2017/06/24

JFK空港と犬の御用足しエリア


最後の日の朝のニューヨークスカイライン。

飛行機が朝9時発だったのでマンハッタン(セントラルパークの北端あたり)を6時半に出発。
行きはラガーディア空港へ、帰りはJFK空港からでした。

ニューヨークのUber運転手はむっちゃくちゃアグレッシブに飛ばすので、たいへんスリリングなライドが満喫できる。こえーよ!
グーグルマップだと58分だったのに40分かからなかった。


JFK空港のターミナル4はピカピカでおニュー感がいっぱい。用はないけどブランドやさんもたくさんあった。

そして、サンフランシスコ空港みたいなヨガルームはなかったけど、搭乗ゲートの近くにわんこたちが用をたすための「Pet Relief Area」というのがあった。ピカピカのステンレスの壁に囲まれてて、手術室みたいにきれい。

Pet Relief Areaっていうのがいいですね。なんと和訳すべきか。「ペット用足しエリア」かな。


人工芝の真ん中にお約束の消火栓が。やはり消火栓をみると、犬たちはもよおすのか!
ぐぐったら、シアトル空港にもあるそうです。 シアトルにもこのちっちゃい消火栓がついてるけど、人工芝のマットがぺろっと置いてあるだけでこんなにキレイじゃないみたい



さよならJFK。
滞在中、大雨に降られたのは2日だから10日間で8勝2敗。でも雨の景色もみられてよかった。


驚いたことに、デルタ航空、帰りの便(JFK−SEA直行便)には無料ランチがついてきた。国内線は長いフライトでも全部有料になって久しいと思ったのに。フライトアテンダントの明るいお姉さんがメニューを配りながら
「そうよ、タダなの!わたしたちもほんとに嬉しいわ」
と言ってたので、つい最近ポリシー変更になったのらしい。

しかしベジラップとチーズ&フルーツというヘルシーなチョイスだったためか、隣席のヤングたちはパスしていた。
ベジラップにはヒヨコマメ、人参、葉っぱ、キノアがはいってて、いちごとブドウとクッキーがついてました。まずまず。乗る前にスープを飲んでたのでそれほど空腹ではなく、中身だけほじくって食べた。


湖上空の不思議な雲。


スペリオール湖のカナダ側でした。


シアトルに近づくと、レーニア山と仲間たちが迎えてくれた。ただいまー。


シアトルに着いたら超快晴で爽やかで、ノースウェストの夏のありがたさを実感。
あー涼しい〜。ありがたやありがたや。

ニューヨークはほんっとに蒸し暑くて、着るものを間違えると大変な目に遭うので、毎朝かなり逡巡した。

そして実際間違えて、暑い午後にジーンズとぴったりしたブラトップをシャツの下に着てでかけてしまい、サウナのような汗だくになって倒れるかと思った。

体重が少し減ってるかしら。

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2017/06/20

Citi Bikeと気の毒なシアトルの自転車シェアリング


蒸し暑いニューヨークです。あっという間に滞在がもう1週間。
まだマンハッタン島の南半分にしか行ってないけどもうすぐ帰る日が。

週末に前を通った裁判所。とにかくここの建物はやたらにでかい。




 裁判所の前で中指立ててるみたいなモニュメント。


移動に、超便利な自転車シェアリングのシステムCitiBikeも使ってみました。
1日12ドル、3日間24ドルで何度でも乗り放題。

1回に借りられるのは30分間。30分はせわしないようだけど、ほんとにいたるところにこういうステーションがあるので、目と鼻の距離でもちゃっと乗ってちゃっと返すことができて便利。

NYC市民だと年間126ドルで乗り放題!


