2012/06/26
ポケットサイズのお茶の間公園
バラードの住宅街にある小さな公園の一画に、リビングルームセットがあります。
最初に見たとき、誰かが勝手に古いソファを持ち込んだのかと思った。
近寄って触ってみると、コンクリート製の作品でした。
ライトスタンドまである(笑)。
見た目とは違って座り心地はとっても悪そう。
でも近所の少年たちはくつろぎスペースに活用しているようですw
(このソファセットのほかに、ちゃんとしたベンチもあります)
シアトル市には公園がものすごくたくさんあります。その数430以上。
人口あたりの公園数では、全米の自治体で6番めに多いそうです。
公園の面積合計ではポートランドのほうが2倍くらい広いのですが、ダウンタウンや住宅街の中にちっちゃい公園がたくさんあるのがシアトルの特徴。だからそれだけ維持費もかさんで、作ったは良いもののメンテナンスの人件費を捻出するのが大変のようです。
このリビングルームも、小さな家1軒半ぶんくらいの広さに、芝生と子どもの遊び場とソファセットと植え込みがあるだけのこぢんまりサイズ。
で、入口にはなぜかバーカウンターがあった(笑)。
近所で共有の、ひろーいリビングルームといったところでしょうか。
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2012/06/25
さよならレジ袋
先日シアトル市内のTARGETに行ったら、こんな ↑ サインが目につきました。
Beginning July 1, 2012, a City of Seattle ordinance requires that this Target can no longer provide plastic bags to our guests.
(2012年7月1日以降、シアトル市条例により、当ターゲット店舗ではお客様にビニールのレジ袋をご提供することが出来なくなります)
アメリカのスーパーで買い物をすると、「Paper or plastic? (紙袋にしますか?ビニール袋にしますか?)」と聞かれるのが常ですが、シアトル市内では今後もう耳にする機会がなくなりそうです。
レジ袋撤廃の市条例は昨年12月に議会を通過しました。目的は、環境汚染、特にピュージェット湾の環境と海洋生物を守るため。
7月以降ははどの小売店もレジでお客さんに提供してよいのは紙袋だけになり、紙袋ひとつにつき5セントを課金することが義務づけられます。
お店の在庫がなくなるまではビニールのレジ袋を使っても良いそうなので、まだ完全になくなるには時間がかかるかもしれませんが、わたしがいつも行くご近所スーパー、Ballard Market はもうほとんど紙袋に切り替えていて、エコバッグを持っていくと1個につき5セント割り引いてくれるので、実質上はすでに紙袋に課金していることになります。
Ballard Marketのお客さんのエコバッグ普及率の高さには3年前に引っ越して来たときにも驚いたのですが、最近ますます増えていて、レジで並びながら見た感じでは、ざっくり約半数くらいのお客さんがエコバッグを持って来ている印象です。
ターゲットの袋は可愛くて丈夫で好きなので、ターゲットに行く時はいままでエコバッグを持っていかなかったのですが、これからは忘れないようにしなくちゃ。
隣のベルビューなど、ほかの市にいけばまたこのレジ袋が手に入るわけですが。
うちではレジ袋を部屋のゴミ箱用に活用しているので、すっかりなくなってしまうと不便なんですが、シアトル市によればレジ袋は全体の13%しか再利用されず、多くがポイ捨てされて最後にはピュージェット湾の水に浮かぶはめになるそうなので、禁止されてよかったです。
ハワイでもずい分前からウミガメがクラゲと間違えて海に浮かんだレジ袋を食べてしまい、消化器官の不良で死んでしまうなど、レジ袋の海の環境への悪影響が再三指摘されていましたが、オアフ島でもやっとレジ袋禁止条例が可決されそうだという記事を読みました。マウイ、モロカイ、カウアイではもう既に禁止されていたんですね。ハワイ島でも2014年から禁止だそうです。
シアトル近郊では、Edmonds 市と Bellingham 市がすでにレジ袋を禁止しています。
New York Timesの記事によると、シアトルでは2008年にも一度、レジ袋禁止令を通そうとしたのですが、その時はビニール業界の大金をつぎ込んだ猛烈なキャンペーンが効を奏して、住民投票で否決されたそうです。紙袋1つにつき20セントを課金しようとしたのも敗因だったようです。
ちょっと不便になるけど、わたしはこの条例に賛成。
タダで貰えるものは無駄にしがちですから。
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2012/06/23
マーケットの出会い
パイクプレイス市場でみつけた手描きヨーロッパ。
季節にかかわらずいつも色がいっぱいのマーケットですが、夏場はますます華やか。
いつ行っても必ずなにか新しいものが見つかる。
このマーケットが保存されて本当に良かったですね。
70年代、ここをすっかり取り壊して小ギレイなビルを建ててしまおうという計画があったのを、当時盛り上がっていた草の根運動が阻止してくれたおかげで、マーケットが生き残りました。
パイクプレイスのないシアトルなんて、アメ横のない上野、錦市場のない京都のようなものだ!
