2011/03/25

POKA POKA

ぽかぽか陽気。きのうは15度Cくらい。ひさびさの青空。

これでやっと桜も咲き出すか。


せっかくの晴天だったのに、今週はちょっと人並みに忙しく、日の光を浴びる時間がほとんど取れなかった。
自分にごほうび(笑)の15分休憩で、お外の花たちをぱちり。いやされるー。


コブシの花は本当に優雅だなあ。


 春の1ヶ月だけ、カークランド某所に来ています。知人ご夫妻がお留守の間、猫たちとおるすばん。猫まみれの春の日、至福のときです。

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2011/03/20

春の最初の日


写真は去年の、近所の桜。

今年は春が遅い。
去年が異常にあたたかすぎたのかも。日付別に整理してある写真を見ると、3月18日にはもう桜が満開だった。


3月もずっと寒くて、桜も咲き始めたものの、固まってしまってもう1ヶ月もちらっと咲き始めた状態のまま。

今日はお天気もよくて、ようやく春らしい空気になっていた。

今年の満開は、あと10日くらいかな。
今日はつぼみがようやくふくらみ始めていた。クロッカスや水仙も一斉に開いた。

明日は春分の日。こちらではなぜだかFirst "official" day of spring といわれる。


被災地の方々にも、どうかどうか早く暖かい春の日が来ますように。

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2011/03/18

兎年月夜之舞踏


明日は「Super Moon」だそうですが、舞踊家のKaoruさんがシアトル・グリーンウッドのTaoist Studies Institute(こんなのがあるとは知らなかった!シアトル何でもある…)で公演されるそうなので、おしらせ。

ディジュリドゥやベル、銅鑼などの演奏にあわせて静かな舞踏が繰り広げられます。
寄付のみ(suggested $10 donation)。
フロアに座っての鑑賞なので、クッション持参でどうぞ、とのこと。

詳細はこちら。
場所:Taoist Studies Institute  225 N 70th St, Seattle, WA, 98103-5003 
時間:3月19日(土)午後6時〜7時半

“The Great Tone makes little sound; The Great Image has no shape”
-- from Tao Te Ching, Ch. 41

Please join us in welcoming the talented Serge Gubelman as he plays his Didgeridoo, Bells, Gongs, & more, and take in the artistic movement of Kaoru Okumura while she performs Butoh.

Suggested $10 donation. All proceeds benefit the Taoist Temple Retreat Center.
Doors open at 5:30pm, performance starts at 6pm

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Sound by Serge Gubelman (Didgeridoo, Bells, Gongs, etc.) : Serge (of the group "Manna Presence") is a multidisciplinary artist who is devoting his life to the practice of listening and availability to the moment. In a four decade span he has worked/played with numerous artists and in venues of all sizes. In the world of Butoh, in NYC, he performed a duet with Min Tanaka.

Movement by Kaoru Okumura (Butoh) : Kaoru studied Butoh - A movement form that emerged from post war Japan - in 1993 at Asbestos-Kan, Tokyo with Akiko Motofuji. After a long interval, she has enjoyed performing in Seattle area with Danse Perdue, and with other Daipan members, where she experiences how a body bridges the soul and the world.

Front seating will be on the floor, so please bring your own pillow, if you would like to sit on the floor.

お近くの方はぜひどうぞ♪ 私も行く予定です。


お帰りの際はこちらをぼにょっと
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2011/03/17

パタゴニアより支援


在シカゴのジャンヌさんが、被災地の人たちにアウトドア用の衣類があれば暖かくすごせるのにね、と言っていたので、ほんとにそうだ、と思いあまって、さっそく Patagonia と、シアトルのアウトドア用品店REIにツイートしてみた。

読まれないかもしれないけど出すだけ出してみよう、と思ってヘルプ!メッセージを書いてみたら企業の対応の早いこと!。

日本に支店がありスタッフもいるパタゴニアは、すでに支援を開始していて、「Already on it! (もうやってるよ!)」とツイートで教えてくれた。詳細を皆に教えたいので、と問い合わせると、以下のメールを数時間内に送ってくれた。


Thank you for your email.

After confirming all are safe and well, our crew in Japan is assisting, as able, in channeling relief efforts. We've already made financial donations to relief efforts taking place in several areas. The company, globally, is matching all employee contributions toward these relief efforts. A significant side note: Jack Johnson has pitched in to the relief effort, pledging proceeds from two concerts, with Jack matching the contribution.

On the ground, we're gathering warm clothing from Patagonia Japan stores to send to the victims as soon as a route is confirmed, we've also got a large batch of fleece blankets that we'll be able to send over supplement the effort.

The staff in our Sendai store is providing what they can from the store to victims and opening the store for a limited time to provide what they can to the local people who survived. Abilities are limited here, since infrastructure (like electricity) is still spotty in some areas.

