2012/12/13

クリスマスの歌5つ(ダウナー系)


もうすぐクリスマスですねー。

試験とペーパーと、そして8月から続いてた仕事が昨日までですべて終わって、嵐の後の青空のようにぽっかりと暇な時間が落ちてきた。でも、たまっていた用事が山のように。さあ、まず掃除しなくちゃ…。

街に出ると耳にはいるのはクリスマスソングばかりになってきました。


お気に入りのクリスマスソングがたくさんあるので動画を集めてみようと思いましたら。
なんだか好きなクリスマスソングってけっこうダウナー系が多いんですね。

というわけで、

 まずはダウナー系5曲。


The Christmas Song (1946)

なんといっても「ジ」クリスマス・ソングです。ね。
これはクリスマスの幸せな風景を描いてる歌で、ダウナーじゃないんだけど、トーンがとってもメランコリー。
いろーんな人が歌っていますが、ナット・キング・コールのオリジナルバージョンです。



Christmas Time is Here (1965)


「クリスマスって楽しいはずなのに、なぜかちゃんとした楽しい気分にならないんだよ」

チャーリー・ブラウンのクラシック名画、このシーズンになるとテレビで必ずかかります。
アメリカ人には『クリスマス・ストーリー』とともに、心のふるさとみたいな映画らしいです。


これはDiana Krall のバージョン。これ良いですねー。


I will be Home for Christmas (1943)


ビング・クロスビーのオリジナルバージョン。
これはもともと第二次大戦中にヒットした曲なのでした。家族と過ごすクリスマスを夢見る歌で、国を遠く離れて戦争に行った兵隊さんの心情を代弁する歌だということを、わたしは最近まで知りませんでした。どういうわけか、刑務所に入っているから家族のところに帰れないという歌だと思っていた。

River    (1970)


ジョニ・ミッチェルの歌のなかで一番好きかも。
「川があったら良いのに。そうしたらスケートで行くのに、ずっと遠くまで」


Happy Christmas (1971)


究極のダウナーソング、というか。ほわほわしたクリスマス気分を一撃される。
 So, this is Christmas, and what have you done, と出だしを聞くたびに、ぐさっと刺される。
 40年たっても少しも古くなっていないです、悲しいことに。


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2012/12/10

アグリーセーター・コンテスト



金曜日、お手伝いさせて頂いている法律事務所のホリデーパーティに行ってきました。

今やってるプロジェクトはもうすぐ完了の予定なのですが、あと数日でお役御免の私たち臨時雇い要員も招いてくれたので、しーっかりごちそうを食べてきました。


アトラクションは「Ugly Sweater Contest」。

先週から「コンテストに参加してね」という所内メールが回って来てたのですが、着てきたのは150名くらいの参加者中、全部で5名。

優勝は、ほっそり背の高いハンサムな若い新人弁護士くん。

会場で、遠くからでも目を引いた。

たしかトナカイのひくサンタのソリが空を飛んでいるとかそんなような絵が細かくびっしり、背中にまで編み込まれた、ずっしり重そうな紺色のセーター。
このセーターを着てグランドハイアットのロビーに入って来たってだけで、褒めてあげたい。

しかもけっこう、似合っていた。
やっぱりアグリーセーターには若いイケメン君ですね。

おばあちゃまのクロゼットから発掘してきたのだそうです。

話しかけるチャンスがあったらケイタイで写真を撮らせてもらおう!と構えていたのですが、ほかの人との話に夢中になってチャンスを失ってしまいました。ああ残念…。

アグリーなセーターのコンテスト、 知らなかったのですが最近流行っているようです。

"Ugly Sweater"で検索するといろんなのがでてきます。



こんなのとか…。

TheUglySweaterShop.com (C) より

 クリスマスのアグリーセーターといえば、やっぱり『ブリジット・ジョーンズの日記』の


これがチャンピオン!!! このセーター見つけたら、絶対息子に買っちゃる!!!
 
皆様、今年のクリスマスパーティはアグリーセーターでいかがですか?