にんにくとペッパーのリースのお店。ここは一年中賑やかな赤とオレンジ色。
南国産の果物と地元産のトマトやイチゴが出会う店先。
胡弓を弾いているおじさんが。魚屋さんの店先にアジアの風が吹いていました。
マーケットは東と西が出会う場所でもあります。
2012/06/22
スパイス市場 World Spice Merchants
パイクプレイス・マーケットの真裏、道を一本へだてたところにあるWorld Spice Merchantsに行ってきました。
壁いっぱいにありとあらゆるスパイスが並んでいて、サンプルの瓶をあけて匂いをかいでみることができます。
黒胡椒だけでも5種類くらい。産地によって、 少しずつ香りが違います。
煉瓦壁のクラシックな建物。
半地下の階にはお茶のコーナーがあり、中国茶や紅茶が銀色の缶に入って並んでいます。
スパイスやお茶の名前と番号を紙に書いてカウンターに持っていくと、笑顔のかわいいお兄さんが小さな茶色の紙袋に詰めてきてくれます。
アールグレイとキーマンを購入。スーパーで買うバラ売りのお茶よりも安い。1オンスが1ドル50セントくらいでした。
ほとんどの製品は生産地で買いつけてくるんだ、と可愛いお兄さんが言ってました。
シルクロードやアフリカ、アジアや南米直送だそうです。
マドモアゼルgigiさんに思い起こさせていただいた、アリソン・アトリーの『幻のスパイス売り』のお話。懐かしくていてもたってもいられず、オンライン書店で本を取り寄せて読みましたが、このお店を見ていたらまた、スパイス売りの呼び声を思い出しました。
不思議なスパイス売りのおばあさんがバスケットに入れて売りに来る、
「ナツメグにシナモン、ジンジャーにキャラウェイ、インディーズ諸国のスパイス」のお話。
お店の正面の写真を撮るのを忘れてしまった。これは↑店を出た目の前、道の反対側のパイクプレイス・マーケットの「裏の顔」。香港のような台湾のような、アジアンな雰囲気。
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2012/06/21
King Tut 駅のアヌビス神
インターナショナルディストリクトのKing Street Station (キングストリート駅)の前に、巨大なエジプト神像が立ってました。
キングストリート駅、1階部分はアムトラックの発着に立派に使われてますが、このジャクソン通りに面した部分は改装中
スペースニードルの横のPacific Science Centerで開催中の「King Tut: The Exhibition(ツタンカーメン王展)」のプロモーションで、「King Street 駅」が「King Tut駅」に。
駅にもツタンカーメンの垂れ幕が下がってます。
この犬の人はAnubis(アヌビス)という「冥界の神」で、ミイラ化係だそうです。
頭はジャッカルまたは犬。
(なんだかちょっと、スパサロン的な)
素敵な後ろ姿です。綺麗な脚。黄金のミニスカです。
アメリカ人はKing Tutankhamunを勝手に略して「King Tut」という愛称で呼びます。お茶の間の人気者的存在です。
死後3000年以上経ってから海の彼方の聞いたこともない大陸の人たちにニックネームで呼ばれるようになるとは、ツタンカーメン王もちょっと想像できなかったことでしょう。
この展覧会はもう7年間も全米各地をまわってて、これがアメリカでは最後の会場だそうです。2006年だかにシカゴに行ったときにも確か、湖の前の博物館で開催中だった。
「実家」のカイロに新しい博物館を建設するための資金集めだと聞いた覚えがあります。
展覧会には有名なツタンカーメンの黄金の棺はフィーチャーされていないようですが、なかなか見応えありそうです。空いていそうな時に行ってみよう。
冥界の守護神は会期中、来年1月までここに立ってる予定だそうです。
夏の雲と観覧車
昨日は夏至でしたね。今週末から息子の学校も夏休みです(雪で休校の分学期が数日延びて、いつもより2日くらい遅いスタート)。
やっと夏の雲が登場し始めました。
とはいっても日影では肌寒かったりして、「サンダルにスカーフ」など、煮え切らない格好で出かけてしまう6月下旬。
きのう、バスの中でまだダウンジャケットの人を見た@シアトルダウンタウン。ロングブーツはぜんぜん普通ですねー。
ハワイで1年中毎日見ていたような、輪郭のはっきりしたぽこぽこの積乱雲はなかなかお目にかかれません。
それでも少しずつ夏支度。
パイクプレイス・マーケットの海側、水族館の並びのPier 57 に新しく観覧車が設置されてます。
オープンは6月29日だそうです。
まだ工事中でした。
2012/06/20
ベトナム豆腐店をはしご
赤ちゃん連れでも驚くほどフットワーク軽く歩き回るZIZIさんに、インターナショナル・ディストリクト略して「ID」またはリトルサイゴンのベトナム豆腐屋さん2軒に連れていっていただきました。
1軒め、 まるで倉庫のような目立たない外観のThanh Son Tofu。
揚げ豆腐(日本の厚揚げの小型版ですね)が何種類も並んでいる中から、ねぎ入りとピリ辛を夕食用に少しずつ買ってみました。唐辛子をまぶしたピリ辛厚揚げ、 おいしかった。
ねぎ入りはオーブントースターであたためて、醤油をちょっとたらして食べました。
珍しもの好きなことでは人後に落ちないわたくしですが、これは↑試してみる勇気がなかった。謎のベトナムにょろにょろスイーツ。
お隣のエチオピア料理店でお昼にしましたが、ここも面白かったです!
2軒めは、ChuMinh Tofu & Veggie Deli。Jackson St. 沿いで、先日行ったTamarind Treeのはす向かい。ここは以前に『Soy Source』でも紹介されていました。
写真撮っても良い?ときくと、田中眞紀子さん似の元気なマダムお豆腐が「んならアタシも撮って、みんなに紹介してちょうだい」と、場所も指定してポーズをしてくれた。
全メニューベジタリアンです。
ここでも夕食のメニュー購入。この日は有無を言わさず豆腐メニュー。
ココナツミルクの豆入りプディング、パイナップル入りの酢豚風ソースがかかったスタッフド豆腐、揚げ春巻き(なかみは豆腐)、豆腐詰めゴーヤ(和風の味つけ)、みんなおいしかった。とげとげしていない、ほっとする味。しかも安い。
ZIZIさんの可憐なベイビーちゃん来店に大喜びで、アタシは女の子4人と男1人、5人の子どもをみんな大学にやったのよ!と胸を張っていたご店主。
お名前伺うのを忘れてしまいました。また行きます。
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