2016/07/31

どろぼう猫と、翻訳活動のための音楽



YouTubeで出会った、どろぼう猫!

( ゚д゚)ハッ!………。 という顔に萌え萌え。何度みても、なごみます。

Sebastian Stosskopfというドイツの画家(1597–1657)の「台所の静物と猫」という絵だそうです。1650年製作。


パッヘルベルの室内楽のビデオについてました。

クラシック音楽に関してはApple Musicのセレクションがいまいちなので、ここのところ仕事中はYouTubeがつけっぱなしになってることがほとんどです。

だいたい聞く曲きまってて、超マンネリ。

わたしの場合、翻訳活動中は、聞ける曲がかなり制限されます。

コンディションにもよるけど、わたしは非常に意識がウロウロしやすい性質なため、歌詞つきの曲を翻訳活動中のバックグラウンドミュージックにしていると、かなりの確率で気が散ります。

安全なのはクラシックかジャズ。

しかし、クラシックでもモーツァルト以降の曲はダメな時が多い。

曲のほうに意識が向けられすぎちゃって、気が散るのです。ドラマを見ながら翻訳ができないのとおなじ。

ラフマニノフの協奏曲なんかかけた日には、19世紀の大河ロマンが目の前に繰り広げられてしまい、もう全然仕事が手につかなくなる。

ベートーヴェンも壮大なドラマに巻き込まれてしまうし、モーツァルトは…

モーツァルトは、電車で隣に座った女子高生のおしゃべりを聞いてるような感じ。
ちょっとそこ!静かにしてっ!
と脳内ハムスターが叫びだします。

モーツァルトの音楽が女子高生に似てるという意味ではなくて、あくまで私の脳の反応がそれに似たものと出会ったときの状態に似ているということです。いや、似てるのかな。

モーツァルト大好きなんですけど、聞きながら何かほかのことに集中するのは難しい音楽だと私は思う。

結局一番良く聞いてるのはJ.S. バッハと、その少し前の頃のイギリスかドイツのバロック音楽など。バッハだったら大体なんでも大丈夫。カンタータでもある程度までなら大丈夫。

バロックでも、イタリアものは、仕事をしているときに聴くとイラッと来ることが多くてダメ。
ビバルディもほとんどダメです。これも「隣から聞こえてくるおしゃべり」的に、脳のどこかを刺激されるらしい。

パッヘルベルさんは、「カノン」で有名ですが、このドロボウ猫つきビデオの曲はもっと控えめで、仕事がしやすい状態になる。かなりヘビロテで使わせていただいてます。


こちらはパッヘルベルさんの有名な「カノン」。
よく結婚式でつかわれるやつ。この動画の演奏はテンポ早くて気持ち良い。


あとはルネッサンスのリュート音楽とか。

60分くらいのをひとつ選ぶとYouTubeさんが延々とつなげてくれるので気づくと何時間もそのままなのですが、時々ルネッサンスの音楽につかわれている絵画に、とんでもないものがあってびっくりする。

同時代の15世紀から16世紀に描かれたものらしいけど、なぜか変な絵が多いんですよ。

この猫の絵どころじゃないんですよ。一番ヘンだったのは、娼館らしくハダカの女性と男性がずらりと並んだ風呂おけのようなものに入って食事をしているところへ、正装した聖職者が入ってくるというもの。なんなんだ一体。16世紀ベネチアの音楽についてたやつでした。

そのほかにも、ルネッサンス期の音楽についてる絵ってちょっと公序良俗に反するような、男性誌グラビアみたいなテーマの絵が多い。

ここでは引用しないけど、興味がある方はルネッサンスの音楽をYouTubeで探してみてね。 

時代は飛んで、エリック・サティの「ジムノペディ」と「グノシェンヌ」の9曲セットも、ヘビロテです。

モーツァルト以降の近代の曲で仕事用に使えるのが、このサティの9曲と、ショパンのマズルカと練習曲、それからシューマンとリストの曲の一部。ショパンのほかの曲は演奏者によって違う。
ルービンシュタインならバラードでもスケルツォでも大丈夫なんですが、アルゲリッチの演奏だと脳が全部そっちにとられちゃう。


