以上冷凍庫でねかせていた、ラウラウちゃんからもらったおいしい日本の酒粕の最後の200グラムでした。もうだめかと思ったら、まだ香りもふっくらしていてとても美味しかった。
酵母ちゃんたち、こんなに長いあいだ冷凍庫で生きててくれたのね。


ノルマンディー上陸作戦、パットン将軍、ヴェトミン、ホーチミン、公民権運動、キューバ、暗殺、などをぎゅうぎゅうに詰め込もうとしたので、隠れていたところを敵に発見され連行されるという夢をみてうなされた。激動の時代であった。

ほんとの話、いつも思うことだけど、息子や娘たちが人を殺す訓練をしなくてよいというだけでも、なんと恵まれた時代と場所にいることか。

そして町をあるけば巨大なクモの巣が。


これは力作。枯れ葉がからまっているところがリアル。こういうのはお父さんが張り切って脚立とか出してくるんじゃないかな。
ハロウィンの飾り付けに凝ってる家はお父さんが張り切ってる率が高い気がする。


 そしてドアの近くに巨大クモがいました。


そうかと思えば、カエデの木に目だけつけてクッキーモンスターふうにしてるシンプルなプレゼンテーション。なごむー。そしてこうやってみると意外にリアルw 


こちらは、いつも野菜畑を丹精してるミセス・グリーンサムなおばあさまの前庭。
もう10月も末なのに、立派なトマトがまだたくさん実ってる。

ほんとに毎日が平和でありがたいですね。


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2017/10/24

歩ける町の幸せ。


うーん、今日はかなりの時間をアメリカ現代史超特急詰め込みに費やそうとしましたが、やっぱりメモリのキャパシティが追いつかないわー。

デジタルクリエイターズのメルマガに、「Walkable」というコラムを書いてます。

でも実はだいぶ前にぽんず単語帳に書いたのの焼き直しです。
ほかのネタで書きはじめていたのだけど、時間がなくなってしまいました。

こちらに再録しましたのでよろしければご笑覧くださいませ。

今日も快晴。外はゴージャス。


近所の散歩が唯一の外界との接点、という日々が続くことも多いので、歩けるご近所に住めるのは本当に幸せです。

翻訳者にとっては環境がwalkableであるかどうかは切実ですよ!

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2017/10/23

おばちゃん学生の秋学期


いかーーん、風邪ひいた!

ハワイから帰ってきたあと、すぐ秋学期がはじまっています。ていうかもう始まっていました。

いままでこの大学の「イブニング・ディグリー・プログラム」、すなわち夜間のクラスをとっていたのですが、そのプログラムが資金難のため、昨年度限りでなくなってしまった。

なので、今学期からは昼間の生徒になっているのです。

昼間のキャンパスは、人が多くてびっくり(笑)。そりゃいるよね。いままで薄暗いキャンパスばっかり見てたから(笑)。

そしていままではちんたらちんたらと1学期(3カ月)に1クラスだけ受講していたのを、今学期は思い切って2コマとっているのです。

まーフルタイムで仕事して、家庭もあって、フルタイム(3コマ)受講している人もいるからそんなの人からみたら全然どうってことないのだけど、読むのも書くのも遅いわたくしとしては、仕事の引受量を減らす覚悟で、もう今しかないや!と思いきりました。
そしたら5クレジットじゃなく3クレジットのオプションがあったので、ちょうどよかったのだった。



歴史の授業をふたつとってます。
「アメリカの60年代」と「トランプの時代の大統領政治」。

面白いー。面白いんですが! 明後日は中間試験で!

な・に・も!頭に!入っていない!
そしてさらに風邪ひいたー!