オンラインでもアグリーセーター専門のサイトがあって、ちゃんと買う人がいる。一点ものなのですぐ品切れになっているようです。




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2012/12/04

ジレンマと苦悩を目の当たりにした午後。



ある雨の午後。職場の会議室に入って来た同僚Eさんが「ああっ」と大声をあげたので皆が窓の外をみると、そこには、


 …かもめが一羽。

ここは61階。こんなところまで上がってくる鳥はめったにいません。特大のパンを見つけて、しめしめ、誰にも邪魔されない静かなところで食べよう。と思ったのに違いないのです。でも。

パンが大きすぎてのみこめない。

しかもものすごく固そうなパン。

パンをくわえて固まったまま逡巡すること、数分。



(心情を代弁する音楽をつけてみました。バッハ、幻想曲とフーガ、ヘルムート・ヴァルヒャ演奏)
61階の風は強い。びゅうびゅう吹きまくられ、途方にくれるかもめ。

 ……………。


窓の中の私たちが固唾をのんで見守る中、あごが疲れてきたのか、くわえていたパンをぽろりと足下に落とした! おっ。こうやって食べればいいんじゃん!と、啓示を受けたようにつつきだしたその次の瞬間、

パンは風にさらわれていったのでした…。


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2012/12/02

バラード夜散歩:SextonとMolten Chocolate Cakery


雨の金曜日、バスで家に向かっていたらCTちゃんから晩ごはんのお誘いがきた。

宿題と書きかけのペーパーはとりあえずほっといて、バラードダウンタウンのThe SEXTONへ。

せいうちと大工』と同じBallard Avenue にあるこじゃれたバーレストランです。アメリカ南部がテーマだから、空き瓶のシャンデリアに、天井にはゆるゆると回る扇風機。

アメリカ南部といったら、やっぱり空き瓶です。なぜか知らないが、南部の人はこういう空き瓶で飲み物を飲むのが好きだ。


キャンドル入れもお水のグラスも古風な空きビン。

オシャレなクラウドが集うオシャレレストランでした。フライドチキン、カラードグリーン、ハッシュパピー、ロックフィッシュ、ヤムのフライなんかを注文してシェア。

おいしいけど、オーセンティックな南部料理を期待していくと、ちょっとオシャレすぎて拍子抜けすると思う。

一番おいしかったのは、ヤムのフライとハッシュパピーでした。 お値段もオサレ地区なりです。

南部ふうフライドチキンとカラードグリーンは、やっぱりこの辺ではタコマの南部食堂にかなうお店にまだ巡りあっていない。

南部食堂でもドリンクがジャムかなにかの大きな空き瓶で出て来ますが、あの店ではそれがごく自然なスタイル。


食後は雨の中、同じ通りのもう少し先にある Hot Cakes Molten Chocolate Cakery という長い名前のチョコレートケーキ・カフェへ。
 
金曜の夜だけにここも、おしゃれした女の子たちやカップルで混み合ってました。
 


中から熱いチョコレートが溶岩のようにどろりと出て来る「Hot Cakes」、温かいケーキが売りもの。

ここの女性シェフは以前にTheo Chocolate でチョコ開発をしていたのだそうです。
 
チョコへの熱い情熱をかたむける人がシアトルには多いですねぇ。

私たちが頼んだのはVegan Dark Chocolate。卵も乳製品も使っていないチョコレートケーキ。
ホイップクリームはココナツミルクのホイップで、とても軽い。チョコレートも言われなかったらベガンだって全然わからない、しっかりした濃厚なダークチョコでした。

コーヒーもおいしかった。メニューにはスコッチウィスキーやラム入りのチョコレートミルクシェイクもある。健康なんだかデカダンなんだかよくわからないところがとってもシアトルらしいお店。


乳製品や卵はもちろん、地元農家と直接契約のオーガニック&ローカル。

ところでそれとはまったく関係なく、南部系オサレレストランバーのはずのSextonでもここでも、なぜか、かかっていたミュージックは90年代初頭のIce CubeとかSir Mix-a-Lot(笑)とかSnoop とかの懐かしのラップばっかり。

バラード一帯、「90年代ナイト」だったとか?