脳内メモリをさらっていく情熱の女、アルゲリッチさん。

ジャズも、1960年代くらいまでのピアノがメインのジャズが一番落ち着く。てっぱんはビル・エヴァンスです。

ビル・エヴァンス2枚とバッハの無伴奏チェロ組曲とフランス組曲は、iPhoneにも緊急用に入れてあります。

総合すると、暗めのトーンで、あまり感情の振り幅が大きくない、かっちりした感じの音楽がいいようです。

たぶん脳のメモリがあまり大きくなくて、翻訳活動中にはかなりもう容量ギリギリのリソースが必要なので、音楽のほうにちょっとでもメモリがとられると、一生懸命回っている「脳の中の翻訳活動に必要な部分」が機能しなくなるのではないかと思う。

これは翻訳でなくても、小難しい本やなにかを読んだりするときも同様です。

ルネッサンスなどの音楽が脳にラクなのは、音楽を処理する担当の部分がアイドリング状態になるのに合っているような気がする。あくまでイメージですけど。

音楽担当部分が大きめのギヤでゆっくり回転しているそばで、言語担当部分のハムスターが必死でくるくる車輪を漕いでるというような感じです。



サティのジムノペディ3曲とグノシェンヌ6曲セットの動画。
このHD画像はどこからとってきたものか知らないけど、ものすごくキレイで見とれてしまいます。


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Cicchetti


CT夫妻がしゃれおつレストランに連れてってくれました。
イーストレイクという場所(ダウンタウンとフリーモントの間でユニオン湖沿いのエリア)にある、Cicchetti。「チケッティ」と読むらしい。
建築家の家だったという民家を改造したお店です。

オーセンティックなステキお鮨屋さん「たむら」の近く。


アマゾン本社キャンパスも建設中のサウスレイクユニオンが破竹のいきおいでビルを増やしているので、その隣エリアのイーストレイクも最近は人が多くなった。だんだんこの辺のお店に行くときのパーキング(路駐)が難しくなってきました。そんなに行かないけど。

パティオもあって、そちらは満席。2階もあるらしい。

アットホームな感じの面白いシャンデリアです。


居心地よさそうなバーにもカウンター席がいくつか。日の長いシアトルの夏の夕方、日没は8時半すぎ。午後8時くらいでもちょうどこんな感じに、ユニオン湖ごしの夕陽がギラギラ差し込みます。


前菜。ビーフのタルタルと、あと何だったか忘れてしまった。なにか海苔のふりかけみたいなものが載っていた。なんだっけ。
料理は地中海風。美味しゅうございました。

ボリュームは、前菜も主菜も、ここは日本かと思うくらいの上品な分量で軽くびっくり。イーストレイクのレストランはアメリカンサイズではないのでござるな!

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2016/07/28

スカイ・イズ・ザ・リミット


木曜日の民主党全国大会のヒラリーの演説。テレビの前に座って見ちゃいました。

民主党は今年は真っ二つに割れていて、一時はどうなることかと思われたものの、「TOGETHER」の旗でいっぱいの会場は、初日のクリントン(夫)(これは見なかった。息子は面白かったといってた)、2日目のオバマ演説の「トランプがなんといおうと、アメリカはちゃんとしてるんだ!」という前向きなトーンを受けて、まとまっているように見えました。ヒラリーの演説もオバマに負けずおとらず、感動的だった。

「アメリカはオレに任せろなんて言ってる人がいますけど(トランプ)、なんであれ一人だけで何か大したことができるなんて、そんなことはちゃんとしたアメリカ人だったらウソだって知ってますね。私たちはどんなことでも、力を合わせて、共に成し遂げるんです!」というような内容で、打倒トランプ、アメリカの精神ブラボー!で盛り上げた。

ヒラリーの演説で会場が沸いてたのは、「格差是正」「社会正義」。
サンダース支持層がここまで大きくならなかったら、メインストリームのヒラリーがここまではっきり社会正義方面に振れることは絶対になかったに違いない。

この日の指名演説で、ヒラリーは、
「90%の富をほんの一握りの人が握ってる。これをなんとかしなければ」
「フルタイムで一生懸命働いている人が貧困レベルということがない社会に」
「企業にはもっとお金を出してもらう。国内で仕事を増やさせる」
 さらには
「大統領になったら、サンダースと一緒に、大学を無料にする」
とまで言った。
そのとき、会場にいたサンダースが「Yeah, right(ホントかさ。よくゆうよ)」といった感じの憮然とした顔をしてるのが映っていたのが印象的でした。(そのように見えた)。