なんだろうかこのタイミング(;´д`)(;´д`)(;´д`)

甘酒とキムチとエアボーンという火器をいま目の前にそろえていますが。

良いお点がとれるように念力を送ってね!
( ー`дー´)( ー`дー´)



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2017/10/22

ボルシチと紅葉


脳内ハワイ旅行の途中ですが、ちょっと秋のシアトルに戻る。

とっぷりと秋に染まった雨がちのシアトル。
今日は午前中とてもお天気よかったですが。



同じ街角なのに毎日景色がかわるので、毎日の近所の散歩が雨でも楽しみです。


雨落ち葉も風情があるけれど、日がさすとやっぱり紅葉の色がぐっと迫力を増します。


近所のスーパーで、何かを語り合っているような妙なかたちのカボチャを発見。
これは食べられるのかな…。あんまり美味しそうではないですね。
ていうか、包丁を入れたくない感じ。


ここのスーパーの花屋さんには、いつもお茶花的な、すこし変わった花が置いてある。

今日は「ツルウメモドキ」があった。「Bittersweet」っていうんだ。


ムラサキシキブとマグノリアの葉もあった。どっちもお高いです。
ムラサキシキブは「Beauty Berry」っていうんだ!花屋さんが勝手につけたのかと思ったらそうではないようです。


トレジョで特に目的意識も持たずにビーツを買って、何にしようかなと思っていたら、 息子から突然、ボルシチのリクエスト。よしボルシチだ!

にんにくと一緒にいためた牛肉をさきに1時間ほど煮込んで、ビーツと玉ねぎと人参とセロリとキャベツと、トマトペーストも入れて、ひたすら煮る。

以前、CTちゃんがよく作ってくれた。ていうかCT家では月に2回くらいのいきおいで、冬のご飯はボルシチだった。CTちゃん前世はロシア人だったのか。
いつもCTちゃんが作ってくれてたので、考えたら自分で作ったことなかったかも。

肌寒いときには煮込み料理ですね。家中あたたまる。

ビーツの土っぽい素朴な味が好き。 おなかの中から元気になる赤。


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2017/10/21

もり過ぎのわたくしとワイアルア


ハレイワの隣、ワイアルアは、その昔、サトウキビ農園のために作られた小さな町。

人口3,761人。

それが、そんなにいるんだ!と思うくらい静かで、もちろん信号もスタバもなく、マダムMと一緒に車でうっかり通りすぎてしまったくらいの、ちっちゃい町。

メインの建物はいまでもかつての砂糖工場。そこが今では、お土産ものとか、ハンドメイドの石鹸とか、そこでローストしたコーヒーとか、サーフボードとかの店になっていて町おこし的なインスティチュートになってます。

写真はその入口で、とってもロウキーなたたずまい。このカニ的なものは、きっと昔、サトウキビ畑で使われてた何かだとおもう。
(ていうか、そうでなければ一体なんなのだ)


裏手にはコーヒーの木もあり、なぜか『モヤモヤさまぁ~ず』が取材にきたらしくて、その看板みたいなのがあった。

中はゴチャゴチャした倉庫みたいで、おばちゃんもおじちゃんもむっちゃくちゃ愛想よくて、あたたかい。

「アロハ~!!ウェルカム〜!ゆっくりしてってねえ」

と満面の笑みで言われると、たくさん買い物してあげたくなり、ここでちいさなTiki像(デザインド・イン・ハワイ、メイド・イン・チャイナ) とか、はちみつを買った。(そんなにたくさんでもないねww 自社比です。)


ハレイワのオシャレな変貌ぶりを見ると、ここも誰かもっと、なんとかしてあげて!という気もするけど、こういう超ローカルで全然ヘタに商業的な色気がないかんじが、魅力なのでもある。


むかしのバンク・オブ・ハワイ。いつごろからいつごろまで営業してたのかは謎だけど、たぶん砂糖プランテーションの時代にできたのではないかな。

いまは版画の工房になっているようです。



スタバはないけど、スタバよりおいしいオシャレコーヒーショップがあるのだ!