With any relief effort that a company chooses to become involved in, a decision must be made between providing relief or talking about the relief being provided. It takes time and resources to do both. We're focusing on the former now, but will be sure to attend to the latter as the situation settles and we're better able to share updates.

All the best!

(以下Tomozo訳)
全員の無事を確認後、日本のスタッフは出来うる範囲で支援活動を開始しました。すでに数カ所での支援活動に対し金銭的な寄付を行なっています。全社的取り組みとしては、全世界の支店で従業員による寄付に対しマッチング寄付を行なっています。大きな特記事項として、ジャック・ジョンソン氏が協力を申し出てくれました。ジョンソン氏はコンサート2つの収益に氏自身の寄付を乗せて、被災地支援へ寄付すると約束しています。

日本では、運送ルートが確保でき次第に被災者の方々へ送るため、パタゴニア・ジャパンの各店から暖かい衣類を集めているところです。また、そのほかにも補助としてフリース毛布を大量に用意しました。

仙台店のスタッフは、被災者の方に店から出来る限りのものを提供し、限定的ではありますが店舗を営業して、地元の方々のために出来ることをしています。電気などのインフラが地域により分断されているため、可能なことは限られています。

企業として災害支援を行なうにあたって、支援を実際にすることと、支援について語ることのどちらを選ぶか、決定せねばなりません。両方同時に行なうには多くの時間とリソースを必要とします。パタゴニアは、当面、前者の支援をすることにリソースを集中しています。状況が落ち着いて来たら、どのような活動をしているかお知らせすることも出来るようになるでしょう。


REI のほうも数時間内にツイートで、


REI has donated $50,000 to recovery efforts in Japan through the American Red Cross.
Also know that we've learned through experience that $ donations are more effective than donating gear/clothing directly.

REI はすでに5万ドルをアメリカ赤十字に寄付してます。いままでの経験から、金銭の寄付のほうが装備や言衣類を送るよりも効率的だと学んだので。


とお返事をくれた。たしかに、現地までの運送ルートを持っていない場合にはお金のほうがずっと効率よいと思う。(REIからコンテナ単位の申し出があったら、日本領事館がどうにかしてくれるのかな、とか一瞬考えた私w)

REIはシアトルの地元企業だし、特に日本に深い縁もないだろうしなあ、と思っていたのだけど、すでにもう相当額を寄付してくれていたことに感激。

パタゴニアからの返信にも、やっぱりいい奴だなー、てちょっと涙でた。今動いてる企業はどこもそうだと思うけど、言うより前に行動してくれてる。

家を失った方がいったい何家族くらいいらっしゃるのか、その復興支援の規模を思うと気が遠くなるけど、少しでも快適に過ごせる日が早く来るように。みんな祈ってる。

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2011/03/13

できること

明け方まで途切れ途切れにニュースを見てしまって、今朝は激しく寝坊。
目が覚めるとたんに、冷たい水を注がれるように悲しい現実が戻ってきて、力がぬけるよう。
被災地の方には、悲しみさえ感じる余裕がないのかもしれない。

おいしくごはんが食べられて、家族とともにいられて、ささいなことに文句を言ったりもして、電気製品が使えて、ってなんて幸せなことなんだろう。

節電にも協力できない遠くにいるから、節電分くらいにしかならない小額だけれど、赤十字に寄付してみた。
Apple が iTunes Store を使って寄付の受付を始めたので、iTunes アカウントがある方は、ワンクリックで5ドルから200ドルまでの寄付が出来ます。簡単だし確実で安心。

安否確認サイトを地震の数時間後に立ち上げたGoogleといい、ネット企業対応早かった。

ネットの一番便利であるべき面が最大限に活用されてると思う。Twitter にはどうしようもないデマも回覧されてたりするが、すぐにちゃんと火消しもされていて、何より、東北の自治体の担当者やNHK などのメディアの担当者が被災者のための情報を流しているのが素晴らしい。良く言われているけど、国の担当者ももっと活用したら良いのに。会見よりももっと直接、強く訴えることが出来ると思うのだけど。

これもTwitter で知ったのだけど、阪神淡路大震災のときにペットのレスキューをした実績のある団体『アニマルレフュージ関西』が、今回も被災地で行き場がなくなる可能性のあるペットたちの支援活動を準備している。

まだ人の被害者数の規模もつかめていないときに適当でないかもしれないけれど、でもこうやっていろいろな経験や知識を使ってそれぞれの持ち場で出来ることを冷静に行なっているボランティアがいるのは、心強いことだ。

きょうは「久しぶりにラジオで音楽を聞いてほっとした」という声が印象的だった。
皆、被災地の映像や、原発の情報や余震の恐怖に疲れきっているんだと思う。
ここで見ていてさえ、消耗してしまうのに。