初の正式な女性大統領候補として指名されたことを誇りに思うと言って「(それまでガラスの天井と言われていた)障害がなくなれば、誰にとっても無限の可能性が開けるのです(the sky is the limit )」 という、輝かしい宣言で締めくくった党大会でした。

今回の大統領選挙は予備選の前からほんとうにもう何も見たくなくて、アメリカはもしかして大統領制をもう止めたほうが良いのではないかと思っていたのだけど。

ヒラリーはどうして嫌われるんだろうか。ヒラリー嫌いという人の話をきくと、どうも生理的に反発しているようなニュアンスを感じることが多い。恐いママの記憶が呼び覚まされたりするのだろうかw


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水玉の原点と竹橋のビルディング


竹橋にある国立近代美術館の、草間彌生さん1950年の作品。ライトでてかってる。

今まで見た草間彌生作品の中で、一番好きだ。
あの水玉の原点はここにあったのか!と、勝手に納得。

いや全然違うのかもですけど、これを見たら、なんだかほかの水玉作品も身近に感じるようになった。

近代美術館の常設展は、大人430円、学生130円!で、近代から現代までの素敵な作品がいっぱい見られるので、かなりコスパが良いです。

皇居もすぐ目の前で広々しているし、東京駅もブラブラお濠沿いに歩いて30分足らずだし、東京見物のマストゴー。となぜか売り込む。


 橋をわたってすぐとなり、竹橋駅の上にある毎日新聞社の入ってるパレスサイドビルディングビルも、昔から好きなビル。

すっきりしていながら、細部がかわいい。愛想のいいビル。とっても60年代。
1964年完成ですって。

昔はこの中に「輪転機」があって、新聞を刷っていたんですよ。


正面玄関のこの妖怪っぽいヒサシと階段も素敵だし、エレベーターホールがすごくカッコいいんですよー。

スタートレックに出てきそうでしょ。
ちゃんとした写真撮れなかったので、パレスサイドビルのサイトからお借りいたしました。


この階段も素敵。

地下は昭和な感じのレストラン街になっていて、それもまた味わい深い。
おいしい定食が食べられそうな感じです

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2016/07/26

神様は分解できるのか


ぽんず単語帳をひさびさに更新しました。

Reductionism という単語について書いてます。
この単語は、先だって宗教学の講義で初めて出会って、それからずっとモヤモヤと気になっていたもの。「還元主義」という訳語が定着しているようですが、この漢字の字面からはまったく、reductionismという憎々しく思われているニュアンスが感じ取れない。信仰を持つ人の多くから激しく忌み嫌われている概念です。

単語帳のほうで紹介してるレノックスVSドーキンスのビデオも宗教学の講義で見て、すっごく面白くて、ドーキンスにがつんと言ってやりたいことがあって(笑)、これを書きました。日本語で書いてもダメだけどw

先月から、うっかりセーラー服おじさんにのせられてw、メルマガの「デジタルクリエイターズ」にも記事を掲載させていただいてます。「神様は分解できるか」はそちらにつけたタイトル。

そちらに掲載するという頭があるものだから、余計な力がはいって風呂敷を広げすぎ、何日かうなされた。

書くということは、自分が知っていることがどれほど少ないかを再確認する作業でもあります。
いったん人に伝えようとし始めると、正確に知っていること、正確に覚えていることがどれほど少ないかに気づいていつもいつも愕然とする。

書くのも読むのも、5倍速でできると人生いろいろ楽になるのに。


頭がそれほど良いわけではないのに、いろんなことをしようとしすぎるのが私の業の深さ。

CTちゃんにはいつも呆れられている。「とも蔵っていつも、やらんでいいことをわざわざするよね」。はいその通りです。

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2016/07/25

代官山の恐怖スポット

お堀端の観光客。
東京はなんといっても皇居とその関連施設があるから緑が多いよね。


 2年前も何度か行った丸の内JPタワーのKitte。
なんだかここは好きなビル。東京にしては珍しく外観が保存されているのも好きだし。
ファサードだけかと思ったらそうじゃなくて、構造ごと保存されているんだそうです。


吹き抜け空間もいいし、中に入ってる店も魅惑的すぎる。とくに4階が危険。
今回も中川政七商店その他で散財。

Mちゃんファミリーに連れていっていただいた、代官山ツタヤのむかいにあるオサレレストランにて。ケヤキの木が素敵。

うちの息子とよくハワイで遊んでくれたSくんとSくんパパにも再会。嬉しかった!頑張れ受験生ー。また近々ね!!