いまどきなレトロ感と清潔感がいっぱいで、ポートランドXノースショア、という感じ。
水着用バッグとかも売っててかわいい。


多肉植物のくらげちゃん。
カウンターの中には、いかにもサーファー・ガールふうのブロンドの可愛いバリスタちゃんが2人。

次々と、地元の人らしい老若男女がやってきていてけっこう繁盛してました。
この町に住んでたら、通うわ、わたしも。



まずアサイボウルで朝ごはん。

マダムはサンドイッチとペストリーを注文してて、それもおいしかった(ひとくちもらった)。


かわいい赤カップにはいってきたマキアート。

ハワイから帰ったらさっそく歴史の授業を2コマ取ることになっていて、そのために読んでおく宿題がジャック・ケルアックの『路上』 でした。

ハワイのビーチでビートジェネレ―ションの小説を読むなんて、シャレオツじゃん!と思ってみたものの!ええ、もちろん、たったの数ページしか読めませんでしたよ!
いつになったら自分について学ぶのか。遅いんだよ読むのがよ!

結局やっと主人公がデンバーに着いたところでまだ止まってるし!授業はもう先に進んでしまったので、また積ん読本が増えてしまったんだね。

いつもいつも、自分にできることの3倍くらいお皿にてんこ盛りにしてしまう、「バッフェで両手に山盛りの皿を持ってさらにデザートも2人ぶん載せようとするおばちゃん」的な、欲望まるだしのわたくしです。

ハワイでも最後の週はけっこうときどきテンパっていた。もったいないようだけど、でもハワイでテンパるのはわりと幸せ。
だって思い立ったらビーチで散歩できるし!外晴れてるし!

ところがマダムMは気をきかせて自力で空港へ行ってしまわれた。ハレイワから!

そんなに気をつかわせるほどテンパっていたのか、とあとからとっても反省。
ほんとうにごめんなさい。テンパっているようでも、その2秒後にはおやつのことを考えているのだから、ほっといても大丈夫なんですよ!


でもその午後は、愛しいハレイワのコーヒーギャラリーで仕事にけっこう集中できました。感謝だ。こんなに幸せでいいのかと思うくらい幸せである。

ハワイという場所は、12年住んでただけに、「しがらみ」とまではいかないけどいろいろな係累があって、だからちょっと尋ねるのに勇気がいる場所だった。

この日の夕方は、カブスカウト時代から息子が中学卒業するまでお世話になった、ボーイスカウトのお父さんお母さんたちとの会合でした。

毎週金曜の夜、ヌウアヌ小学校の食堂に集まって、子どもたちがボーイスカウト活動をしているあいだ、毎週毎週下ネタ話でむっちゃくちゃ盛り上がっていた父母の会でした。

わたしの英語力では下ネタの細部まではあんまりよくわかんなかったのが残念だけど、ほんとに愉快なお父さんお母さんぞろいでした。

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2017/10/20

モクレイア


ノースショアで泊まった家は、ハレイワとモクレイアの中間あたり。
朝、朝食前に、車で5分くらいの距離にあるモクレイアの海岸に散歩にいきました。

 観光地ではないので人はほとんどいなくて、釣りをしている人が一人、散歩に来てる近所の人が数人だけでした。


同じノースでも、ワイメア湾やサンセットビーチとは違って、とても穏やかな海。
 


でもモクレイアの海岸には恐い怪談がつたわっています。

日本から来たプランテーション労働者のお話だから、明治か大正の頃か。

サトウキビ畑で働いていた男女数名の日本人の若者たちが、夜、釣りをしにこの海岸に来て焚き火をしていたところ、若者が一人になったところへ世にも美しい女性があらわれて若者を誘惑。恐ろしい怪物の姿に戻り、若者を海に引きずりこんでしまいましたとさ。

という話でした。うろ覚えですが。


朝の清々しい海岸には、怪物の気配はありませんでした。

ここをずーっと西に向かっていくと、カエナ・ポイント。いつか行ってみたい。

サトウキビ畑の全盛期には、ホノルルから島の西端をぐるっと回って北端のカフクの先までいく鉄道が通っていたそうです。


本当に静かなビーチでした。

これが家の前にあったらなー。

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