2013/05/14

タコマ・ナローズのかわうそ君



Tacoma Narrows Park (タコマ・ナローズ公園)にいってきました。

ここです。(Aのとこ)


Narrows の日本語訳は「海峡」になっている辞書が多いけど、内陸すぎて全然「海峡」らしさがない。瀬戸内海あたりに多い 「水道」と呼ぶほうがしっくり来ますね。

タコマ水道。




 だって多分、向こう岸までの距離は浅草付近の隅田川くらいの感じだし。


そんなタコマ水道の公園には猫の額ほどのちっちゃな砂浜があって、天気の良い日だったので親子連れがピクニックに来てました。が、ちょっと外れのほうにはこんな人が!


かわうそ君だ! sea otter (らっこ)じゃなくて river otter のほう。
しっぽが長い。しっぽの先まで入れたら1メートル半くらいありそう。

今捕獲したばかりの平目?を両手に持って、頭からぼりぼり食べている。
すっごく丈夫な歯をお持ちのようで、骨を噛み砕く音がバリバリと小気味良く響いてました。


うーん、なかなかうまそうな刺身。 こんなとこに平目(だかカレイだか)がいるんですねぇ。こんな狭くてもやっぱり海なんだー。


5分くらいであっという間に食べつくして、また悠々と橋のほうへ泳ぎ去っていったのでした。


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2013/05/13

5月のフィニーウッド・アートウォーク


先週はすっかり夏の雰囲気で晴天続きでした。
月曜は5月だというのに華氏87度(30度C)に達したそうです。5月にこんなに暑くなったのは観測史上初らしい。どこへ行っても青葉の香りがいっぱいの一週間でした。

そんな金曜の夕方、まるで真夏の夕涼み的な午後7時。
フィニーリッジの「PhinneyWood アートウォーク」に行ってきました。

恒例、Kaoruさんの舞踏道中にお供しての写真撮影。


今回は笹竹を持った赤いキモノの二人の女に、「心」を持った青鬼、三味線と太鼓の楽隊が続く、女子ばかりの純粋ジャポネスクな五名編成でした。

 素敵すぎる着物と青鬼の背面。

 

レッドミル・バーガー前にて。ブルドッグにひたとみつめられる舞踏隊。


青鬼の心の対話。


 いつの間にかわさわさと繁っていたメープルの青葉の下に、異界の人形。


Kaoruさんの舞踏は次回は6月6日パイオニア・スクエアのSeattle Art Walk、7月7日七夕にもシアトルに本庭園のイベントに出演予定だそうです。

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2013/05/06

Cinco de Mayo の夕食




先週末から急に超快晴続きのシアトル。今日は気温が30度C近くまで上がって、すっかり一気に真夏気分。

日没も午後8時くらいになって、夜9時くらいまで空が明るい。


 Cinco de Mayo だったので。というわけでもないのだけど、なんとなく即席でメキシカンな食卓に。

友人夫妻がメキシコの豆の冷たいサラダを作ってくれました。



アボカドのチーズ焼き。ライムの絞り汁とタバスコとチーズをのせてオーブンで焼くだけの簡単おつまみだけど、うまいです。


外で食事するのが最高に気持ちよい季節になりました。

これがあの雨降りの灰色のくっらい街と同じだとは思えない〜。街中、花と緑でいっぱいの、明るく爽やかな5月です。




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2013/05/05

潮干狩りの浜辺の謎物体


ピュージェット湾の奥まった南端にある、ペンローズ・ポイント州立公園(Penrose Point  State Park )というとこに行ってきました。

湾(Sound)といっても太平洋からは直線距離で100キロ以上は内陸。

ほとんど川か湖のような、波立つこともない水。でもたしかに海水で、干潮になると海藻がびっしり生えた砂州が露出します。


潮干狩りの人がけっこういました。シーズンは3月1日から5月半ばまで。

牡蠣、あさり(manila clam)、horse clam(巨大あさり。ハマグリの殻を厚くしておいしくなさそうにした感じのやつ)、ナミガイ(geoduck)なんかが穫れるようです。