そしてMちゃんは、そのすぐ近くの恐怖スポットへも連れてってくれた。
エジプト大使館ww 
「すぅっごく恐いのよ〜〜」って、怖がられてもw


たしかにいろんな像に三方を取り巻かれているのが、超意味ありげ。

この近くには小さな古墳の上にある不思議な神社もあったりして、意外なことに奇妙なスピリチュアルスポットなんですね。東京面白い。

日本日記はまだ高野山遠足日記が残っているのだけど、いろいろ立て込んできたので、もう少し後でアップします。


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2016/07/24

N駅と黒い花


東京国立近代美術館の日本画コーナーいりぐち。福田平八郎「雨」。

この美術館は毎年常設展の内容を変えるけど、これは有名な絵なので、きっと永遠に展示されているのでしょう。雨が降り始めて水玉もようになっている瓦屋根を描いたもの。



このキノコ的な椅子たちが好きだ。ここに座って植物や雨や美人の画を眺めていると、ありがたーい気分になってきます。


わたしは美術に教養が深いわけではないので、この美術館に行くたびに自分にとって新しい画家を「発見」できるのも幸せ。

今回は松本竣介という画家にフォーリンラブ。

これは「N駅近く」という画の一部。「

N駅」は西武新宿線の中井駅だと説明に書いてあった。わたしは子どものころ西武新宿線の下井草に住んでたので、中井ってすごく身近。
降りたことないけど何百回も通過した。こんなところで親近感。

これは昭和15年、太平洋戦争の始まる前年の作。

当時の「前衛」画家だったそうなのだけど、このドライで繊細で都会的な画面がむちゃくちゃ好きです。


これも同年、昭和15年の作「黒い花」。の下半分。半分ですみません。
魚とハイヒールが気になって。この色といいモチーフといい線といい、素敵すぎる。
 
戦争直前の東京に、こんなに都会的な世界があったんですね。これから国が滅ぶような戦いになだれこんでいく前の年の作品だと思うといたいたしい。


松本竣介さん、昭和17年の自画像。アラ素敵。
やっぱり都会的だ。都会的ってなんなんだろう。さっぱり淡々としていること。力んでコブシを回したりしていないこと。洒脱さ。感情を強調しすぎないすっきり理知的な線。


もう一人、立体作品で好きな人を発見。 若林奮(いさむ)の「2.5mの犬」。なんだか馬鹿馬鹿しいところがみごとにツボ。


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2016/07/23

藤田のノモンハン


竹橋の近代美術館。明治から現代までの、主に日本の画家たちの作品ががっつり見られる常設展が好きなので、必ず行きます。

お濠を望む「眺めの良い部屋」。



収蔵品がいっぱいあるので、毎年展示の内容が変わる。

前回行ったときにサイパン玉砕を描いた藤田嗣治の戦争画に衝撃を受けたので、ぜひ今回も見たいと思っていたら、今年展示されていたのは違う絵でした。

『哈爾哈(ハルハ)河畔之戦闘』。ノモンハンの絵。

ノモンハンで戦闘にたずさわった将校から、部下の鎮魂のために描いてほしいと頼まれたそうで、実はもう1枚、日本兵の遺体が累々と積み重なる悲惨な絵もあったのだけれどそれはどこかになくなってしまったと説明があった。


この絵は、南洋の玉砕を描いた絵とは違って、ぱっと見戦争画とは思えないようなのどかな色彩。日本兵がロシア軍の戦車に向かって攻撃をかけている場面なのだけど、画面はとても静か。

