2014/08/31

雨のクィノルト・ロッジ


クィノルト湖畔にあるQuinault Lodge(クィノルト・ロッジ)。

1926年建築の、雰囲気ある建物です。

通年営業で、宿泊代もけっこう高いんだけどわりにいつも予約がいっぱいの人気ロッジです。

今回はランチだけ利用。

ランチもハンバーガーで15ドルくらいと、けっこうお高めです。



ついたのがもう2時頃で、ランチ営業はそろそろおしまいだったのだけど融通をきかせてくれた。

スタッフはとっても親切で、どこから来たの?どこ行った?とあれこれローカル情報を教えてくれました。

チキンカレーサンドイッチ、友人Mはハンバーガー。

観光地のお値段で内容ですけど、普通においしい。



ルーズベルト大統領も来て泊まったという由緒あるホテルらしい、落ち着いたロッジのダイニング。
ダイニングの名前も「ルーズベルト・ルーム」といいます。



窓辺にハミングバード用のお食事処がありました。


雨の日の遠出もなかなか風情があります。

この先をあと1時間くらい北上すると、数年前に『トワイライト』で盛り上がった「バンパイアの里」フォークス。

私は原作も読んでないし映画もちょっとしか観てないんですが、クィノルト湖とロッジも映画の舞台になったそうです。



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2014/08/30

クィノルト湖畔の千年トウヒ


しばらく前ですが、7月の雨の週末、オリンピック半島のLake Quinault(クィノルト湖)に行ってきました。

 ここです。

シアトルからだとクルマで3時間弱。
「クィノルト」はこのへんのネイティブ部族の名前です。

このへんからオリンピック半島一帯に、有名な温帯雨林がえんえんと続いています。

クィノルト湖の北側は世界遺産にも指定されている国立公園の「Olympic National Park」ですが、
湖の南側に国有林の「Olympic National Forest」の管轄の、とても整備がいきとどいた森の小径があるので、今回はそのトレイルを散歩。 ぐるっと1周、約3マイル(5キロ弱)。

パーキングに取り付けられている木箱に、1日の利用料金5ドル(クルマ1台につき)を支払ってトレイルへ。
 

連邦政府の管轄だけあって、ほんとに整備がいきとどいてる。

下生えが生い茂っちゃってて標識もないことが多い州立公園のトレイルとは大違いです。

連邦政府は以前より国立公園の予算を削ってますけど、それでも国立公園に行くといっつも、ピカピカの施設の立派さにびっくりしてしまいます。なにもここまでピカピカにせんでもいいのに、と思うこともある。

歩きやすいトレイルはありがたいですが。


このへんの森は年間12フィート、約3.7メートルの降水量があるんだそうです。

シアトルも雨が多いけど(シアトルの雨は年間約1メートル)その3.7倍です!!


太平洋からの湿った風がオリンピックの山にあたってじゃんじゃん雨を降らせていくので、だから植物の成長がすさまじい。

温帯雨林というだけはある。どこもかしこも苔で覆われてます。


倒れた木は虫や微生物や腐食作用で少しずつ溶けるように森に埋もれていく。
大木がすっかりこうやって消費されるまで、約100年かかるのだといいます。


プリンみたいな古い木の株に根を張ってるダグラスファー。
木を見てると、ときどきゾッとするほどすさまじい生気を感じることがあります。



これは、多分、このあいだ別の森で会ったダグラスりす/チッカリーくんの親戚。


夏は森じゅう、動物たちの食べ物でいっぱいです。黒い実の<ナニカシラン>。


赤い実の<ナニカノベリー>。


森の主、バナナスラッグさん。


1周3マイルのトレイルは、いくつか小さな流れをわたって、クィノルト湖の湖畔に出てぐるっとパーキングに戻ります。


ここのトレイルはほんとに手軽にほとんど靴を汚さずに歩けるので、小さなお子さん連れでもお年寄りでも全然大丈夫。

樹齢何百年というダグラスファーの巨木もあり、レインフォレストの要素が幕の内弁当のようにいろいろ楽しめます。



3分の2くらい歩いたところで道をわたって湖畔に出て、あとは湖畔をパーキングまで戻ります。


晴れていれば対岸にオリンピック国立公園の山々が見えるはずなのですが、こんな天気でまったくなにもみえず。


それでも雨の中、カヤックで湖に出ている人もあった。

もう少し先に行くと、「世界一大きなトウヒ」があります。


シトカ・スプルース(sitka spruce)、またはベイトウヒ。
高さは約58メートル、樹齢は約1000年と書いてありました。

このほか、ここからすぐ近くに、といってもトレイル沿いではないので簡単に見に行くことができませんが「世界最大のダグラスファー(ベイマツ)」があり、湖の北側には「世界最大のレッドシダー(ベイスギ)」もあるそうです。