そういえばうちの息子も最近90年代のを良く聴いてるみたいです。
最近のヒット曲は「中身がない」とか言っちゃって(笑)。
いまの10代20代には90年代の曲が新鮮に聞こえるのかなあ。


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2012/11/28

Trader Joe'sの靴下用石炭チョコ



日曜日、久々にスーパーのTrader Joe'sに行ってきました。

ユニークなオリジナル製品が多いスーパーで、野菜や果物も独自契約のオーガニック野菜をWholefoods よりずっと安く売っている庶民の味方。

手書きの商品説明も、ヴィクトリア朝ふうイラストを使ったチラシも、ファンキーな脱力感でいっぱいのチェーン店です。


袋入りピザ生地も売ってるし、グラノーラや乾燥フルーツも安い。
店員さんたちがアップビートですごくフレンドリーでハイな人が多いのも特徴です。

(と思いませんか、米国本土在住のみなさま。休憩室のコーヒーになにか入っているんじゃないかと思うくらい、ハイな人が多い。特にバラード店。)


冷凍食品はなるべく買わないようにしようと思っていても、ここの冷凍棚は素通りできないんですよね~。今回も10分でできるカリフラワーとロマネスコのソテーを発見。
最近みないけど「焼きおにぎり」も感動したなー。
  
ここに行くとつい予定の2倍くらいの買い物をしてしまう。
しかもこのホリデーシーズンに行くと、スペシャル企画のおやつがたくさん出てるんですー。

今回のヒットは、これ。



「Candy Cane COAL」。

 「サンタさんは悪い子の靴下には石炭と木の枝しか入れてくれませんよ」というのはクリスマス前にこどもに言うことをきかせる脅し文句の古典ですが、それを商品化したクリスマス限定商品です。



ものすごく怒ってる女の子と泣いてる男の子の絵が面白い。

なかみの石炭はなかなかおいしいミントチョコレートでした。





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2012/11/25

old red light district


 シアトルが元祖だというスキッド・ロウの話は前にもブログに書きましたが、今回の『Soy Source』ではシアトル発祥の地、パイオニア・スクエアにスキッドロウができた頃のことを書いてます。

よかったらご覧くださいませ。


シアトルに白人が移り住み始めたころの唯一の産業は、たくさん生えていた巨木を伐り出す木材ビジネス。

そして第二のビジネスは、世界で一番古い商売だとよく言われる売春宿。

いまのパイオニア・スクエアのあたりはベッドひとつの独身宿と売春宿の密集地帯だったという話です。

世界最大の売春宿もあったというシアトル。


パイオニア・スクエアの建物はいまもほとんどが当時のままで、オシャレなカフェやギャラリーが入居したりしてますが、19世紀から20世紀初頭の「スキッド・ロウ」界隈って、どんな騒ぎだったんでしょうね。


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アイランド風サンクスギビング



サンクスギビングは、オレゴンの友人宅に行ってきました。2年前にハワイのオアフ島からオレゴンのNewburgに移住して、今はこのワインカントリーでハワイアンスタイルのフードトラックを経営しているご家族。だからグラスもHONU(ハワイ語で、かめ)模様です。

フードビジネスは繁盛しているようです。「ローカルの人も、たまに来るのよ」とミセスVが言ってました。ここで言う「ローカル」とは「地元の人」ではなくて、「ハワイ出身の人」のこと。


ここのご家族はご夫婦にティーンエイジャー嬢2名、それと姪ごさんとその小さい娘たち2人、CTちゃん夫妻、私と息子。人間11人に犬2匹。みんなハワイからの移住組です。
とっても賑やかなサンクスギビングで、楽しかったー。


真ん中にあるのは、やっぱり、「ローカル」食になくてはならない、"Mac Salad"(マカロニサラダ)。「サラダ」の要素は小さなニンジンのきれはしとマヨネーズだけで、あとはぜーーんぶ炭水化物だけど、ハワイでサラダといったらとにかくこのマックサラダ。


そしてキッチンを守る、招き猫トリオw  ああハワイ。

外は冷たい雨が降りしきっていたのに、なんだかハワイに戻って来たような、 くつろいだ気分で過ごすことができました。


デザートはパンプキンスクエアと、パイはシアトルの「A la mode pies 」のパンプキンパイと「バーボン・バタースコッチ」。このほかにもクランベリーのゼリーやら色々。たらふく食べました。おいしゅうございました。


翌日、帰りはポートランドにちょろっとだけ寄って(カレードリアを食べに)、ひたすら2時間半、大雨の中を走る。車の警告灯がついていて修理が間に合わなかったのでレンタカーを借りての往復でした。

借りたのはChevrolet Impala。

アメ車って、スタートがむぉぉぉぉぉーっとしているんですよねえ。最初の加速が遅くて、むぬぅぅ体が重いーってかんじ。後ろが見えにくいし。ミラーの形ヘンだし。

でもエンジンが大きいだけに高速は快適でした。



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