薄いブルーの空に綺麗な雲、地平線まで続く柔らかな草原。そこに走り回る、地面の色の兵隊たちと、同じ色の戦車。

音が消された映画の画面を見ているような感じ。遠くで多くの戦車が煙を上げているけれど、全体に明るいこの野原そのものが、もうこの世のものではないようだ。


そして画面の真ん中に描かれているのは、草原に咲く花。

これが鎮魂のための絵だという説明には納得。

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とらのもんと妖怪たち


東京の最先端ビル、虎ノ門ヒルズというところに行きました。広告代理店や、あのアンダーズ東京がはいってるお洒落ビルです。

そしたら入り口にこのビルのキャラクターが。その名も「とらのもん」……。
ちゃんと藤子プロ(c)の公式キャラだそうです。

どうして日本の人はこうまでキャラクターが大好きなのであろうか。


別の日、愉快な広尾マダムMちゃんと『大妖怪展』へ。(@両国:江戸東京博物館)
百鬼夜行図から円山応挙の幽霊絵、浮世絵、そして妖怪ウォッチまでありとあらゆる物の怪の図が展示されてましたが、水木しげる先生の妖怪がフィーチャーされていなかったのはなんといっても片手落ち〜〜!

自然現象はもちろん、音(こだまとか)やモノまでが妖怪化していたことと、日本人のキャラクター好きはきっとつながっていると思う。


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2016/07/21

パワースポットで桃を買う



吉祥寺ハモニカ横丁。吉祥寺は癒されるパワースポット。(個人的に)
吉祥寺は10代のほとんどを過ごした町なので、故郷のようなもの。
用がなくても気づくとふらふらと行ってしまう。

今の拠点(弟Sんち)からは決して出やすくはないんだけど、買い物があると吉祥寺へ。
そしてやっぱり、買い物しやすい。完全に条件づけされている。

反対に、渋谷に行くとなんだか無駄にぐったり疲れる。


ハチ公前交差点は写真を撮る外国人観光客だらけでした。


とにかく白桃が食べられて嬉しかったです。これだけで今回の旅の目的は果たしたようなもの。
中央線沿線の方、桃を買うなら吉祥寺ですよw。
ハモニカ横丁わきの果物やさんが山梨の桃園から産直のを売ってます。ここのはほんとに安くて美味しかった!大きいのが4個で1000円とか。


東京滞在中のある日の夕飯。スーパー買い出しに行って弟ハウスで作った日。
しじみ味噌汁、鯵たたき、鮭、厚揚げ、ほくほくの山芋に青じそと梅。野菜売り場で野菜たちの美しさと安さに興奮して買いすぎる。
ミョウガもオクラもなすもピカピカだ!
山芋もシアトルで買うのより、水分が多くて食感がふんわり。そして安い。
京王ストアに毎週買い物に行きたい。


新宿ビックロにも観光客むけに「TAX FREE」の看板でてた。

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四万六千日とホウズキ猫


東京滞在の最後、めたくそ暑い日曜日に浅草寺に行きました。

浅草駅を降りると、異常な人混み。

そして激混みの雷門には、さらになにやら人だかりが。


ををを!?
仁王門でみんなの注目を浴びているのは!


ほうずき猫…!!


ぴくりともにせずに仁王門に座りつづけてました。
周囲に飼い主らしき人もなし。なんなんだ君は。


とにかく混んでました。
コスプレっぽい不思議なコーディネートで浴衣を着ている若者が多かった。



まるで初詣のような人出!


なんとこの日はたまたま、「四万六千日」のほうずき市の日だったのでした。

この日に参拝すると四万六千日参拝したのと同じ功徳があるというのです。
一体誰がそんなことを言い出したんだ?


(ブリタニカ百科事典:引用)
もとは「千日詣り」といい,本来はこの日に参詣すると 1000日参詣したのと同じ功徳が得られるとされていたが,享保年間(1716~36)頃から 4万6000日参詣したのと同じ功徳があるとされ,「四万六千日」(しまんろくせんにち)と呼ぶようになった。
(ここまで)

だそうです。享保年間に1000日から46倍のインフレが起きたらしい。


年になおすと126年分です! 江戸時代の平均寿命からしたら人生2回分か!!


そしてなぜホウズキなのか。
巨大なホウズキも売ってました。でかい。これは一枝500円。


鉢植えは、たしか2500円均一でガラスの風鈴つき。
都内に家があったらうっかり買って帰るとこでしたが、さすがにホウズキは持って帰れない。



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