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2014/08/28

道のいすの謎 


きょう午後、シアトルはフィニーリッジの街角で。

シアトルの住宅街の道路には、四つ角の真ん中によくこの「ROUNDABOUT(ラウンドアバウト)」という丸い緩衝帯がもうけられてて、住宅街の中をクルマが飛ばして通り過ぎたりできないようになっています。

場所によっては近所の人がきれいに花壇を作ってたり、木が生えてたりするのですが、今日通ったラウンドアバウトには、ピンクの椅子がありました。

しかも昔の美容院にあったようなドライヤーつき。

これはきっと、自宅用だったんでしょうね。『MADMEN』のベティーみたいなきれいなお母さんが毎晩寝る前にカーラーを巻いてドライヤーをかぶってテレビをみていたのかもしれません。

バラードのあたりの住宅街ではこのように家具が道端(この場合は「道のまんなか」ですけど)に放置されていることが多い。

とくにアパートの多いうちの近所では、ほぼ毎日なにかしらが置いてあります。


今日、うちの近くのよくいろんなものが捨ててある角にあったのは、10人は並んで座れそうな、黄金のソファ。いったい、どこでどのように使われていたのか。そしてなぜここまで持ってきて放置したのか。

「FREE」って…。

 少し前には、この同じ場所に緑色の便器が置かれていました。

それもこれも、いつの間にかいつもなくなっているのが、謎。

大分前にうちの少年がこの付近からキングサイズのベッドの古いヘッドボードを拾ってきた。
しばらく自分の部屋で本棚として使用してたんですが、デスクを追加して模様替えをして狭くなったので半年前くらいから勝手に玄関の前に置きよって、邪魔で仕方ない。

ようやく夏休みになったので(夏期学期をとっていたので先週まで学校がありました)、夏休み中にもとの場所に戻してくるようにきつく命じてあります。

この黄金のソファとか緑の便器も、いつか誰かが拾って何かに利用するのか、それとも行政の人が回収しにくるのか、謎です。


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2014/08/27

クランベリー豆と花韮


先日ファーマーズマーケットで綺麗なフクシア色の豆をみつけて買ってみました。
 (「フクシア色」という色を最近覚えた。)

Cranberry beans/クランベリービーンズというそうです。

八百屋のお兄ちゃんにどうやって食べるか聞いてみたら、「普通に茹でてもいけるよ!エダマメとかそら豆みたいに」と言うので、でもエダマメはさやごと茹でるけどそら豆はさやから出すよな、とちょっと悩み、この鞘はそら豆に近いよね、と思って剥いてみました。



中もジェリービーンズのようなかわいい模様。でも茹でると、この色はほとんど消えてしまいます。

量も少なかったので、単に固めの塩ゆでにして肉料理のつけあわせにしました。
ほくほくしていて美味でした。



こちらは猫ママ、Nさんの素敵な庭で頂いた花にら。シンプルにごま油で炒めても、豚肉とあわせて炒めても、超うま。

野菜がおいしい季節です。


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2014/08/26

猫とラーメン


快晴続きのシアトル。あーーーつーーいー。本日は31度Cなり。

体が暑さになれていないので、疲れやすい。こまめに水分補給をしないとすぐ脱水症状になってしまうので要注意。



またカークランドへ猫シッターに10日ばかり来てました。

猫たちは気持ちよく眠れる日陰を見つける天才。


さてさて最近イーストサイドに軒並みラーメン屋さんがオープンしてるので、湖のこっち側にいる間に制覇に繰り出しました。


バンクーバーにもある「陣屋」は、実はけっこう前、ベルビューに出来たてのころに行ったんですが。うーん。私は特に何もスイッチが押されなかった。
プレゼンテーションは素敵ですが。


でも餃子がね。ちゃんと整列してないででてきたのは初めてで、ちょっと笑っちゃいました。陣屋さん。




そして!真打ち登場の山頭火さん。ここはもう米国に何店舗も展開してるだけあって、さすがに抜かりがないかんじ。お店の外観も内装もスキがありません。


 素材もおシャレですねー。



ベーシックにとんこつ塩ラーメン。大盛りだけじゃなくて「小盛り」もあるのが嬉しい!
小盛りにしたけど、これなら普通盛りでもいけたなと思いました。

これこれ、こういう豚骨スープが食べたかったんです! 小梅が入ってるのがまたうれしい!