穫れてるのはほとんどがアサリでしたが、50センチくらいの穴を一心に掘ってる人も多かった。ナミガイ狙いかな。



むかしはこのピュージェット湾南端のあたりは小さな牡蠣がたくさん自生していて、この地域のインディアンの大切な食糧であったそうですが、乱獲でほとんどいなくなってしまいました。この公園では牡蠣とアサリを浜にplant )しています。

アサリは一日ひとり40個まで、牡蠣は18個まで。牡蠣の殻はその場で剝いて置いてかなくてはなりません。 殻が次の世代の牡蠣が育つのに必要なんだそうです。


ふじつぼさん。

砂州を歩いていると、砂地からぴゅうぴゅう水が噴き出してきます。アサリか。熊手がなくて残念。



プリンス様の衣装のような色合いのヒトデくん。


石をどかすと、下からわらわらと小さなカニやら、わけのわからない生物が出てきます。

そしてこの物体は一体なに?


最初、トイレをかぱかぱするプランジャーのゴム部品が流れてきたのかと思ったけど、あまりに数が多い。そして砂で出来ているようで、さわるとほろほろ崩れる。

なんだろうこれ。


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2013/04/25

ブラックバード


少し前のうらうら晴れた週末。 カークランドのちょっと北寄りのJuanita Bay Parkへ。

最初ここは「ジュア二タ」かと思ってた。「ワニタ」が正解なのでした。
「わにたパーク」
鰐田ではありませんが、それでも良い気がする。

柳の新芽がきらきら。

ここは、在来種の動植物が生育する環境を再生しようとしている公園です。
歩道もボードウォークで湿地を保護。


 水辺で良く見る赤い肩章のブラックバード。和名は「ハゴロモカラス」。

 声はこんなです。

お巡りさんや体育の先生の笛みたいな、ちょっとすっとんきょうな鳴き声。 


真っ黒な羽毛に鮮やかな赤と黄色が目を引く、 イタリア~ンなカラーコーディネート。 

あ違う、旗的にはドイツか。

水辺の草の中でものすごくダンディーで、最初見たときには感動した。

鳴くときは肩の赤い羽根をふくらませて、すごい肩パッドが入ったスーツみたいな格好になる。

この日、水辺にいたのはこのほか、カメたち、カモたち、鵜の皆さんでした。


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2013/04/09

シアトルでガンボ




ニューオーリンズ記を書いてたらガンボが食べたくなった。

シアトルでガンボが食べられるのは、シアトルセンター近くの Toulouse Petit
店内も謎っぽいロートアイアンの飾りがたくさんの、ニューオーリンズ料理店です。

 朝食から深夜1時のレイト・ハッピアワーまで守備範囲の広いお店。



ランチのガンボには、なぜかフライドチキンがのっている。
濃いめのルーにカイエンペッパーの効いたスパイシーなガンボ。
味はわりとすっきりめ。私はもうちょっと混沌としているほうが好き。


 ベニエもありました。粉砂糖は控えめ、サイズも小さめのお洒落ベニエ。
 コーヒーはチコリ入りじゃなかったです。






シアトルガンボでもう1軒は、ダウンタウンとパイオニアスクエアの真ん中へんにある小さなカフェ、Mimosa Cafe
フランスパンまたはコーンブレッドつきでボウルが5ドル以下とたいへんお買い得。
オクラもたっぷり入ってるし、チキンもとろとろに煮えてます。
ガンボ〜!というヘビーさはないですが、私はかなりのお気に入り。

場所柄地味なお店ですが、ポイント高し。ベトナム風サンドイッチもおいしいです。

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2013/04/07

レンギョウ、桜、ベニスモモ


先週末の快晴とはうってかわって、湿った灰色の日々です。

たまに日の光がさすと、花や新緑の色が華やかに際立って、急に世界に色が増える。
モノクロの回想シーンが終わって、画面が色つきに切り替わるみたいな感じです。


10日ほど前、ぽっと晴れた日に近所で撮った花たち。午後のレンギョウ。


ベニスモモは、今年も満開期が長くて、数日前の嵐まで3週間くらい楽しめた。





今年は短い花の命だったソメイヨシノ。でも快晴に満開が重なって、それは豪華でした。

来年こそはのんびりとお弁当を広げてお花見を楽しみたいものです。


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