アプリもさっそく入れてみた。こんなにステーションがある。全部で600以上のステーションがあって、自転車の数は1万台以上。1日6万回以上レンタルされてるそうです。


このアプリはすごく使いやすかった。
自転車レーンのある地図も出てくるし、ステーションに残ってる自転車の数も表示される。(でもこの数は正確でないこともあるっぽい)

ただし!自転車レーンがない道も多いし、一方通行も多いし、乗ってるうちに自転車レーンが車道の真ん中になっちゃったりするし、土地勘がないのもあって、交通量の多い道をこれで走るのはけっこう命がけだった。

ニューヨークの人は車の間をスイスイとかわして行かれるのですが。

マンハッタンの中なら、たいていの距離はタクシーより自転車のほうが早いようです。

おばちゃん足がかろうじてつくかつかないかだしな(涙)。
浅草でころび、青あざを作った前科もあるので、今回は慎重にいきました。

2013年から始まったシステムなんだけど、つい先週、バスに轢かれて初の死者が出たそうです。ひぃー。



シアトルにも自転車シェアリングがあったんだけど(2014年に開始)、残念ながら今年の3月に廃止されてしまいました。

ステーションの数は54で、自転車は500台あったそうだけど、あんまり乗ってる人をみたことなかった。
私もいつか使ってみようと思ってたのに、使い方を学ぶ前に終わってしまった。


これこれ。
ヘルメットをかぶらないといけないという法律があるのもネックだったようです。

坂が多いしねー。シアトルのダウンタウン周辺で自転車はちょっと無理だわ。電動自転車を導入する案もあったけど、結局廃止になって、撤去されてしまった。残念です。


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2017/06/18

エルメスのリサイクル


ホイットニー美術館の向かいにエルメスのポップアップショップができてました。


コインランドリーみたいに洗濯機が並んでた。
スカーフを売ってるのじゃなくて、古いスカーフをポップな色に染めるサービス。




短期間だけのポップアップだけど、エルメスのスカーフをお持ちの方なら無料で染めてくれるらしいですよ。
コマーシャルが超かわいい。


エルメスのスカーフはもちろんもってないし、美術品としてはとても可愛いと思うけど、たとえ手にいれたとしても風呂敷くらいしか使いみちを思いつかない。でもこの染め直したのはちょっと欲しいかも。


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2017/06/17

女子力の差と都会のなめこ蕎麦


ヴィレッジの素敵界隈。泊まったのはこの建物、ではなくてこのすぐ近く。


「1LDK」という間取りは久々にみた。バスルームも棺桶サイズだけど、可愛いアパート。なにしろ窓から見えるのがグリニッジ通り。チェルシーマーケットで買った中国製14ドルのカゴもアップスケールにみえる。


チャレンジはここの階段でした。ここスーツケースを降ろすのは2人がかり。
まだこれだけだからいいけど、ニューヨークシティのアパートって、5階とか7階でもエレベーターなしという物件がふつうにあるのに衝撃を受けました。


バスルームのキャビネットに並べた化粧品に、同行の白金マダムMちゃんとの女子力の差がまざまざとあらわれるの巻。
もちろん右がわたくしですよ。綿棒ばかりが大量に。


オサレネイバーフッドなのでオサレカフェにはことかかない。
Think Coffeeというカフェですこし仕事。
数年前に出来たばかりで、まだ豆は買っているけど近々自分とこでローストも始める予定だというコーヒーやさんでした。


近くで見かけたパーキング。 30分13ドルって。高っ。


1日目はピザを食べたけど、少し疲れがたまっているのでおなかに優しいものが食べたくなり、お蕎麦屋さんでオクラととろろとなめこのはいったぶっかけ蕎麦。
こちらが22ドルという白金マダムもびっくりのお高い蕎麦でございます。
でもおいしかった。ネバネバは元気が出るね。


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2017/06/16

SATCのキャリー様ご近所


ニューヨークシティの初日はAirBnB利用でグリニッジ・ヴィレッジに宿泊しました。
60年代はヒッピーなネイバーフッドだったという伝説の「ヴィレッジ」が、今ではすっかりアップスケールになっててもうとにかくオサレ。



