2013/09/18

いまいちな西瓜のレスキュー


今年の夏はスイカを食べ損ねたのをうらみに思っていたので、トレーダージョーズでオーガニック西瓜(小玉)4ドルを見つけて即買い。

でもこれが、じょりじょりでボソボソであまりかんばしくなく、冷蔵庫の中で冷たく不良債権化しつつあったので、レスキューレシピを探してみました。

一番簡単なこれに。

バルサミコ酢大さじ3に砂糖大さじ1弱を入れて煮詰め、とろりとしたところで切ったスイカにかけ、フェタチーズを散らしてできあがり。

ほんとはミントの葉もあったら良いんだけど。
ベランダにあるのは青しそとバジルとコリアンダー。それじゃちょっとエスニックになり過ぎそうなのでやめた。

今年のスイカおさめです。
今朝はもう靴下なしじゃ寒かった。


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2013/09/17

うるさい12人目 


日曜はシアトル地元のシーホークスのシーズン最初のホーム試合で、しかも相手がライバルのサンフランシスコ フォーティーナイナーズなんで、もうそりゃ大変な騒ぎだったようです。

シアトルのファンは昔からNFL中でもうるさいので有名で、スタジアムもわざわざ音が反響するように作ってあるんだそうで、遠征してきた相手チームをびびらせるので「The 12th Man = 12人目のプレーヤー」といわれるのをシアトルのファンは誇っているようなんだけど、前回フォーティーナイナーズのQBが「 The 12th Man なんて試合に関係ねーぜ」みたいな発言をしたもので、シアトル人はますますやる気になって試合に臨んだのだった。

それでスタジアムは、ギネス記録を破る136.6デシベルの騒音を見事に達成。
シアトルタイムスによりますと、航空母艦のデッキの騒音が140デシベル。雷が120デシベル。ロックコンサートが110デシベル。

ジェット機が飛び立つ空母のデッキなみの騒音て、どうなの。
130デシベルになると耳が痛くなり、聴覚に障害が出る域。

スタジアムに行く人は耳栓所持が推奨されていて、知り合いのシーズンチケットホールダーも、耳栓持って行ったといっていた。

 試合の結果も29-3というボロ勝ちでした。よかったね。これで負けたらもう次からは大騒ぎする意味がなくなるところでした。

シアトルの人って普段はもの静かで内向的でNERD な都市だと評判なのに、なぜスタジアムに入れてしまうと急にこんなに騒ぎ出すんでしょうか。


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2013/09/15

流木たち


Dungeness crab の名前は、ここのDungeness 湾から来てるんだそうです。

でもこの日には、浜ではカニは見かけなかった。


流木がごろごろの浜。ビーチに来る大人は、みんな、ただ流木に座って波を眺めている。

(子どもはみんな何か海に投げたり走ったり)

この日の日曜版にたまたま、流木の記事がでてた。


In one of the few studies to look at the function and characteristics of local driftwood, UW graduate student Daniel Tonnes tagged and carbon-dated logs at eight Puget Sound beaches. He found that more than 90 percent of the larger logs died between 90 and 300 years earlier, with the majority dying pre-1850.(Seattle Times "Driftwood comes and goes, telling stories" 2013/9/6)

(この地域の流木の特徴や働きについての数少ない研究の中の一つは、ワシントン大学の大学院生ダニエル・トンズによるもので、ピュージェット湾の8つの浜で流木にマークをつけ、放射性炭素で年代測定を行なった。これにより、大きめの流木の9割が90年前から300年前に枯れたもので、大部分は(この地域に白人が入植して伐採が始まった)1850年以前に枯れたものだということが分かった)。


この流木たちのほとんどが、90年から300年もピュージェット湾を行ったり来たりしているんだって!

これだけ綺麗に骨のようになるにはどのくらいかかるのかなと思ったら、100年以上も波に洗われているとは。


 これももしかしたら、独立戦争のころに川から流れて来た木かもしれません。



流木を見ると、人は立ててみたくなるらしい。


人は丸い石をみると、積みたくなるものらしい。


この浜には、石蹴りにちょうど良さそうな、きれいに平たく磨かれて丸くなった石がざくざくあります。



ソーダのような波。


なかなかZENなビーチです。時間のある(寒くない)晴れた日の散歩にはお勧め! 


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2013/09/14

ダンジネス砂嘴


Dungeness Spit (ダンジネス砂嘴)にいってきました。

ここです。



ファンデフカ海峡がぐぐっと曲がってピュージェット湾になる入口のあたり。


ひょーっと突き出した砂州がカギ型になっていて、その先っちょあたりに灯台がある。

上の写真では、よーく見ないとわかりませんが、右上の雲の影が水面に映っている右手に小さく灯台が見えてます。
カギの手の向かって左側がファンデフカ海峡がわで、波が打ちつける浜。
右側はカギの手の内がわで、静かな入り江。この入り江は、野鳥その他の保護のため立ち入り禁止になってます。

 
 砂嘴(Sand spit って砂州じゃなくて「さし」っていうんだ。「くちばし」のような形だから。知りませんでした)のつけねからさきっちょのこの灯台までは、片道5.5マイル=8.8キロ。