被災地の方がこれから頑張っていかなくてはならないのだから、ここで落ち込んでいる場合ではないね。


今、自分に出来ることを考えよう、と自分に言い聞かせる。小さくても、身の丈でしっかり何かの役にたつこと。笑顔でいるだけでも、周りの人を笑わせるだけでも。

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2011/03/11

大地震

昨夜、寝る前にTwitter をチェックしようと思ったら、地震で大騒ぎになっていた。日本時間の午後5時過ぎ。東京出身の人たちが「今までの人生で最大の揺れ」といっているので、よっぽどの揺れだったのだな、と思った程度だった。

新聞社のサイトを見ると、津波に車が次々に巻き込まれていく映像、家が燃えながら畑の上を流れていく映像、ひっくりかえった船、など、とても本当とは思えない映像が次々に出てきて、頭がぐらぐらするようだった。
東京の湾岸地域で黒煙があがっているし、千葉では石油タンクが燃えている。


Twitter を追ったり、東京にいる弟や友人にメールを出したり、 Ustream でNHKが中継されているのを知って見はじめたらなかなか眠れず。
きょうは誕生日だったので、いろんな方からメッセージを頂いたのだけど、もう全部ふっとんでしまった。

なかでもビニールハウスが整然と並んだきれいな畑の上を、家や車を呑み込んだ濁流が流れていく映像は衝撃的だった。あのビニールハウスのある畑を見ると、成田から帰る時、いつも「ああ、日本に帰ってきた!」と思う。それが、ぐちゃぐちゃの瓦礫まみれの濁流に呑み込まれていく。自分の家を無くした方の気持ちにはとても及ばないと思うが、なんだか途方もない喪失感を感じる映像だった。


今朝も起きてからずっと気になって、一日中Ustream をつけたり消したり。
普段は有料のケーブルの日本テレビ局は、今日は無料で一日中NHKを流している。

地震発生から数時間、中学生の子がNHKのニュースをUstream中継していたが、すぐにNHKが公認し、すぐにTBS、フジ、NHKが公認ストリームを始めたのには感動した。

便利になったなあ、と思う反面、見ているだけでなにも出来ないのがもどかしい。
テレビのニュースも、実際にはほんの一部のことしか映すことが出来ない。

あまりにも被害の規模が大きいので、まだ全貌がわかるまでには数日以上かかることだろう。これから、いろいろな被害がどんどん明らかになってくるかと思うと心が重い。

ほとんどの友人はすぐにメールに返信をくれて、都内を歩いて帰ったことなど知らせてくれたのだけれど、肝心の身内とまだ連絡が取れない。弟にもついったーかフェイスブックを始めるように言わなくちゃ。…でも見ないだろうな(苦笑)。都内に直接の被害はほとんどないので心配はしていないのだが、状況が気になる。

シアトル周辺も実は恐ろしい断層が集中していて、大地震がいつ来てもおかしくないそうだ。300年前、江戸時代の日本で記録された津波の被害から、シアトル近辺で1700年1月にM9程度の地震があったことがわかっているようです。
古い建物が多い街だから、こんな地震がきたらひとたまりもない。


 とくに、この高架道路Alaskan Viaduct は間違いなく危険だといわれていて、最近架け替え工事が始まったばかり。

地震の映像を見ながら、息子と、地震が来たときの避難場所をとりあえず確認した。
実際に起こってみるまでは、何が最善になるかはわからないけれど。

都会の文明って唯一の現実だと思って暮らしているけど、地震ひとつで本当にあっという間になくなってしまうんだ、ということを見せつけられて、茫然としてしまう。


寒い中、救助を待っている被災地の方々が少しでも早く安全な場所に避難できるよう、お祈りしています。

2011/03/10

ヘンリー画伯


近所の壁画。

この「Henry」画伯の壁画はBallard (バラード)地域一帯のあちらこちらにある。
バラード名物のひとつといって良いでしょう。

引っ越して来たとき、いったいこのゆるい動物たちは何なんだろう…、と、一気にこの町に親近感がわいた。あんまりお好みでない方もいらっしゃるようだけど、マイペースなこの町にはすごく似合う絵だと思う。
シアトルのゆるキャラを、一手に引き受けているヘンリー画伯である。



この前はジョージタウンでも見かけた。↑

ヘンリー画伯はバラード近辺にお住まいのようだ。特に8th Ave 付近に壁画が集中していて、「ヘンリートラック」も良くみかける。
時々心ないコドモが壁画の上にラクガキをすると、数日後には修復されている。
画家として生活しているのだろうか…。

やっぱり私の一番のお気に入りはこのセイウチ自転車。



"The time has come," the Walrus said,
"To talk of many things:
Of shoes--and ships--and sealing-wax--
Of cabbages--and kings--
And why the sea is boiling hot--
And whether pigs have wings."

「さあ時は来た、」とセイウチは言った
「今がいろいろ話す時。
靴のこと、船のこと、封蠟のこと。
キャベツのこと、王様のこと。
どうして海が煮立っているのか。
豚には羽根があるのかないのか」

ルイス・キャロル『セイウチと大工』より
Tomozo 訳。


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