どこをみてもオシャレ。
歩いてる人が、頭からつま先までオシャレ。 




ややホラーなドアノッカーもオシャレ。


非常階段も自転車も植木もふつうにオサレ。 





こういう人はシアトルでは見かけない。映画か。



どの窓辺も気合いがはいっている。



この町に住む以上はこじゃれた窓辺にしないと大ひんしゅくを買うのでしょうね。
なにしろ『SEX AND THE CITY』の主人公キャリーが住んでいたというネイバーフッドです。



 

これがドラマに出てきたキャリー様のご住宅だそうで、観光客が写真を撮りに来るので階段に勝手に上がれないよう立ち入り禁止の鎖がはってある。

もちろん住んでいる人がいて、「SHAME ON YOU, TRUMP!(恥を知れトランプ!)」という、現職大統領をディスるポエムが窓に貼ってありました。

お家賃(借家だとしたら)おいくらなんでしょうね。

同行の白金マダムMちゃんがNYCで一番行きたかったというのがこの家。
わたしはSATCってシーズン2の途中くらいまでしか観てない。



ジャズクラブのヴィレッジヴァンガードとかがあるあたりは、60年代はこうだったのかなあという面影がちょっとのこっている気がする。



シアトルにはオシャレな人がいない、と誰もが言うので一体何を言ってるんだと思ってたけど、うん、わかったよ。ニューヨークの人はたしかにファッショナブルだ。

シアトルの人は、肩の張ったオシャレをしないのがオシャレと思ってるんだよね。ニューヨーカーにくらべたら、ネマキみたいなものを着て歩いている人がたくさんいる、たしかに。(わたしもな)



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2017/06/15

古いものを新しくの流行


ニューヨークシティで絶対に行ってみたかった場所のひとつ、HIGHLINE(ハイライン)。


1980年代に廃止された鉄道の高架線路が25年間ほったらかしになり、雑草が生い茂っていたところを地元の人たちの熱意で公園にした、全長2.3キロの舗道。

2009年に第一期がオープン、全部完成したのは2014年という、まだできたての公園。



ここの話はTED RADIO HOUR の「 How Can Public Spaces Change A City's Character?」という番組で聞いたのだった。

公園や、植え込みや、ベンチひとつで都市の顔は変わり、人の動きも変わり、そこに来る人が感じることも変わってくる、町には一見ムダなようなスペースが重要なのだという話でした。


ハイラインの緑にそって、ぴったりくっついている建物にも空中庭園がある。


街全体が緑になるほどではないけど、屋上やテラスの庭園は増えてるようですね。
ビルの屋上が全部緑になったら都市の気候もすこし変わるのかな。


そしてここのランドスケープは、自然に生えるままになっていた当時の雑草たちにインスパイアされたという、自然に生い茂る感じのデザインで、いかにも花壇ぽい整ったものではないのが魅力的。


発起人たちもゲイだったというだけに、この場所はゲイコミュニティーにもゆかりが深いそうです。


いろんなところにあるベンチや椅子もオシャレでした。


唐突に、巨大鼻もある。


 終点はホイットニー美術館。


美術館の8階の展望デッキの風景とも、すっかり溶け込んでます。


近くのチェルシー・マーケットも、以前はナビスコのビスケット工場だったところを、90年代にマーケットに改造したツーリストスポット。
アンソロポロジーや「モリモト」が入っててオシャレ感満載。


古いストラクチャーの活かし方がセンスいい。


パイプはそのままに活かしてかわいいベンチが作られてる。
レンガの壁といい、古いパイプといい、素材感と色の組み合わせが素敵すぎ。


アジアの夜店みたいな提灯がレトロな風情です。

ここの出口を出るとすぐハイライン。このへんは昔、精肉業者が並んでいて、そのあと工場が撤退したあと寂れていた地区だったのが、近年ジェントリフィケーションが進んですっかりファッショナブルなエリアになったそうです。

ニューヨークもあっちこっちで工事が進行中。

お金持ちのための場所だけが綺麗になっていくんじゃなくて、ハイラインみたいな公共の場所にもっとお金が使われるようになるといいよね。


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