けっこう遠い。

しかも浜をえんえん歩いて行くのは1時間くらいで飽きてくる。

しかも潮が満ちてきて砂浜がだんだん狭くなって来て、歩きづらくなってくる。

しかもこの公園は(カウンティの管理)、日没後の7時半で閉園。

行ったのがもう午後遅めだったので、途中まで歩いて引き返しました。

それでも往復、ぶらぶらと石を拾いながら歩いて、3時間半。




天気が良かったおかげもあって、本物の太平洋沿岸のオーシャンショアより、ずっと海らしさが味わえたビーチでした。内海なのに。



だってオーシャンショアのあたりって、浜が広すぎて茫洋として、なんだか異界のようで。



 ここの浜は(とくに満潮近かったから)すごく狭くて、こんなに内海の奥深くとは思えないほどがんがん波が寄せている。


このビーチのスケール感が、懐かしいハワイのビーチのようでした。




この地形は風や海流が激しくぶつかるところにあり、浸食された崖から岸沿いに流れた砂がどんどん堆積して、「砂嘴」は1年間に13フィートも伸びるのだそうです。と看板にかいてあった。




夕方から雲が晴れて、オリンピック半島の山が見えてきました。

背景に切り立った山なみがあって、歩くのにちょうど良いスケールの砂浜があって。やっぱりちょっとハワイのカウアイ島あたりに似てる景色です。水は泳ぐには冷たすぎるけど。


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黄色い箱


セブンイレブンの前に黄色い箱ができていた。

DVDレンタルの Redbox はもうほんとにユビキタスに行き渡ってますけど(あの赤い箱は全米&カナダに合計42000台あって1日200万枚レンタルしてるんだそうです)、黄色いのは初めて見た。

アマゾンロッカー、始まるよってけっこう前に密林からメールが来てたけど、調べてみたら、なーんだ、まだシアトル近辺に20件しかないんじゃん。

日本ではもうずっと前からコンビニ受け取りという宅配のサービスがあるし、しかも着払いまでできちゃうし。ほんとに、コンビニ恐るべし。

アメリカのセブンイレブンには到底そこまでは望めまい。

うちみたいにセキュリティもなにもないアパートだと、確かにこのロッカーは便利。アマゾンから買物するのは極力避けてますけど、こんなサービスまで始められちゃ、つい使ってみたくなるではないか。


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2013/09/10

マドローナの木


Madrona(マドローナ)の樹の存在に、つい最近まで気づかなかった。

本名(学名)はArbutus menziesii 。

地域によって madrone ともmadrona とも madrono とも arbutus とも呼ばれているそうです。

地中海あたりに生えていそうなエキゾチックな木だから、てっきり外来種かと思ったら、カリフォルニアからブリティッシュコロンビアまでの太平洋沿岸に自生する、固有種だった。

このいかにも温かい地域が似合いそうな木が固有種だっていうのはちょっと驚きでした。

緯度は稚内より北だとはいっても、ノースウエストはやっぱり気候が温暖なのですね。 



 オレンジ色の樹皮とマグノリアのようなつやつやした常緑の葉っぱが特徴的で、一度覚えたらすぐに目につくようになった。



シアトル市内ではあまり見ないけど、ピュージェット湾沿いの日当たりの良い海辺や、針葉樹の森のダグラスファーに混じって生えているのをよく見かける。

 ブリティッシュ・コロンビアのネイティブ住民には、この木を使ってカヌーを山の頂上に固定して大洪水を逃れたという言い伝えがあるそうです。



くるくると丸まって自然に剥ける煉瓦の色の樹皮と、中からのぞくピスタシオのような緑色の幹。



美味しそうな色合いとテクスチャーではありませんか。






今の季節、このような実がなっています。これから赤く色がついていくところ。


この樹は海辺や高台の乾いた土地で、地中深く根をはるのだけど、シアトルでは高台や水辺は住宅地として一等地なのでことごとく開発されてしまい、この樹もどんどん居場所がなくなってしまったようです。


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2013/09/09

Fig Season




無花果の季節は初夏なのかと思っていたら、品種によってシアトルでは8月下旬から10月くらいまでが旬なのだそうです。

いちじく大好き。サラダにするか、そのまま切ってバルサミコ少々で。 山羊のチーズが合いますね。プロシュートと合わせてピザの具にしたり。


この間セントラルマーケットで、3種類の無花果が各1箱(1パイント)2ドル!という激安価格だった。まとめ買いすべきかどうか激しく迷った末、結局1箱だけ買って帰ってきたんだけど、翌週行ったらもう通常価格(今は1箱4ドルくらい)に戻ってて、がっかり。

無花果も家にあったら良いなと思う樹のひとつだけど、CTちゃんによると、昔からあるのは良いけど新しく無花果の木を家に植えると良くないことが起こるという言い伝えがあるのだそうだ。

無花果を植える人は、子孫が無花果を食べられるように不運を我慢するのだろうかー? 
どうしても無花果が食べたいお父さんが家族の反対を押し切って裏庭に植えて、お母さんの恨みをかったりするのだろうか。

 クリス・ヴァン・オールスバーグの絵本では、歯の治療の代金として、歯医者さんが特別な無花果をもらうのだった。

日本にいた頃は無花果ってそういえば食べものとして認識していなかったから、あの話を読んだときは「この上なく甘い香り高い無花果」って、へえ、て感じでぴんと来ませんでした。

なんだかちょっと妙な力がありそう、と思わせる果物なんでしょうか。



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