シアトル地域にようやくラーメンの夜明けがやってきた!と友人と手を取り合って感激の夕べでございました。

そしてそのすぐはす向かいにオープンしたのが「COCO」というカレー&ラーメンのお店。
あのカレーハウスの「COCO壱番」とは何の関係もないそうです。

みるからに韓国系のお店で、内装とかは超適当、でもリーズナブルで、カレーはでっかい洗面器みたいなお皿に出て来るので、ティーンエイジャーを連れて行くにはうってつけ。
同行のKさん、カレーもふつうにおいしいと完食してらした。


いちばん韓国チックな「キムチボルケーノラーメン」をたのんでみました。
ものすごく辛そうな名前だけど、実はボルケーノというほどでもない。辛さは豆腐スープのマイルドよりマイルドなくらい。

ごまっぽいクリーミーなスープで、キムチととろとろになるほど煮込んだ牛肉がはいってて、おいしかったです。ユッケジャンスープ風というか。

COCOと山頭火で急にベルビューにラーメンストリートができちゃいました。これでラーメンのためにポートランドやバンクーバーまで行かなくても良くなった!  願わくは、早く湖の西側にも開店してほしいものです。

以前に行ったポートランドの日本人経営のカレー屋さん「KALE」のカレーも、冷凍のが宇和島屋さんで手にはいるようになったようです。めでたし!


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2014/08/25

シアトル行き飛行機の窓から見えるのは


日本からシアトルへの飛行機(デルタ便)では、シアトルに近づくと右側の窓からは「タコマ富士」レーニア山とシアトルの町並みが見えますが、左の窓から見えるのはピュージェット湾の島々。



 これはこの間行った、ダンジェネス砂嘴のようです。すごくわかりやすい地形!
こうして空から見ると、なるほど、砂がさきっちょのほうにもたまってるのが良くわかりますね。

タコマ富士とスペースニードルが見えなくてちょっとガッカリでしたが、ピュージェット湾の島々の風景もめったに上空から見られる機会はないので面白かったです。

ハワイからの便はもっとずっと南の、アバディーンのあたりから内陸に入ってI-5の上に沿うようなルートで北上しましたが(途中で建設の止まった原子力発電所が見えてええっと思ったのをよく覚えてます)、羽田からの便は「北回り」なんでしょう。
カナダのあたりから斜めに入ってきたようで、バンクーバー島が見えました。



このヘビがのたくったような形の島は、ウィドビー島にちがいない。

羽田を深夜12時すぎに出て来るシアトル行きのデルタ便、時間が時間だけにほかの便よりちょっと空きが多かったのでギリギリで予約が取れるし、東京で1日遊んでから乗れるというメリットはありますが、到着が5時から6時の超渋滞の時間帯なので、クルマで迎えに来てもらうときにはかなりの余裕が必要です。


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2014/08/24

東京風景


いちおう都内の、多摩川の近くにある弟んちの目の前にある素敵な田んぼ。
小学生男子がランドセルをあぜ道に放り出してオタマジャクシに夢中の図に、ぐっときました。
「なに捕れた?」て声かけたら、何このヘンなおばさん、て驚いた顔して無言で逃げていきました。東京の子だ…。東京の人は知らない人に話しかけないんでしたね。

6月はカエルが毎晩大騒ぎ。昼間は大きな白鷺がゆうゆうと食事にきてました。

白鷺的には、時間無制限食べ放題バイキングみたいな状態ですね、きっと。


ジョージ・クルーニーが爽やかに振り返る広告の「キモチイイ」というコピーが微妙にイラっとくる、うだうだ暑い駅と電車の中。

以前にくらべて弱冷が徹底されてて、それも驚いた。
ハワイみたいに屋内もバスもキンキンに冷やし過ぎなのよりずっと良いけど、6月の時点で電車の中が若干暑いレベルだった。
今頃ははたして皆さんどのようにお過ごしなのでしょう。お見舞い申し上げます。



 各方面で節電がますます進んでるのがありあり。アメリカにもぜひぜひぜひ見習ってほしいものです!


その一方でお利口な自動販売機も登場してました。スゲー。


原宿の裏通りで、なんだか気になってしみじみ見てしまったかわいいラクガキ。ピンクのバケツと自転車が補完している。


大雨に降られた日の、有楽町ガード下。がっつり昭和の風景。


築地の海苔やさんのイカしたチャリ。ここの海苔やさんの無添加海苔佃煮は極上でした。


歌舞伎座が建て替えられたって聞いてなかったら、全然どこが変わったのかわからなかったと思う。


後ろに新設されたオフィスビルの、ほんとに見事なまでの目立たなさ。素晴らしい。


恵比寿から広尾へ歩く途中で遭遇した、謎の首。
 

東京滞在の最終日、欲張って出歩いて、またもやN嬢に案内してもらった、原宿の激ウマ!カレーうどんのお店。
揚げ出しなすと出し巻き卵も追加注文。出し巻き卵うまかったけど巨大すぎて食べきれなかった。このカレーうどんは次回も必須!!


また行きたいすぐ行きたい。東京であそんでくれた皆さん、ほんとにありがとうー。また近いうちに!


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